表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/88

芦屋姉妹

昔、芦屋姉妹は、アニメで見たものを現実化してしまった。表向きはオフィスビルだが、実は『要塞』だ。

オスプレイは一応、EITO大阪支部所有だが、実際は芦屋の所有物の無料貸与だ。

何でそこまで?と何度も反芻するが答は出ない。三人は、総子を『年の離れた妹』として溺愛している。そして、総子のEITOでの活躍を楽しみにしている。

〇月〇日。

仮の施設でEITO大阪支部はスタートをした。俺は全然知らなかったが、スポンサーである、芦屋財閥の、三つ子の芦屋三姉妹は、大前管理官とも、何と総子とも知り合いだったようだ。大前は大阪府警勤務時代に知り合い、総子は中学校の時に、一時的に引っ越して来た芦屋姉妹と仲良くなったらしい。芦屋財閥は、東京本部にもスポンサーになっているらしい。道理で資金繰りが簡単にできる訳だ。警察官のOBや自衛官のOBから出資して貰っていると斉藤理事官は言っていたが。恐らく一部だろう。

芦屋三姉妹の両親は航空機事故で一度に亡くなっている。三女の三美が全ての事業を引き継ぎ、一美は警察官になり。二美は自衛官になった。三人は、陰になり日向になり総子を助けている。きっと、何か裏があるに違いない。いつか、調査してやろう。

〇月〇日。

総子達所長夫妻は、アパートを引き払い、三美が経営するオフィスビルの『内側』にある、分譲マンションに引っ越した。

2人は、分譲マンションなのに、『無料の』賃貸マンションとして住んでいる。しかも、お手伝いさんまで、無料だ。お手伝いさんは、芦屋の社員らしいが、オフィスビルの『内側』にある、『社員寮』に済んでいる。『裏山』があり、そこからオスプレイが出撃する。

昔、芦屋姉妹は、アニメで見たものを現実化してしまった。表向きはオフィスビルだが、実は『要塞』だ。

オスプレイは一応、EITO大阪支部所有だが、実際は芦屋の所有物の無料貸与だ。

何でそこまで?と何度も反芻するが答は出ない。三人は、総子を『年の離れた妹』として溺愛している。そして、総子のEITOでの活躍を楽しみにしている。今の俺に分かるのは、そこまでだ。総子はやがて、2足のわらじではなく。EITOの『偉いさん』になって行くのだろう。興信所は、我々でなんとかやって行くさ。頼もしすぎる、後輩よ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ