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④アラスターの任務

 男は椅子の方を指で差し、「座って話そう。」と言った。

 アラスターは軽く礼をし、椅子に座った。

「ちょっと今忙しいから、簡潔に言うね。」

 男はそう言いながら椅子に座った。

「お忙しい中わざわざありがとうございます。」

 アラスターは再び礼をした。


「最近ここ久城市で不思議なことが起きているのは知っているね。ま、例えば心霊現象とか、未確認生物とか。」

「はい。俺たち<エスペレノーヴァ>はこれらのことが魔法に関することだと推測しております。」

「さっすが期待の新人君!君達が推測した通り、魔法関連だ。てことは、レーナ君が死亡したことも知っているね。」

「はい。あの時は思わず目を疑いました。」

 アラスターはポケットに入れたスマートフォンに触れた。

「やはり、慣れないですね、誰かの死は。」

「私も同感だ。で、レーナ君を殺したクソ野郎どもは、前々からなぎささんが追っていたんだ。

 レーナはそのクソ野郎どもの集団に潜入していたんだ。しかし、バレてしまい殺された。

 なぎざさんは我らが<火消し屋>の最高幹部の1人で、おそらくあいつら(クソ野郎ども)もなぎささんのこと(恐ろしさ)知っている。なぎささんの派閥があいつらを追ったとしても、隠れているはずだ。」

 男は自身の紫の長い髪を指に巻きながら言った。

「あいつらは一応<違法鍵>を扱う馬鹿どもだ。我々は無視することは出来ない。

 そんで、大体の違法野郎に知られておらず、かつ戦闘力が高い派閥が有利になる。」

 

「俺たちに白羽の矢が立った、ということですね。」

「そのとーり! ま、でも任務を受けてもらうのは君だけなんだ。」

「何故ですか?」

 アラスターは首を傾げた。

「他のメンバーは、そろそろ高校の定期テストだろ?それに、あのクソ野郎どもは平気で人を殺す奴だ。あの子らとあいつらを合わせたく無い。」

「しかし俺は、幼い頃からそう言うのを経験しているから、ですね。」

「あぁ。けど、この任務は戦闘メインでは無く、あくまで追跡だ。あいつらの拠点が見つかり次第、すぐに連絡してくれ。」

 男はそう言うと、椅子から立ち上がった。そして、指をパチンっと鳴らし、どこからか槍が現れた。

「<魔導具マニア>が君に、だそうだ。前に君が彼らを守ってくれた御礼らしい。」

 男はアラスターに槍を渡した。アラスターは槍をじっくりと観察した。

「これは、、。魔導具?」

「<魔導具マニア>曰く、魔導具と槍を合体させた物って聞いたな。名は<魔槍ラドン>。」

「ラドン・・・。!? もしかしてその時に壊れた槍が魔導具に!?」

 アラスターは驚いて、椅子から勢いよく立ち上がった。


「あとこれを。」

 男はアラスターに一冊の本を渡した。

「これは?」

「その魔槍の説明書だ。目次にある二次元コードを読み込めば、情報端末で使い方の動画説明が視聴できる。<魔導具マニア>達は動画を優先して視てほしいそうだ。」

「分かりました。」


「それじゃあ頼んだよ、アラスター。報連相を忘れずにだ!」

「はい!行ってきます!」

 アラスターは男に礼をし、エレベーターに乗って下に降りて行った。


  


       


         ー同時刻ー



「おい!さくらこ!さっさと飯をもってこい!腹が減ってしょうがないんだ!」

 さっきまで可愛いぬいぐるみだった物は、傲慢な怪獣となっていた。姿は変わらずぬいぐるみのままだが。


「ちがう・・・。」

「あん!?」

 桜子は床に座り込んで泣いていた。


「想像してた声と性格が、ぜんっぜんちがーーーーーう!!!」




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