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プロローグ
「この鍵はね、この世界ともう一つの世界を繋ぐ<魔法の鍵なんだよ。」
「魔法のかぎ?」
「そう、魔法の鍵。この鍵には純粋な魔力が込められてる。これがあれば魔法が使えるのさ。」
「まほう?」
「うん。魔法はこの世界ではあり得ないことが起こせる奇跡の力だ。」
「すごい、、。」
「あぁ凄い力だ。そして、世界で公になってはいけない力でもある。」
「・・・・。」
「想像が好きな君なら分かるだろ?」
「桜子は妄想が好きなだけで、、、。」
「この鍵を見つけ、世界の秘密も知った君は、もう元の生活には戻れない。」
「どんな生活になるの?」
「誰も経験したことがない人生になる。なにせ夢が現実になるようなものだから。」
「夢が、現実に?」
「さて、桜子。決断の時だ。
今までと変わらない、叶うはずのない夢をみる人生か
それとも、過酷で残酷だが、夢が叶う人生、
どちらを選ぶ?」