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冒険者パーティーを追放~「戻って来いと言っても知らないからな」と言ってパーティーを抜けた俺は、魔眼の力を使い最強冒険者を目指します~  作者: 夢見叶
第三章 ダンジョン調査依頼と新たな仲間

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五十八、報告と報酬

 俺達が冒険者ギルドへ到着すると、既にミラーさんが、ある程度の処理を終えて俺達の事を待っていた。


「ミラーさん、もうお仕事は大丈夫なんですか?」


「はい、ゲルド達件については既に終了しております。今回はギルドマスターからの注意と言う形で終了ですね。後、罰として一週間の冒険者としても活動停止と、今後クリスさんには近づかないことを約束してっ貰いましたよ」


「そうですか」


 クリスが一安心といった顔をしている。どんなにひどい相手にも慈悲に心を忘れない。クリスは本当にいい子だ。


「それではマイルさん、今回のダンジョン調査依頼の精査に入りますね」


「分かりました」


 俺達は受付へと通される。ここ最近ミラーさんは俺達の隣にいたために、向かい合っているのが少し懐かしく思う。って言っても、たった一週間ほど前の話なんだけどね。


「今回のダンジョン調査依頼の結果ですが全フロア制覇となります。それに合わせて、ギルドマスター権限で、アリスさんとクリスさんのランクアップとなり、アリスさんはBランク、クリスさんはCランクになります。そして私も、ギルドマスターよりAランクの昇格を言い渡されました」


 メンバー全員のランクアップが告げられた。クリスの昇格の可能性は感じていたが、まさかアリスにミラーさんまでランクアップするとは思ていなかった。まあ、ミラーさんの権限を使ってギルドマスターにお願いしたら何とかなってしまうんだろうな。これって職権乱用ではとも思うが、それは言わないでおく。後が怖そうだから。


「それともう一つ、ギルドマスターからマイルさんに、二週間前のモンスター襲撃戦の特別報酬の準備が出来たと伺っておりますので、後程ギルドマスターの元へお願いいたします」


 それからミラーさんより、調査依頼の報酬を受け取り俺達はギルドマスターの元へとやって来た。


「っよ! マイル」


「お疲れ様ですギルドマスター、それで特別報酬ってなんのことなんですか? あの時の報酬ならSランクへのランクアップと大量の報酬を頂きましたよ」


「おいおい、大量のモンスターに古龍の討伐、その報酬があれぽっちなわけないだろうが」


 いやいや、あれぽっちって言うけど、結構な額の報酬だったぞ。それに、AランクからSランクへの昇格だって本来であればそう簡単にできることではないはず。これだけで十分なのに、まだ報酬がるのかよ。


「それで、報酬は何が良いか迷ったんだがマイル、ホームが欲しいんだって」


「ああ、アリスとパーティーを組んだ時、いつかはホームを買おうと約束したからな」


「それが今回の報酬だ。かなりいい建物を用意してある」


 ギルドマスターは俺達に地図を渡してくる。


「だが、俺達がここでずっと冒険者をやっていくとは限らないぜ! もしかしたら他の町に行く可能性だってある。だから、ホームは慎重に決めようと思っていたんだ」


 今回のギルドマスターの提案には報酬と言う名目で、俺達をこの町に縛り付けようとしている。それに、俺はアリスと、拠点を置くなら王都にしたいと話していた。そのため資金はあるが、この町でホームは買わなかったのだ。


「その時はその時だろ。今回は俺の奢りだ。もしいらなくなったら言ってくれればいいさ」


 なんて気前のいい発言。そう俺が思っていると、


「ギルドマスターは、二週間前マイルさんが古龍を討伐したことで王都にある冒険者本部より特別報酬を貰っているのです。それに、マイルさんのSランク昇格でも別途で報酬が出ています。今回のホーム購入などはした金くらいにですね」


 ミラーさんからの暴露。ギルドマスターは明後日の方向向いて、口笛を吹いていた。


「そう言うことなら有難くいただいておきます」


「そうかい。それと、一週間後にギルド本部からマイルへの古龍討伐の報酬が届くから楽しみにしとけよ」


 まだあるんかい! 心の中で突っ込むのであった。

 最後までお読みいただきありがとうございます。

これで第三章終了となります。次から第四章に入ります。


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