表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者パーティーを追放~「戻って来いと言っても知らないからな」と言ってパーティーを抜けた俺は、魔眼の力を使い最強冒険者を目指します~  作者: 夢見叶
第二章 事件と決着

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/68

三十四、反撃

 俺は頭を下げるのを途中で止める。


「どうした! こいつがどうなってもいいのか!?」


「いや、そろそろ大人しくしておく必要もないかと思ってな」


「はあ?」


「そうですね。弁明の余地もあるかと思いましたが、どうしようもない人達のようですしね」


 アリスは俺の言葉を聞きニヤリとする。正直俺は限界に来ていた。たぶんアリスもだろう。だが、ここでもしこいつらに反省の色が見えたら不問にして、手打ちにする気でいた。だが、俺達の言葉も通じない、反省もしないのであれば仕方がない。


「自由に戦っていいぞ。もしもの時は俺がサポートする」


「分かりました」


 アリスは身体強化のスキルを発動、基礎能力を底上げして、ケイルのつま先を踏みつけて少し距離を取る。


「このガキが、何しやがる!」


「ただ足を踏みつけただけですよ? それほど力も入れていないはずなのですが、そんなに痛かったのですか?」


 アリスにつま先を踏まれたケイルは、痛そうにつま先を抑えて目に涙を浮かべている。その姿を見てアリスは凄くいい笑顔をしている。


「私は今色々と怒っているんですよね。あなた方が私の大好きな人をバカにしてきたこと、前回あった時もバカにしてきたこと、マイルさんをパーティーから追い出して傷つけたこと、マイルさんが宴の時、他の冒険者の人とかご馳走とかに目を奪われて私にかまってくれなかったこととか」


 何故か最後の事だけ、俺への怒りではなかったか?


「最後のは関係ないんじゃないか?」


「マイルさんは静かにしていてください!」


「はい」


 アリスさんが凄く怖い。こういう時のアリスには口答えをしてはいけないと俺の本能が訴えている。今は静かにしておこう。


「ガキが偉そうに言いやがって! そこのクズが大好きな人とか、お前も頭がおかしいんじゃないか?」


 ブチ!


「そうね。もっと人を見る目を養った方が良いんじゃないかしら」


 ブチブチ!


「かっこいいのはケイル、最強はケイル、惚れるならケイルがいい」


 プッチーン!


 あれ、何かが切れる音が近くで聞こえてきた気がするが気のせいだろうか?


 俺は先ほどの音が何の音かと思い周囲を軽く見渡して見ると、


「もう限界です。私をバカにするならいいですが、大好きな人をバカにするのは許せません」


 隣にいるアリスが物凄く怒っている。本来であれば俺が怒っているはずなのに。


「さっきは油断したが、さっきみたいにうまくは行かねえぞ!」


 ケイルは剣を構える。俺達を殺す気満々のようである。隣ではキリエが杖をライラが弓を構えている。


「これで俺達の正当防衛成立かな?」


「そうですね。向こうから攻撃を仕掛けてくれば完璧かと」


 アリスがとても悪そうな顔をしている。その顔を見て、アリスをとんでもない子に育ててしまったと思う。


 最後までお読みいただきありがとうございます。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークすると更新通知が受け取れるようになります!


ブクマ、評価は作者の励みになります!


何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ケイルざまぁけっこう面白いです。がんばれ~♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ