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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

一風変わった婚約破棄

ちょっと変わった可愛い、逆行転生悪役令嬢

作者: BrainOfKeios


公爵家元令嬢アンジェラはギロチンにかけられいま刑が執行されようとしていた。


「最後に言い残すことはないか?」


「次があったら絶対に失敗しないわ!!」


「次などない、これで最後だ愚か者め!!」


次の瞬間、ギロチンの刃は落ち、そしてアンジェラの首は宙を舞った。

微笑みを浮かべながら…


「ってなにこれ?逆行悪役令嬢にさらに転生!?」


彼女は混乱していた。

彼女は、日本人の記憶を持ち今記憶を取り戻した転生者だ。


「まだ致命的なことはやってないけど、このままでいると、最良でも婚約破棄で、

まともな結婚相手がいなくなるかぁ…

せめてもう少し前なら…」


そうすでに婚約者である第二王子は、男爵令嬢と仲が良くなってしまっていて

どうにもならない時期だ。


「こうなったら手段は二つ、徹底的にやるか、泣き寝入りするか

ってもう選択肢は実質一つしかないよね。」


その日からアンジェラは文字通り生まれ変わった。

まあ実際中身が変わったのでその通りなんですが。


「フール王子、あなたの真実の愛に負けましたわ、サティ令嬢との中を応援させていただきますわ、ふふふ」


「そ…そうか?」(こいつ何を考えている?)


「ついては、王子の横に立つにはすこし質素すぎるとおもいますので、

装飾品や化粧品などをお世話させてください。」


「?」


「王子、こちらをご覧ください。」


彼女が合図を送ると、台に置かれた宝飾品や化粧品などが持ってこられた。


「特におすすめなのはこちらですわ」


アンジェラが王子の方に見えるように台の上にある箱を開けてみせた。

その箱は小さいながらも豪華で非常に厚さがあるものだった、そして

そこには自ら光りをはなつ宝石があった。


「こ…これは?」


「我が領地で見つかった奇跡の宝石ですわ。」


「た・・・確かに自ら光を放つ宝石など初めてみた。これは国宝とも言えるべきものでは?」


「私が身につけるには恐れ多い一品です。これは次期王妃である彼女がつけるべきかと」


「確かにそれはわかる。」


「これを私から提供されたものと言わずに、王子様からのプレゼントとしてお送りください。」


「いいのか?」


「はい、臣下である私からの王子への今までの感謝と、恋路を邪魔してしまったことへ

のお詫びを込めた捧げものです。」


それから王子を通して、数々の贈り物が彼女に送られた。

すべて王子が準備したものとして…


例を挙げれば、

肌がとても白くきれいにみえる白粉、

自ら光を放つアイシャドウなどの化粧品、

素晴らしくきめの細かい小麦粉を利用した石鹸、


そして1年後、男爵令嬢はこの世を去った。


最初に起こったことは肌荒れだった。

肌が赤くなり治らない。


公爵令嬢は、さらに肌に優しい化粧品や、石鹸などを

王子を経由して送った。


そしてそれは、魔法の治療で治った。


次は、パンが食べられなくなった。

パンを食べると全身に発疹が出る。


パンを食べるのをやめると

それは魔法の治療で直せた。


公爵令嬢は、食べれるものが減った男爵令嬢のために、

とても甘いのに体重が増えない魔法のお菓子を

王子を経由して送った。


その次に、胸が痛いといい出した。


公爵令嬢は、どんなワインも甘くなる魔法の金属の器、

王子を経由して男爵令嬢に送った。


次は、食欲が落ち体重がげっそり落ちた。


公爵令嬢は、東方の王国に伝わる不老長寿の薬と言われる赤い粉薬を

王子を経由して男爵令嬢に送った。


その次に、手足のしびれを訴え出した


公爵令嬢は、どんな怪我や病気でも治るエリクサーを

王子を経由して男爵令嬢に送った。

治らなかった。


その次に、歩けなくなった。

これも治らなかった。


そして最後に下血を始めた。

そして死んだ。


そして、彼女の死を悲しんだが、王族であり未婚であることは許されず

結局、アンジェラと結婚した。


その後、アンジェラとの子が王になり、そしてアンジェラの方が先になくなった。

そして死後見て欲しいという箱に入った、手紙を読んだ。


すでに彼は王ではない。そしてこれを掘り返して罰を与えることもできない。


彼は、絶望し、その次の日に死んだ。

なお社交界では、アンジェラへの愛ゆえに殉死したと言われた。


彼に救いはない


それぞれの内容についてはノーコメントとさせていただいます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 王子が途中でおかしいと気付いて調べれば何とかなったかもしれないのに(^_^;)
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