第20話
とりあえず、この小説ネタが頭から消え去っていたので、終わらせようと思います。orz
伏線回収もせずに終わるってorz
「では、行きましょう」
クレアは親父さんと泣きながら別れを告げた。そして今は、湿地の魔女のいる場所に向かっている最中だ。
この町から行けるということだったらしく、大助かりだ。
「しばらくは、野宿になりそうだな」
シバは頭の後ろで腕を組んでいる。暢気な奴だ。
確かに、湿地の魔女までの道中には宿屋も雑貨屋も無い。不便だ。だから、今私達はリュックサックに荷物を詰め込んで背負っている。
「そうだな。私は別に構わないけど、クレアや双子は大丈夫か?」
「あ、俺と白猫はカウントされていないんだ」
「水で自分を守っておけ」
「まだ恨んでいるのか?」
「……」
あの水攻撃は一生忘れるか、ボケ。
「本当にいい天気ですねぇ」
「そうですね、クレアさん」
「お二人は仲良しなのです~」
「です~」
白猫はクレアに懐いていた。
† † † † †
二、三回ほどの野宿を繰り返した私達は、湿原に辿り着いた。
私以外の四人と一匹が疲れているのは仕様だ。
休む暇など無かった。湿地の魔女は、私達が湿原に来るとすぐに現れた。
「ここに入りこんだな!」
赤い帽子が目に付く。
怒りの感情をあらわにしている。
「お前が湿地の魔女か! 倒しに来た」
――勝負が始まった。