第17話
戻るのが怖かったので、おじさんの家に帰った。
一人静かに階段を登った。おじさんが、私の元気のなさに心配して声をかけてくれたが、無視して通り過ぎた。
一人で居たかった。
部屋に入って、近くのベットにダイブした。とても疲れていた。
人を殺すのは哀しい。
でも、私は殺さなければならない――
私はそのまま寝た。
† † † † †
シバ達の声で、私は起きた。日はすでに傾いているので、夕方だと分かった。
「ショナ、大丈夫か?」
「あぁ……」
小さな声で返事をした。
「……祭り終わったぞ」
「そう……」
「本当に大丈夫か? ……そりゃあ、あんな大勢の前で殺したのがどれだけ嫌っていうか、なんていうか――ま、まぁ、そんなんで苦しいと思うけれど……」
「……」
「殺し屋って、そんなもんだろ。だから、くじけるなよ。な?」
私は、こんなことで慰められている自分が恥ずかしくて、顔を見られないようにうつ伏せになった。
そうだ。殺し屋はこんな所で挫けていたらいけないんだ!
自分に言い聞かせると、不思議に元気になった。
「まぁ、今日は寝ろよ。な?」
「そうだな……おやすみ」
疲れていて、だんだんと目がショボンできた。
「おやすみなのですー」
「おやすみ、ショナさん」
「おやすみー」
まどろみの中に落ちていった。
非常に短くなりました。
学生のため、更新が遅くなっております。
ご了承をお願いします><