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ぼんやりエッセイ  作者: 中一モクハ
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2019年01月_正義マン

毎月投稿する予定が、投稿するのを忘れていました。

予約投稿に慣れるといけないですねw

 小さい頃に、誰もが『正義のヒーロー』に憧れたことはないだろうか。

 かく言う私もそうだ。

 特撮ヒーローやアニメのキャラクーに憧れて、良くマネしたものである。


 不条理な悪をまき散らす悪者を倒す『正義のヒーロー』は誰の目から見ても格好いいという以外にないと思っていた。


 ところが、最近になって、私は『正義のヒーロー』についての見識が変わりつつある。



『正義マン』



 最近、ネットやニュースで話題になる言葉だ。

 自分の言動を正しいと信じて疑わない人々。

 己の信念を持って行動する正義感は大変尊敬できるが、問題はその行為が「正義の押しつけ」となり、周囲を困らせてしまうことにある。


 世の中の不条理を正すための行いが、結局自己満足を満たすために、周囲に新たな不条理を押しつけている。

 なんとも『正義のヒーロー』としては皮肉な結果と言えるだろう。


 では、何故『正義のヒーロー』ではなく『正義マン』が世の中に現れるようになったのかを少し考えてみた。


 今から考える回答は、私の経験に基づく答えであり、人によっては適切な回答は異なるため、これからの話は参考程度に聞き流して頂けるとありがたい。


 答えは、情報に振り回され疲れた人々が多くなったからだ。


 テレビやインターネットの普及により情報多過となった現代人は、膨大に渦巻く情報に振り回され心の余裕を見失いつつある。

 余裕を失くした自己が他人の心を配慮するのは難しいだろう。

 なぜなら、自分の心が平定しているのかすら、既に判断できていないのだから。


 先ほど、私は情報という単語を使った。

 この『情報』という単語が意外に曲者だと私は思う。


『情報』と考えると、社会、経済、技術、あるいはゴシップ等といった、ある物事の事情について知識を得ることだ。

 しかし、有益な知識を得るだけが情報ではない。


 分かりやすい例えなら、SNSやインターネットの面白動画もそうだ。

 視聴者にとって興味を引く内容を、ネットを通じて世界中に発信している。

 これも、立派な情報なのである。


 こうした情報発信が増えすぎたために、受け取り側が無意識の内に疲れているのではないかと私は考えた。

 疲れた人間が、ふとしたことで頭に血が上りカッとするのは良くあることだ。


 SNSで不適切な発言を呟いた途端、炎上するのもそう。

 不倫報道で直接関わり合いの無い一般人が怒るのもそう。

 気に入らない記事を見かけて誹謗中傷の書き込みをするのもそう。


 現代人は、みんな疲れている。

 だから、一度この場で深呼吸-――『腹式呼吸』を意識して行おう。


 目を瞑る。

 鼻から息を吸う。このとき、お腹がへっこむのを意識する。

 口から息を吐く。このとき、お腹がふくれるのを意識する。

 これを1分間続けてみよう。


 そうするだけで、疲れが体の中から抜け出る。

 ―――さあ、皆でlet’s 腹式呼吸!


 ※注意書き

 本文は、疲れた貴方に『腹式呼吸』を勧める内容になります。

 ここまで読んでいただいてありがとうございます。


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