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ヤヒロパニック  作者: 追放P
13/17

加間vs羆

葉「畜生!外してしまった。それよりも若手のやつ、何をしてくれたんだろう!…あっちに移動しよう。」

葉柑さんはそう言い、遠回りをしながら平さんのところへ向かった。

羆になった旭が丘さんは林に向かうのに必死だった。

すると、家の陰から人が出てきた。

加間さんだった。

加間さんは急いで弾を詰め込んだ猟銃を手足震えながら羆の方に向けた。

両者とも心では怯えていたが、加間さんは歯を食いしばりおもむろに引き金を引いた。

激しい発砲音と共に銃弾は羆の右前足に命中をした。

羆になった旭が丘さんは痛さのあまり大きく吠えた。

と同時に加間さんを襲った。

加間さんは爪で引っ掻かれボロボロになりながらも死ぬ気で銃口を羆の目に突いた。

羆は加間さんから叫びながら逃げた。

羆になった旭が丘さんは目の痛さと右前足の傷をこらえながら急いで林へ向かった。

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