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背負って戦うということ 〜Avalon's war〜  作者: ハルハル
第1の試練
5/25

試練の始まり

題名に偽りありかもです(汗

それはさておき、よろしくお願いします!

目が覚めて視界に入ったそれは自分の部屋の天井ではなかった。

しばらく困惑したがそれが電脳空間のそれと分かると改めて自分が現実にいない事を実感した

別に、夢から覚めて夢オチだったとかそういうことを望まなかったわけではないがそんな事はあり得ないだろうと薄々感じていたしな、

「で、この空間には何があるんだ」

気になったので見て回ってみたところ

部屋が3つありキッチンらしきものが一箇所の冷蔵庫が1つと、まぁ、なんというか一人暮らしの人の間取りみたいな感じになっていた。

電脳空間とはいえこんなに広々と部屋を使わせてもらっていいのだろうか?。いや、これがあの謎の仮面からの俺たちへのなけなしのプレゼントといったところだろうか、

そんな事を考えていると通知が2件きた

片方は灼からだった

『おはよう!』

あぁ、落ち着く、今までの俺ならば昨日会ったばかりの少女にこんなにも安心させられるとは夢にも、いや死んでもおもわなかっただろう。

とりあえず俺もどう返せばいいのかわからないのでおうむ返しに

『おはよう』

と打ち返すそしてもう1つの通知に指を伸ばし開く

『おはようその空間についてはある程度調べたみたいだね

あと1時間半で試練開始だ十分前くらいにはルームから出てきてくれると嬉しい

p.s凛夜くん寝癖がついているよ直してから来るといい』

文体からみるに謎の仮面からだった

慌てて髪を手探ると確かに左側に寝癖がついていた。

何故俺の寝癖事情をあいつが知っているのだろうかどこかにカメラでも仕込んであるのだろうか?普通に怖い。


それから1時間が経った

十分前くらいには来いといわれたがあいつに言われた通りに動くのがあいつの手の平の上で動いているように感じたので30分前に行く事にした俺はルームアイコンをトリプルタップした、今回も目を瞑って


目を開くと、もうそこは昨日の場所だった。

「凛夜も30分前にきたんだね」

着くと同時に後ろから声をかけられた

振りかえらなくても声でわかる、灼だ。

「あぁ、なんとなくな」

振りかえって灼にそう言うも

素直に、あいつのいう通りに動くなんていやだ、とはさすがに子供の我儘のようで言えなかった。

「昨日は寝れた?」

「あぁ、不思議とね」

「私もそうだったよなぜかスーッと眠りにつけた感じだった」

そんな他愛もないことを喋りつつ俺たちは周りを見回した、2人で手分けして数えたが俺たちを含めて196人既にいるようだ。

俺たちが数えおわって一呼吸おくと

『みんな揃っているみたいだね

じゃあ少し早いけど最初の試練を始めるとしようか』

天井から声がした。

気配がなかったがもう驚かないぞ、環境に対する適応能力の高さが俺の特性の1つだ。

『うん、みんな昨日よりは落ち着いてるみたいだね、これならちゃんと話も聞いてもらえそうだね、

じゃあ今から最初の試練について説明しよう

まず絞り込む人数だが、今現在いる196人から最初の試練で150人まで絞る、まぁ、最初からそんなに脱落させても意味がないからね。

次に行う場所だが、今から君たちには別の空間に移動してもらう移動の仕方はルームボタンを長押ししてもらうとそこに打ち込む場所とキーボードが表示されるのでそこに【試練1フィールド】と入力してくれたまえ

次にクリア条件だ、

クリア条件は迷宮の様になっているフィールドを踏破することだ踏破したものからクリアとし150人になった時点でそのステージの終了とする

あとの試練に関することはヘルプのページに記載しておくとしよう

そして次に、脱落した子についてだがこれはこの試練の終了時に説明しよう

最後に、これだけは絶対条件だ”プレイヤー間”での殺傷を禁止する

以上だ、ではみんな【試練1フィールド】に移動し試練を開始してくれ

健闘を祈るとしよう』

それだけ言い残して謎の仮面は元からそこに存在などしなかったかの様に自然に消えた。

脱落者の処遇は不明、か正直不安だし若干の恐怖も覚えるだが行かなくてはクリアも出来ないのだ。

「よし、行くか」

腹を決めた俺が【試練1フィールド】と打ち込もうとすると灼が俺に背をむけて呟いた

「お互いクリアしようね」

そして俺は

「クリアしてまた話そうぜ灼」

らしくもなく言葉の合間に「また」等と使うのだった。

そして入力が終わり完了ボタンを押すとまた、あの不思議な浮遊感が俺を試練の場所へと連れていった。


正確には次回から試練の内容が始まりますが試練自体のスタートは今回だったのでこういう題名にしました笑

次回もよろしくお願いします!

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