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唐突なはじまり
ちゃんと読めるものになっているか不安ですが、そこは初心者ということでまずは書いてみようかなと思った次第です。頑張って書いていきますので、お時間があれば読んでいただけると嬉しいです。
少女は違和感を感じ、目を覚ました。
布団のなかで眠っていたはずの少女がまず感じたのは、湿った土の感触、草木の匂い。不快な感触ではなかったが、違和感がありすぎた。
起き上がり、辺りを見渡しても見えるのは木々と草ばかりが目に映るだけで、少女は困惑してしまう。
少女は近くの木に触れて、聞いてきた。なぜ私はここにいるのかと。
「ワカラナイ」木々は答える。「キミハトツゼンアラワレタ」だからわからないと木も困ったように答えた。
少女はその木を撫でながら、ありがとうと、意思を伝えた。木々は葉擦れの音を立てながら少女に言った。
「コノサキニヨウセイガイル」木々の声に少女は首をかしげた。「こえ」を聞くことができる少女も妖精は見たことがなかった。
木々は葉擦れの音で少女を妖精のもとに導いた。
そして、少女は出会う。かけがえのない存在となる友達に。