第5セッション サブヒロインの好感度もダイス
ここから先は、ルールブックⅠ、Ⅱ、Ⅲに加えて『EX』も使います
あーー、これでゴーレムの扱いに幅が出せるようになるわー
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世界背景:
この世界はトイエアシクラという名前だという。
何故かはよく分からない。
だが別名は『ソードワールド』
剣の世界とも言われている。
何故、剣の世界と呼ばれるのか?
それはこの世界の創世神話のせいだ。
この世界は、三本の剣によって生み出されたといわれている。
第1の創世剣:『ルミエル』
この創世剣を手にした人間は
『始祖神:ライフォス』という神となり
この世界の基本的な構造を作ったと言われる。
創世の神といった所か。
第2の創世剣:『イグニス』
その始祖神ライフォスが作りだした1万年以上も昔の世界
『神紀文明シュネルア』で、
調和を愛するライフォスと人々が平和を謳歌していたとき、
第2の創世剣『イグニス』を手にした人間が現れ
またそれも、創世剣の力によって神となった。
その神の名は『戦神:ダルクレム』
邪神とも呼ばれる、破壊と混沌と自由を求めたダルクレムは
始祖神の作った世界を良しとせず
『始祖神:ライフォス』と『戦神:ダルクレム』
の創世の剣によって生み出された最高神とその眷属神
また眷属神より生まれた眷属種によって
神々の戦いが起きた。
神話ではあるが、それは壮絶な神の戦争だったという。
そしてその時から
始祖神側の者を『人族』
戦神側の者を『蛮族:魔神族』
と呼び、不倶戴天の敵として、今でも争っている。
その神々の戦いは互いに膠着化し
その戦いを決定付ける為、
始祖神側と戦神側は、第3の剣に目を向けた。
第3の創世剣:『カルディア』
決着の付かない両陣営は、ルミエル、イグニスと同じ力を持つ
創世剣『カルディア』を手に入れて戦局を決めようとしたのだ。
しかし、その2つの創世剣の恣意を良しとしない『カルディア』は
己の創世剣としての恣意として『自己破壊』をしたという。
その砕け散った『カルディア』によって創世の力が解放され
世界に『マナ』という魔法を生み出す力が生まれた。
この世界の魔法は創世剣『カルディア』の力の残滓だというのだ。
そうして、戦局を決める為の第3の創世剣を両陣営は失い
神々の戦いは完全な膠着状態となり、
神々自身が互いを互いで刺し殺し、その肉体を一時的に失って
神の肉体が復活するまで、休眠期に入ってしまったという。
そこで第1文明時代
『神紀文明シュネルア』は完全に滅んだらしい。
その後、
第2文明『魔法文明デュランディル』
第3文明『魔導機文明アル・メナス』
と、神々の眠りから取り残された
『人族』と『蛮族』の者達が己の力で作りだした
現代よりも遙かに高度な魔導文明が生まれては栄えたのだという。
しかし300年前、大破局
と呼ばれる『蛮族』の大規模発生、大規模戦争が起き
第3文明『アル・メナス』という、
魔法と機械の融合した文明は滅んだ。
その正確な理由はよく分からないけれど、
風説によると『魔剣』によって
『蛮族』に『神』が現れたからとかなんとか…
剣の世界と言われる所以は正にそれで
三本の創世剣の持つ力は、
世界そのものを作る力というほど凄まじく
また、創世剣の模造剣、あるいは複製剣というらしいのだが
神剣自身が、自分のレプリカを作り、
『剣の奇跡』を起こせる『魔剣』あるいは『神剣』を
世界中にバラ巻いたというのだ。
それは神々の戦争の為とは言われているけれど…
剣が剣を生むという、ちょっとおかしな話だけど
創世剣が作りし第1世代剣、
そして第1世代剣が作りし第2世代剣…
第2世代から第3世代…第3世代から第4世代…
と、その剣の複製剣もまた『神剣』となり
その剣を手にした者は『神』になれるという。
創世剣を手にした神を『古代神』といい
第1世代から第3世代までの神剣によって
神となった者を『大神』といい、
神の中でも別格級らしいのだが
それでも、子孫の様に生まれていった『魔剣&神剣』に触れ
神としての『神格』を得た者を『小神』というらしく
『神剣と魔剣』を手にすれば『プチ神様』になれるらしい。
だからこそ、世界を歩く冒険者は『神剣&魔剣』を探して
『神』になる事を望む者も多いのだとか…。
ともあれ、
300年前に起きた大破局
それがどのレベルの『魔剣』の、
どのレベルの『神』の顕現によって
引き起こされた『蛮族戦争』だったのかは不明だが
(一節によると、
『第2の創世剣ダルクエム』という話もある…)
それによって、高度な文明を持って繁栄していた
第3文明『アル・メナス』は、僅かの間に滅んだ。
また『蛮族の神』となった者も、何故か倒されたらしく、
崩壊していった世界で、一応の蛮族戦争の終着だけはした。
第3文明の高度文明が根こそぎ破壊されたという
廃墟しか残っていない『残された世界』という終着だけれども。
だからこそ
『神剣&魔剣』の出現で、全てが引っ繰り返される世界
剣の世界
と、この世界、トイエアシクラ を揶揄して呼ぶ者も少なくない。
まぁ剣1つ手に入れれば1700年も続いた文明が
一瞬にして滅亡するのなら、
そう言いたくなるのも分からなくもないけれど…。
また、何故かよく分からないが、
この『トイエアシクラ』を『第8の鏡の世界』と呼ぶ者も居る。
それも何故だかよく分からない。
『第8の鏡』って何だろう?
なにはともあれ、そんな創世剣に翻弄されるこの世界で
僕達は今、
『第4文明時代』
まだこの時代に正式な名前はなく、
第3文明の滅んだ戦後処理の時代でしかないのかもしれないけれど
『復興の時代』と適当に呼ばれている
第3文明時代をどう立て直すか?を考えている時代に生きている。
それが今の僕達の、世界現実だった。
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ジル:
「ひどいよねぇ…
この世界感…」
GM:
「SW1.0の世界感をぶっちぎった
この超世界感…
SW1.0の様な『始祖巨人の死と神々の戦争』
『魔導文明カストゥールの滅亡と蛮族時代』
『剣だけの力で蛮人が王国を作る世界:剣の世界』
に比べて、剣依存性の強い事強い事…
創世剣で、世界がいっきに引っ繰り返される世界
剣の世界 が
SW2.0の世界感の特徴だかんな…」
ジル:
「まぁ 剣の世界と言っているんだから
創世剣で全部引っ繰り返るのは、
らしいといえばらしいけどね…」
GM:
「『僕は今は~』の話も、SW1.0でやったわりに
『神剣と魔剣』と護世剣は、
SW2.0の方のイメージから借りたんだよね…
まぁ、こっちほど、剣依存症世界にはしなかったけどwww」
ジル:
「神様笑いは、SW1.0で暗黒神ファラリスを
あんな面白い神に仕立てたりしたのに
神剣と魔剣のチートは
実は、SW2.0でしたとか、好き勝手するなアンタww」
GM:
「まぁええがなwww」
ジル:
「それもラクシアの鏡面世界、『第8のラクシア』って
適当に作って逆読みで『トイエアシクラ』って
その安直さは何だww」
GM:
「こんな剣や神の話まで、全部作り直すとか、
メンドクサイを超越するだろww
なら何の為にSW2.0の
ルールブック使うのさ!!www
だから、創世剣三本はチート剣なんで
鏡の世界が8以上も出来てて、そこはそこで
同じ様な事が起きてるけど、
ラクシアとは世界が違うんだよん
って事にしたのさ…
ここら辺でええやろ?」
ジル:
「まぁええけどなwww
ただ、SW1.0に比べてゴブリンとかねぇ…
ゴブリンはファラリス側が作った『妖魔』なんで
ぶっ殺すべき!!ってのは、SW1.0でもそうだったけど
実は意思疎通できなくもないって、まだ情状酌量あったのに
SW2.0だと『蛮族』の下っ端で
ドレイクに指揮されてヒャッハーしてくる下級兵士って
もう、どこら辺も妥協の余地の無い
『殺すしかねーな…このモンスター』って奴だしの…」
GM:
「SW1.0でもドレイク居たし
ドレイクは確か魔神扱いだったけど
妖魔を率いて、ヒャッハーするってのは同じだったから
継承と言えば継承だと思える。
ただ、『魔神』から『蛮族』に転種させられてるのは
ちょっと笑いだったけどwww
だったよなーーー??
魔神扱いだったと思うんだけど…
もう上級ルールブックはロストしてるんで
確認できないんだよなーSW1.0の方の
上級モンスターの設定…」
ジル:
「まぁええわ…そんな思い出話。
所で、今回、オイラ、ソロなの?」
GM:
「そうよw」
ジル:
「やな予感しかしないんだけどww」
GM:
「何時もの事www」
ジル:
「そうwww
ええけどねww
こっちもお金がっぽり使って
こんだけ強化して、シューターレベル5の
なかりのマギシューになったしの…
GMの指示で、あんだけ冒険したんなら色付けて
成長サイコロは二回振りでいいってんなら
って事で、ガッツリ強化してこうです~」
GM:
「命中+9とか強くなったなwww
ああ、それとルールブックの『EX』を使う事にしたんで
マギスフィアオプションも使用出来る様にしたって所で」
ジル:
「いやー、マギスフィア(大)が
フォローティングで、プカプカ浮かべれるようになったんで
背中に石版背負ってる微妙なんから
ようやく解放されたわ \(^o^)/
それにハードレザー+1の魔法化鎧にしたんで
スプリントメイルの性能で、隠密が-4修正食らわないとか
夢の様な状態ww
戦闘戦技を『武器習熟/ガン』取ったんで
A級武器のガンに全面改装
大金使って、問題を沢山クリアですわーwwww」
GM:
「装備品で能力値の底上げとか、寒いけどな…。・゜・(ノД`)・゜・。」
ジル:
「出目低目主人公なんで、底上げするしか。・゜・(ノД`)・゜・。」
GM:
「そうか…
じゃぁ始めるぜ…」
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ストーリー部
いつもの様に、木に射撃の訓練なり、
剣の訓練なりしてジルが、村はずれの丘で修行に励んで居た時
不意に物音が聞こえてき…
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GM:
「…たかどうかなんて普通は危険感知かの…振って」
ジル:
「そこでサイコロかよww」
ジル:危険感知判定:
2d6+スカウトレベル+知力ボーナス
2d6+2+2=>5+2+2=9
GM:
「出目低いのう…。・゜・(ノД`)・゜・。
まぁ、分かり易いんで、音だけは気付いた事にしよか」
ジル:
「じゃぁ聞き耳かな?」
ジル:聞き耳判定:
2d6+スカウトレベル+知力ボーナス
2d6+2+2=>6+2+2=10
GM:
「出目、低いのう…。・゜・(ノД`)・゜・。
まぁ気分だし、一瞬遅れて聞こえてきた事にしよう」
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…た。それは馬の駆けてくる音だった。それも複数だ。
ジルは何らかの危険を感じ、そして聞き耳でそれを知覚し
不意に武装を手に取りそのまま音の方にかけていく。
「キャァァァ!!!」
そこで女の子の悲鳴が聞こえた。
ジルが馬の音に気付いて、そっちの丘に出てみれば
倒れた馬と、落馬した女の子らしき人?
いや、しかし女の子の耳が長い…。
その姿は村の近くにある城塞都市ロックウェルで
たまに見た事のある『エルフ』という種族だった。
そのエルフの女の子が、何らかの理由で馬から落馬し、
馬共々、そこで転倒している光景が見えた。
そしてその後ろからは、
豪華な衣装を着たゴブリンの様な者とゴブリン3匹が
馬のようなので彼女を追いかけてきているのだった。
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プレ戦闘
GM:
「って所で、始めようかーー
まぁ、モンスターチェックだけど、技能無いし、
しょうがないんで、平目で振って」
(※平目:2d6をそのまま振る事 ※)
ジル:
「あいよ」
2d6=>9
GM:
「まぁ良い値振ってるけど無理ゲーなんやな…
6ゾロ以外無理なんで、ゴブリンの隣はわかんない。
ゴブリンに似た、けれど随分と装備が豪華なゴブリン。
で、どうしようかね?」
ジル:
「しっかし、いきなり凄いイベント来たなーー
追われてくる女の子とか、古典的なww」
GM:
「五月蠅いわww
王道は王道だから王道なんだよwww
エルフの女の子はこんな子だよもん」
ジル:
「さいですか…
うーむ結構な武装系だねぇ…」
GM:
「武装系にしたくなくて、
もっと可愛くしたかったんだけど
武装欄にハードレザー+1とか書いてるしな…
その他も、装備てんこ盛りだし…。
確かに、リプレイ集の挿絵によっちゃ
武装がハードレザーって書いてるのに
下着っぽいのだったりとか
『何処にハードな皮があるねん?』
みたいな、ヲイヲイwwってのが多いんでね。
だからちょっと書いてある武装通りにしてみたの」
ジル:
「さいですか…
で、この世界感でさ、
蛮族の方が良い人とか考えれるん?」
GM:
「まー普通は考えれないわなーー
世界感的に
不倶戴天の敵で戦い合ってるんだからのー」
ジル:
「状況的に、エルフの女の子が襲われています。
後ろから、お馬さん乗ってるゴブリン。
もう、する事は1つしかないわな…。
距離的には?」
GM:
「じゃぁ丁度、30mにしてあげようww」
ジル:
「一方的な攻撃していいの?ww」
GM:
「そりゃいいんだけど、馬上で移動中の敵を
狙い撃つなんて、ペナルティどんだけかなー?
ちょっとルルブを見まする…
………
………
………
よくわからん…仕方ない難易度的に-2として
しかし不意打ちになってるんで+2で+0修正にしよか」
ジル:
「じゃ、ゴブリンなのにゴブリンにしては不思議な
装飾品過多な危なそうなのを全力で…
どうせ、そんなんゴブリンシャーマンしか無いけどなww
キャラはセージチェック失敗してんだから
『なんかヤヴァそう』しか分からんわな…。
ああ、今までの魔法のMPの数字間違ってたんで
修正版として訂正、訂正…
ターゲットサイト勘違いでMP1で使ってたよww
MP3消費の重い呪文だったwww
でマギスフィアオプションで今は-1効果ね」
ジルフィール:
マギテック『クリティカル・バレット』(消費MP2)
マギテック『ターゲット・サイト』(消費MP3-1)
レーティング20のダメージ判定:クリティカル値10:命中+1
ジル精神力(4/26)
ジル:魔弾射撃攻撃 (残弾6/6)
射撃判定:テンペストⅡ
2D6+9+1 => 「2,6=8」+9+1=18
18>14 : 攻撃成功!!
6(3,5=8)+8+1=15
ゴブリンシャーマン(15/31)
(落馬!6-5=1)
ゴブリンシャーマン(16/31)
エルフの女の子:
「え!?マギテックのガンシュート!?
でも、今がチャンスだわ!!!」
GM:
「エルフの女の子は無傷で!落馬した時に
敵の1つが謎のマギシューの攻撃で落馬したのを見て
即座に攻撃魔法を詠唱を始めたよん」
ジル:
「それ、どの種類の魔法か分かっていいの?」
GM:
「お前、セージないからのー
シャナと同じコンジュラーか、その両親のソーサラー、
あるいは自分のマギテックじゃない事だけしか、
まだワカランな…」
ジル:
「消去法的に、フェアリーテイマーか神聖魔法には
直ぐにでも分かるな…」
GM:
「そうだろうね」
エルフの女の子:
神聖魔法:『フォース』(MP4-1)×3匹(拡大/数)
詠唱攻撃
2d6+8=>(5,5=10)+8=18
2d6+8=>(6,6=12)+8=20
2d6+8=>(1,2=3)+8=11
18>10 ゴブリンA:精神抵抗失敗
20>10 ゴブリンB:精神抵抗失敗
11>10 ゴブリンC:精神抵抗失敗
エルフの女の子の精神力(9/37)
3(1,5=6)+8+2=13
1(1,3=4)+8+2=11
7(6,6=12)+2(1,4=5)+8+2=19
ゴブリンA(13/16)
ゴブリンB(11/16)
ゴブリンC(19/16):気絶
(落馬:6-2=4)
ゴブリンA(17/16):気絶:(1,1)ピンゾロ死亡!
ゴブリンB(15/16)
ゴブリンC(23/16):気絶:
生命抵抗2d6+3=>(6,4=10)+3=13
13>(23-16=7):生存
ジル:
「なんだ!? 魔法だと!?
っていうか、めっちゃ強ぇwww
掩護必要だったんかwww」
GM:
「まぁ、おかしいけど、ここで会話すっかww
マギシューのジルの攻撃を見て
ジルの方を向き、彼女はジルを発見するよ
そして声をかけてくる」
エルフの女の子:
「貴方が
私を助けてくれたのですか!?」
ジル:
「ああ、そうだ!
しかし、撃った後で聞くのも何だけど!!
あれは悪い蛮族か!?」
エルフの女の子:
「そう、悪い蛮族です!!
私はあいつ等に追われているんです!!」
ジル:
「分かった!
今はそういう事で掩護しよう!」
GM:
「まぁ普通は『蛮族』=悪の世界感だし
こうだわな…
じゃ、先制すっかねーー」
-------------------------------------------
戦闘開始
ラウンド1
ジル:
「先制取得判定!」
2d6+5 =>「1,1=2」+4=14 ☆ピンゾロ!☆
※<12 : ゴブリン一行先行
GM:
「さすがジル君。
こんな時でも、ピンゾロが光るか…」
ジル:
「。・゜・(ノД`)・゜・。」
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簡易戦闘空間形成
敵側後衛:ゴブリンシャーマン
前線エリア: エルフの女の子 VS ゴブリンB
自軍後方エリア:ジルフィール
-------------------------------------
ゴブリンシャーマン:
神聖魔法:『キュア・ウーンズ』(MP3)
4匹かけ(混乱してるので)
2d6=>12 :詠唱成功
2d6=>4 :詠唱成功
2d6=>6 :詠唱成功
2d6=>4 :詠唱成功
ゴブリンシャーマンMP(15/38)
回復量:
5(6,4=10)+5=10
(1,1)※ピンゾロ\(^o^)/
(1,1)※ピンゾロ\(^o^)/
3(1,5=6)+5=8
ゴブリンシャーマンHP(6/31)
ゴブリンB HP(15/16)
ゴブリンC HP(15/16):気絶
ジル:
「GMもなかなかの、幸薄やなww」
GM:
「黙れマギテックの小僧ww」
ゴブリンB:エルフの女の子に斬りかかり
エルフの女の子回避:
2d6+6=>5+6=11
11>10
回避成功!
ジル:
「大丈夫か君!!」
エルフの女の子:
「私はゴブリン程度なら大丈夫です!!
貴方は掩護をお願いします!!」
ジル:
「分かった!後ろの魔法使いをやる!
あっちがヤバそうだ!!」
エルフの女の子:
「え!?」
ジルフィール:
マギテック『クリティカル・バレット』(消費MP2)
マギテック『ターゲット・サイト』(消費MP3-1)
レーティング20のダメージ判定:クリティカル値10:命中+1
ジル精神力(8/26)
ジル:魔弾射撃攻撃 (残弾5/6)
射撃判定:テンペストⅡ
2D6+9+1 => 「2,5=7」+9+1=17
17>14 : 攻撃成功!!
5(3,4=7)+8+1=14
ゴブリンシャーマン(20/31)
エルフの女の子
「これは鷹の目っ!?
貴方、鷹の目が使えるんですか!?」
ジル:
「あ、ああ…、そうだけど!?」
エルフの女の子
「じゃぁ後ろのをお願いします!
アイツが一番厄介なんです!!!」
ジル:
「分かった!」
------------------------------------------------
※『戦闘戦技:鷹の目』※
普通は、前線が形成されると
後衛には攻撃ができないのだが
『鷹の目』を持つと、後衛に攻撃できるようになる
------------------------------------------------
エルフの女の子:
神聖魔法:『フォース』(MP4-1)
詠唱攻撃
2d6+8=>(3,5=8)+8=16
16>10 ゴブリンB:精神抵抗失敗
3(3,4=7)+8+2=13
ゴブリンB HP(28/16):気絶
生命抵抗2d6+3=>(6,4=10)+3=13
13>(28-16=12):生存
エルフの女の子のMP(12/37)
ジル:
「つぇぇぇこの娘www」
GM:
「まぁ、ゴブリンMLV2なんて
雑魚だしな、もうww
お前でも今は無双できると思うでww」
---------------------------------------------------
ラウンド2
ゴブリンシャーマンは戦況不利と見て逃げ出した!
ジル:
「逃がすかアホが!!
って言っても向こうが先行か…」
GM:
「いやー
しかしねぇ…
こいつ移動速度11しかないんよね…
全力移動しても33m
前線から10m離れてるんで全力で43m移動
所が、エルフの女の子は全力移動75mなんだな…
そしてエルフの女の子は何故か逃がさない!!!」
ジル:
「なんでやねんwww
こっちも追うよww
全力移動57mで」
--------------------------------------
簡易戦闘空間形成
敵側後衛:
前線エリア: エルフの女の子 VS ゴブリンシャーマン
自軍後方エリア:ジルフィール
-------------------------------------
GM:
「じゃぁ2ラウンド目は
43m移動した時点で、こういう陣形に組み直しになって
ゴブリンシャーマン、逃亡不能になりましたと…」
ジル:
「所詮、短足君か…」
GM:
「まぁね…落馬した時点でアウト気味ww」
---------------------------------------------------
ラウンド3
GM:
「なんだろうなぁ…
乱戦空間に持ち込まれて逃亡不能かー。
ならこのラウンドは錯乱するだろうなぁ…
奇数回復、偶数攻撃の錯乱にするか」
1d6=>1:回復
ゴブリンシャーマン
神聖魔法:『キュア・ウーンズ』(MP3)
2d6=>8 :詠唱成功
回復量:
5(6,4=10)+5=10
ゴブリンシャーマンHP(10/31)
ゴブリンシャーマンMP(18/38)
エルフの女の子:
「このチャンス、逃がすわけにはいかないの!
(抜刀:斬りつけ)」
エルフの女の子の攻撃:
2d6+6=>4+6=10
10<14 :攻撃失敗☆
ジル:
「これを逃がしたらダメなんだな!!」
エルフの女の子:
「これを逃がしたら
蛮族の増援を呼ばれるかもしれないの!」
ジル:
「増援!?」
エルフ:
「そう蛮族達の増援!!」
ジル:
「そりゃマズイ!!!」
ジルフィール:
マギテック『クリティカル・バレット』(消費MP2)
マギテック『ターゲット・サイト』(消費MP3-1)
レーティング20のダメージ判定:クリティカル値10:命中+1
ジル精神力(12/26)
ジル:魔弾射撃攻撃 (残弾4/6)
射撃判定:テンペストⅡ
2D6+9+1 => 「2,4=6」+9+1=16
16>14 : 攻撃成功!!
5(3,4=7)+8+1=14
ゴブリンシャーマンHP(24/31)
エルフの女の子:
「なんて射撃の腕なの!!
誤射もせずに正確に!!!」
ジル:
「え?そう???
精密射撃なんで…」
エルフ:
「貴方、凄腕のシューター!?」
ジル:
「どうなんだろう?」
---------------------------------------------------
ラウンド4
GM:
「これ藻掻くんだろうなぁ…
一方的に大ダメージ食らってるからのー
錯乱して攻撃でもすっかなー」
ゴブリンシャーマン
神聖魔法:『アイス・ボルト』(MP4)
2d6+8=>7+8=15 :詠唱成功
エルフの女の子:精神抵抗:
2d6+8=>6+8=14
15>14 :精神抵抗失敗!
ゴブリンシャーマンMP(22/38)
氷系ダメージ
4(4,4=8)+8=12
通過ダメージ
12-4(?)=8
(サーマルマント-1(?:魔法に効くんかなぁ)
(アステリアの守り-3)
エルフの女の子HP(8/28)
ジル:
「だ、大丈夫か!!」
エルフの女の子:
「この程度、問題ないです!!」
エルフの女の子
神聖魔法:『キュア・ウーンズ』(MP3-1)
2d6=>10 :詠唱成功
回復量:
(1,1=2)+5=☆ ☆ピンゾロ☆
エルフの女の子のMP(14/37)
エルフの女の子:
「あら?」
ジル:
「ここでピンゾロでーすよ!
これは僕が決めないとマズイ!!!\(^o^)/」
ジルフィール:
マギテック『クリティカル・バレット』(消費MP2)
マギテック『ターゲット・サイト』(消費MP3-1)
レーティング20のダメージ判定:クリティカル値10:命中+1
ジル精神力(16/26)
ジル:魔弾射撃攻撃 (残弾3/6)
射撃判定:テンペストⅡ
2D6+9+1 => 「3,5=8」+9+1=18
18>14 : 攻撃成功!!
7(4,5=9)+8+1=16
ゴブリンシャーマンHP(40/31):気絶
エルフの女の子:
「凄いわ!
全員倒せた!!」
ジル:
「ふぅ…
なんだったんだ…
あ、ヒーリングバレットで君を回復しよう…」
エルフの女の子:
「いえ、いいです…
回復は僧侶の仕事ですから、自分で…」
ジル:
「君は僧侶の神官か…」
エルフの女の子
神聖魔法:『キュア・ウーンズ』(MP3-1)
2d6=>9 :詠唱成功
回復量:
2(2,3=5)+8+1=11
エルフの女の子のMP(15/37)
エルフの女の子HP(0/28):全快
戦利品判定:
ゴブリンシャーマン:
2d6=>8 :宝石:1d6×150
1d6=>3 450ガメル
ゴブリン
2d6=>7 30G
2d6=>6 30G
2d6=>6 30G
累計
540G
戦闘終了
---------------------------------------------
半ストーリーモード開始
ジル:
「いったい、何だったんだ…これは…
事情を聞かせて欲しいんだけど?」
エルフの女の子:
「えっと、自己紹介がまだでした…
私は、エルスティナ・ヴァーミリア…
貴方は?」
ジル:
「僕は、ジルフィール・ファネル…
マギテックのガンナーさ…
で、もう一回質問なんだけど、これは?」
エルスティナ:
「ジルフィール・ファネルさん…
ファネルさん…
……ファネル?
何処かで聞いた様な響きが…
ともかく…
私は、蛮族に追われていたんです…」
ジル:
「いや、それは見れば分かる…
だから、どうして追われてたかって事…」
エルスティナ:
「それはその…」
ジル:
「言いにくい事なのか?
まぁ今、倒した蛮族が、実は良い奴で
君が実は悪い奴でした、なんて話だったら
目も当てられないけれど…
でも、今見た光景じゃ
君は僧侶の神官なんでしょう?
足に『聖印』をくくりつけるなんて
神官戦士を全力で行ってるのも凄いけど…
それなら、君が悪い人には思えないし…
それに、どう見ても、
この蛮族が良い奴にも思えないし…
だから、
かなりの訳ありだとは思うのだけど?」
エルスティナ:
「そ、その、出会い頭の人に
事情を話せるほど、簡単な話ではないので…
貴方が悪い人でないと確証もないのに
全ての事情を説明するわけには…」
ジル:
「なるほど、とてもかなりの訳ありか…
まぁ、言いにくい事なら
仕方ないのかもしれないけれど…
でも、この近くには僕の村がある。
そこで、今さっき君が言った
『蛮族の増援が来たら困る』ってのは
ちょっと放っておける話でもないし…」
エルスティナ:
「そうですね…
始祖神ライフォスの御名にかけて
平和を乱す因子を
誤魔化すことはできませんし…」
ジル:
「君はライフォスの信徒なのか!!
それじゃヴァーミリア王国のエルフの様な…
ヴァーミリア王国??
ヴァーミリア?」
エルスティナ:
「あ…」
ジル:
「え?」
エルスティナ:
「あはははは…」
ジル:
「貴方、確か名前が
エルスティナ・ヴァーミリアって
言いませんでしたか?」
エルスティナ:
「あ、あはははは…」
ジル:
「ま、まさか!?」
エルスティナ:
「し、信じていただけるかどうか
分かりませんが…
私、ヴァーミリア王国の第3皇女でして…」
ジル:
「ええええええええ!!!!!
エルフのお姫様が、どうしてこんな所で
蛮族なんかに追われてたの!?
嘘でしょう!?」
エルスティナ:
「そ、その…
そこを信じて貰えると
私としても話がしやすいのですが…」
ジル:
「ちょっと、こんな場所での立ち話も
アレなんで、僕の家に行こう…
本当の事なら、
じっくりと事情を聞かせて貰わないと…
ただ、うん、エルフの国のお姫様が
こんな所で蛮族に追われてましたって
言われても、普通は信じれないよね…」
エルスティナ:
「…で、ですよね…」
ジル:
「まぁ、ともかく、一息つこう…
それで僕らを信用できたなら
話を聞かせて欲しい…
蛮族の増援とか、
こっちも他人事にも聞こえないし…」
エルスティナ:
「す、すいません…」
ジル:
「? なんで君が謝るの?」
エルスティナ:
「え、えっとそれは…」
ジル:
「ともかく、行こうか…」
エル:
「はい…」
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雑談パート
GM:
「さぁお楽しみの、
『運命』タイムだよーーーwwww」
ジル:
「何が楽しいんだよwww」
GM:
「楽しいに決まってるだろ、ボケがwww
遂にシャナに天誅を
食らわせる時が来たのだ!!!www」
シャナ:
「どういう事よ?」
GM:
「このイベントを使う事で
『一目惚れ』チェックを
入れて運命の神様に
御相談しようと思ってたんだがねww」
ジル:
「何だと!?www」
GM:
「まー、イベントとしての
PCとNPCの間の人って事にしてたんだけど
これからサブヒロインの位置に来る人なんでね。
じゃあ余興に『一目惚れチェック』でもすっかと
遊び要素を入れようと思ってたわけだwww」
シャナ:
「ほほう!?www」
GM:
「で、最初はね…」
2:不倶戴天の敵
3:大嫌い
4-5:嫌い
6-8:普通
9-10:好き
11:大好き
12:性奴隷になりたい程依存症
GM:
「って、サイコロ神に、
丸投げしようと思ってたんだがねww」
シャナ:
「ほぉ?」
GM:
「しかし、前回のシャナの
あのロームパペットの件でキレたww
君はヒロイン力が足りなさすぎるwww
なので、運命を誘導する
ストーリー神の天罰だww
この表のバランスを書き換えるwww」
ジャナ:
「何だと!?www」
2:大嫌い
3-4:嫌い
5-6:普通
7-8:好き
9-10:大好き
11-12:性奴隷になりたい程依存症
GM:
「こう運命表を変形するwww」
シャナ:
「テメェェェェ!!!!!www」
GM:
「しかし、
もう運命は既に始まっていたのだよww
基礎評価においてだww」
・生まれがシューターなのに家庭の事情で
興味があったシューターになれかなったので
シューターの技量に惚れやすい(+1評価)
(生まれ表と引き籠もり事情)
・マギテックシューターという
シューター系の凄い技を魅せられた(+1評価)
・ゴブリンシャーマンという微妙に嫌なのを
1人で撃退してくれた(+1評価)
・困っている状況で
助けの手を出してくれた(+1評価)
GM:
「この様に、このイベントの戦闘で
へっぽこな所をジルが見せず
キッチリ、ゴブリンシャーマンを1人で殺して、
射撃手の戦闘戦技を見せたので
これを基礎評価にして2d6+4とする!!
いや、この戦闘で普通に成果出してくれたのが
こっち的にはダイスの神の啓示だ!!ww」
シャナ:
「ちょっと待てwww 2d6+4って
ピンゾロ振っても普通で、
3以上で好きじゃないww
それ、期待値だけで11の、ちょろイン
一直線なんですけど!!!www」
GM:
「おまいの、ロームパペットで
『楽しちゃる!!ww』な残念系ヒロインに
サブヒロインをぶつけて
ヒロイン力を磨いて貰おうかなとww」
シャナ:
「GM、テメェェェェ!!!!www」
GM:
「まぁ最後の運命は
ダイスに聞こうじゃないかwww
このダイス、なんか出るのかなり低目だし…
この今までの引きは、サブヒロインとして
ヒロイン戦争起こしかねない出目なので
ラストの答えを、サイコロ神に尋ねるのさ!!
ヒロイン戦争をダイスはさせたいのか!!
さぁ!! 運命だ!!!
『ローリング・ダイス』!!!!!」
一目惚れチェック
2d6+4 => (4,1=5)+4=9
9:大好き
GM:
「本当にこのサイコロ、出目が低目やの…
期待値だけで性奴隷級なのに
大好き止まりか…」
シャナ:
「いやいやいや!!!
一目惚れで大好きはアウトっしょ!!ww」
GM:
「こんだけ運命寄せても
運命の神は、
この程度で済ませてくれたんだから
サイコロ神には感謝しなよ…」
シャナ:
「でも、これって
ヒロイン戦争しろって事ですよね!!」
GM:
「そういう事だなwww
安泰な所でヒロインの椅子に座ってると
これからはエルフ姫にその椅子から
転落させられるかもしれんという事だよww
もっと君も、ヒロイン力を磨き給え!!ww」
シャナ:
「くっそーwwww
もっと水着とかメイド服とかバニー服着て
嫁ポジを安泰化させないと!!!!」
GM:
「いや、普通にヒロインとして
可愛い系を目指す発想はないのか…」
シャナ:
「ゴーレム使いとかいう
ヒロイン特徴からみれば、
いきなりババ引かされてんのに
お色気路線以外でどうしろっての!!ww」
GM:
「まぁ最初にコンジャラー引くあたりが
シャナがシャナたる所以だよネー」
シャナ:
「神官戦士とか、安パイで来やがって
チキショーめ!!!。・゜・(ノД`)・゜・。」
GM:
「パーティ的には、もう仕方が無い…
回復居らんと、話にならんし…」
シャナ:
「うわーーん。・゜・(ノД`)・゜・。」
GM:
「ま、遊びはこんくらいにして
ストーリーの方を行くヨー
ヒロイン戦争なんて、遊びだ、遊び。
進行の方が大変なんだから…」
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ストーリー部
「あの?ジル、その娘、何?」
シャナは家で昼食を作って旦那の帰宅を待っていたのだが
旦那が帰ってきた時に見た、ジルと何かその後ろの不思議な者に
頬をヒクつかせていた。
「うーん、何と言われても
何であるかは、これから聞きたいのが
僕の本当の所でねぇ…
ともかく、あんまり良い話じゃなさそうなんで
まず、冷静になって話を聞いてみよう」
ジルは、まぁこうなるわなーと思いながら
帰ってきて、自称嫁が予想通りになったのに
むーーと困った顔になった。
「あのジルフィールさん、
この方は、どちら様なのでしょうか?」
とエルスティナは、ジルの服の裾を引っ張りながら
背中に隠れてそれを聞く。
「うーん、何と言っていいのかなー?
まぁ、いわゆる、幼馴染みの女の子って奴?
彼女の名前はシャナステア・レイルロッド
僕と同じ冒険者志望の、操霊術師ダネー」
と、言って、
これは地雷臭い言い方だったナーと思うジル。
「レイルロッド??
????これもなにか聞き覚えのある名前の様な…」
しかしその時、先に顔をしかめたのは
エルスティナだった。
「幼馴染みの女の子!?
冒険者志望の操霊術師!?
ああん!?
違いますーーー!!
私は、ジルフィールの嫁です!!
見知らぬエルフのお嬢さん!!
ウチの旦那にそんなにくっついて
どういう事なのかよく分からないんですけど!!
人の亭主にちょっかい出さないで貰えます!?」
と、猛烈な事を言い出すシャナ。
「えっと、この方…シャナステアさんって
ジルフィールさんの奥さんなんですか?
でも、レイルロッドって名字が違う…」
そこでおずおずと怯えながら聞いてくるエルスティナ。
「うーん、籍を入れた記憶は無いなーー
そのうち、籍を入れちゃうのかなー?
って感じではあったんだけどネー
冒険者して世界を旅しない限り
それは、無いわーってのが
僕の気分だったんだけどネー」
とか、ちょっと混ぜ返してみるジル。
多分、これも地雷だ。
それは分かっている。
しかし、ここまで背中の袖を引っ張られて
頼りにいきなりされると
どう反応していいのやら…
というのがジルの困った所だった。
「籍入れないと嫁だと認定されないんなら
今から村長の所に行きましょうジル!!!
もう結婚よ!!
完全に籍入れて結婚しかないわ!!」
とか暴走し出す、自称嫁。
そこら辺で流石にジルはこの混乱を止めようとした。
「あーー、シャナ、ちょっと1人で盛り上がるのは
いいんだけどね…
結構、シリアスな話っぽいんだよね…
うん、蛮族のゴブリンとゴブリンのなんか凄いのに
この人襲われてたの僕が助けたりとか
もしかしたら、ヴァーミリア王国のお姫様かもとか
なんか、うん、早くに確認しないといけない事がね…」
とジルは、ともかく確認しなければならない話を
シャナの前に出した。
「は?ゴブリンに襲われてた?
ヴァーミリア王国のお姫様ぁ!?
ナニソレ?」
と流石のシャナも、その言葉に勢いが止まり絶句する。
「だから、ナニソレなのを
聞きたいから、連れてきたんだよ…
ゴブリン4匹に追われてたのは違いないし
それは僕と彼女の二人で撃退した。
でも、彼女曰く、追っ手を逃がせば
この村に蛮族の増援が来るかもって話も出てきて
笑うに笑えない感じなんでね…」
とジルも、見えない話に困惑するしかなかった。
「よく分かんないわね…
でも、何か、蛮族とやりあったってのは
本当っぽいし…その戦利品見ても…
しゃーない…
話だけは一応、聞きますか…
えーっと自称エルフのお姫様?」
「エルスティナ・ヴァーミリアです!!」
「あーーはいはい
エルスティナさんね…長いんでエルさんで…
まぁ、お話しだけは聞きましょう…」
と、シャナも話の奇妙さに首を傾げ
そのエルフの、しかし装備品を見れば確かに
『いかにも王族っぽい、高価品ばっかり装備!』
なのに微妙に信憑性を感じていた。
なのでとにかく、話を聞いてみるしかなかった。
そして、一呼吸置いて、エルスティナは話始めた。
「あの…ヴァーミリア王国は…
突如、蛮族の大侵攻にあいまして…
東の森の城砦テスタが陥落…
西の森の王都ヴィルムも包囲されつつあり…」
「は!?
ちょ、ちょ、ちょ!!!
なんか凄い事言ってる!!!」
「テスタが蛮族の侵攻にあって陥落!?
あの城砦テスタが!?」
エルスティナの開口一番の言葉に
ワンパンKOになるジルとシャナ。
城砦テスタと言えば、ヴァーミリア王国にある
エルフだけではなく人間達も駐留した
蛮族の国を牽制していた要塞であり、
それが陥落したとなると、正に一大事だった。
そこが陥落すると、この国、
ファーガス王国の北の守り
城塞都市ロックウェルまでが直通になり、
蛮族のファーガス王国北方への
大進行が可能になったという事だ。
「ドレイクが率いる大軍が
突如テスタを襲い
大防戦になったんですけれど…
テスタはドレイク軍の猛撃にあって遂に陥落。
テスタ城砦から撤退した守備軍は
王都ヴィルムに逃げ延びてきて
蛮族は今度は西の王都ヴィルムに来るかと思って
守りを固めたのですけれど…
何故か蛮族は西に向かわず南進。
どうやら、ヴァーミリアは半壊させて
そのままファーガス王国の北部に侵攻を
掛けようとしてるみたいなんです。
その事を伝え、尚且つ援軍の要請に
私の姉の第2皇女のプリスタル姉様が
ファーガス王国王都に向かったのですが
私はこの情報を北方の守りの要である
城塞都市ロックウェルに持って行って
ロックウェルの防備を固める様にと
特使として遣わされまして…」
「ぬわぁぁぁ!!!」
「えーーーーー!!!!」
セカンドパンチにもKOになるジルとシャナ。
「でも、特使として、警備隊と移動中に
オーガーとドレイクの一団に遭遇…
警備隊の手によって
私だけが先に逃されて、
ロックウェルに向かっている途中に
運悪く、手下のゴブリンの使い魔に
見つかって…
そこでジルさんに助けて貰ったという…」
そう言ってエルスティナは、頭を抱えていた。
「そういう状況だったん!!
だから、あの逃げようとするゴブリンを
君は仕留めようとしたんか!!」
そこでジルは彼女の神官戦士らしからぬ
徹底した攻撃行動に納得ができた。
「はい、私がこっち方面に逃げたと分かれば
蛮族の捜索隊の増援が
こっちに来るかもしれないので…
その可能性で…」
と、エルは物凄く困った顔でそう言った。
「ちょ、それシャレになって無いよ!!」
「蛮族が北の防衛線を越えて
進行して来てるですって!!
それなら、この村だって危ないじゃない!!!」
二人は、そこで現在、どれぐらい自分達が
危険が危ない状態なのかを理解した。
「ですので、一刻も早く私は
ロックウェルに行かなければならないのですが…」
と彼女はそう言う。
「それなら、
ロックウェルに一緒に行きましょう
エルスティナ姫…」
そこで間髪入れずにジルがそう言った。
その言葉を耳にして、
不意に目を見開くエルスティナ。
「ちょ、ちょっとジル!!
勝手に決めないでよ!!」
シャナはジルがそう言い出した事に慌てるしかなかった。
「勝手も何も無いだろう!?
蛮族に北の防衛ラインを突破されたんだ!
だったら、もうこの村だって安全な場所とは言えない!
一刻も早く、ロックウェルの防衛を固めないと
この村に沢山のゴブリンだかオーガーだかが
来るかも知れないんだ!!
これは他人事じゃない!!
そうじゃないか!?シャナ!!」
「そ、それはそうだけど…」
ジルの言葉にシャナは焦れる。
「えっと、あの、護衛をして下さるのですか!?」
ジルの言葉に、表情が明るくなるエルスティナ。
「そりゃ、その話が本当の事なら
僕達も他人事じゃないですからね!!
蛮族の北方からの大侵攻なんて!!
確かに、もしかしたら、貴方が全くのデタラメを
言ってるのかもしれません!
普通は疑わしい話だ。
でも、ライフォスの使徒が、
そんな嘘をついたら天罰モノでしょう!?
なら信じますよ…
なにより、蛮族と戦った僕ですもの…
で、あの蛮族が、そんなに危険な奴等だったなら
ロックウェルは、この村から目と鼻の先だ…
無理して、今、村を出れば、
夕方にはロックウェルに着く!!」
「ちょ、ちょっとジル!!!」
「シャナ!
ここ迷う所か!?
エルフのお姫様が、こんなジョーク言う為に
わざわざ、蛮族に襲われて
魔法の攻撃まで食らって芝居なんかすると思うか?
まぁ、あの光景をシャナは見てないから
いまいち現実感が無いのは分かるけど…
だから、来たくないなら、別にいいけれどさ!
でももし本当にロックウェルが突破されたら
この村から逃げないとダメになるんだ!
そして僕達は、村人よりは戦士で…
そして蛮族との『こういう事がある』
可能性を思っていたからこそ
シャナだって修行してたんだろう!?
なら、今じゃないか!!
『その時』は!!」
ジルはそう言って熱く語った。
その言葉にシャナは破顔する。
「まぁそうね…
これが本当の話なら、
確かに覚悟を決めないといけないわけだけど…
どうしても現実感が無くて
夢物語を聞いてる感じでね…」
そう言ってシャナは頭を抱えた。
その時、ジルはおもむろに自分の家の
地下室に行こうとする。
「ちょっとジル、まさか!?」
そのジルの行動に目を白黒させるシャナ。
「まさかも糞もないだろ!
今なんだよ!!!
父さんの本当の形見を開けさせて貰うのは!!」
そう言ってジルは地下室に向かった。
そのやり取りに、目を白黒させるエルスティナ。
「いったい何が?」
そのジルの謎の行動に呟くエル。
「まったく、こういう時は
本当に思い切りがいいんだから…
これが冒険者の血って奴なのかしら?
まぁでも
蛮族の北からの大侵攻なんてのが本当なら
ここは確かに思い切り良くしないとダメか…
うーーん……」
そう言ってシャナは頭をかくしかないのだった。
-----------------------------------------------
GM:
「という事でーーす」
エル:
「はい、それではパーティにこれから入る
エルスティナ、略称、エルです!
よろしくです~~~」
ジル:
「……Orz」
シャナ:
「……Orz」
GM:
「どうした?」
ジル:
「蛮族と戦争するシナリオですと!?」
シャナ:
「マジですか!!」
GM:
「だってしゃーねーじゃん…
お前、主人公なのに、
マギテックのガンナーなんぞ?
これで普通の冒険者モノやるのなんか
ほとんどの手段が封じられたんだから
なら、『普通の冒険者モノ』じゃない
ガンナーとゴーレム使いが暴れられる
そんなシナリオにするしかあるめぇ!?
それに1人TRPGじゃ
真面目にダンジョン作って探索モノとかの
トラップのドキドキゲーも出来ないしの…
自分でダンジョン作って
自分で迷うとか、そんな事する事になるんで?
それどんな高度なプレイやねん!!!」
ジル:
「まぁ確かにそうですけれど…
いやーー
ガンナー戦争モノでSW2.0ねぇ…」
GM:
「俺だって泣きそうやわww
剣の世界でガンナーファイトよ!?
どうしろっていうのさ!!www
なら、ヒロイン戦争でもして
遊ばないと、俺が心辛いやろ!!」
ジル:
「さいですか…
まーー、ガンナーモノの
TRPGなんて不思議だし
もう、やるしかないですなー」
GM:
「そうよ、やるしかないんよ…
やるしか。・゜・(ノД`)・゜・。」
ジル:
「ひーーーー!!!」
GM:
「ともかく、今回はジル
お前とエルスティナに
経験点1550と
お前には500ガメルな。
この程度のミッションで1550点も
やるのアレだけど
その、未だに発動してない
ファイター技能をいつ使う事になるか
ワカンネ-んだから
上げときネェ…」
ジル:
「うわー、微妙なお情けキター\(^o^)/」
GM:
「まぁでも、平均冒険者レベル5の
三人パーティになったし
ドレイク1体とは、そろそろ戦えるかもな…」
ジル:
「希望的観測やろ?」
GM:
「そうねー、せめてレベル6欲しいネー」
嗚呼、ダイスの神様のせいで、シナリオの方向性も、
普通のセッションからは考えられない
大規模型でしないといけないジレンマ。
マギテックのシューターを主人公にした珍道中劇。
セカンドヒロインも迎えての
ヒロイン戦争の要素も加えて
サイコロの神のご希望の明日はどっちだ!?
戦え、マギテックの小僧!!
負けるな! マギテックの小僧!!
きっと明日は良い事あるさ。・゜・(ノД`)・゜・。
いやーー、SW2.0のゲームマスター力鍛える為の修行作なのに
いきなり、変則型キャンペーンにするとかねーー
主人公がマギシューなんで、仕方ないんだネー
剣の世界で剣士やらないと、こんな不思議な事になるんだネー