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カクテル・バー『J moon』  作者: かがみ透
第二章『恋愛模様』
7/72

(2)きっかけ

 『J moon』閉店後、友人と別れた蓮華が顔を出した。


「なんか疲れたわ~」


 さすがに、少々、いつもの笑顔にも、疲れが現れているのが、従業員たちにもわかる。


「皆、お疲れさま! ごめんね、今日はお休み取っちゃって。これ、差し入れ」


 閑散とした店が、一気に華やいだ。

 従業員たちは、蓮華が、店の物とは別に買っておいた赤と白のワインに、喜んで飛びついた。


 口直しをしたいと言って、蓮華本人が手酌で、ワイングラスではなく、ロンググラスに赤ワインを注ぎながら、優の姿が見えないことに、気が付く。


「あら? 優ちゃんは?」


「コンビニに行きました」


 タケルが、軽く答えた。


「ああ、いつものようにね。まあ、待たなくていいでしょう」


 蓮華が、カウンターに腰かけ、脚を組む。


 女友達と飲みに行った出で立ちは、落ち着いた色のシックな仕事着と違い、華やかな色合いをぼかしたチュニックのようなワンピースに、ストールを羽織っている。ナチュラル寄りのメイクで、髪も下ろし、少し若く見えた。


 普段のシックなマダムの格好と、違う雰囲気の蓮華には、皆も好感を持っているようで、普段は上司として接しているのが、『仲間うちの姉御肌の女性』といったように、口調こそ敬語ではあるが、親し気に話している。


「奏汰く~ん」


 甘えたような声に、奏汰は、びっくりして振り返った。


「奏汰くんの地元のワイン、今度、持って来て、皆で飲もうよ~」


 奏汰は、飲んだくれている蓮華を、怪訝そうな顔で見た。


「ママ、酔ってるでしょ?」


「酔ってないわよ~。だって、今日、酔えなかったんだもん。また涼子ちゃんに、怒られちゃって~」


 カウンターに肘を付き、ころころ笑っている蓮華の組んだ脚に、目が行ってしまった奏汰は、慌てて目を反らした。


 ワインと一緒に、蓮華が買っておいたカマンベールチーズを、ハヤトが切って配る。

 蓮華と奏汰、タケルも、ケントもチーズを口にする。


「奏汰ちゃん、どお? この仕事には、もう慣れてきた?」


「『奏汰ちゃん』て……、ママ、かなり酔ってるんじゃ?」


「大丈夫よ~!」


 ケラケラと笑い出す蓮華は、どう見ても、酔っている。


 そこへ、ひとりの女が現れた。


「優さんは、いらっしゃる?」


 白いパフスリーブのワンピースを着た、清楚な出で立ちの、まだ若い女だった。

 誰が見ても美人の部類ではあったが、吊り目がちな瞳といい、堂々とした態度に、強い口調に、気の強さが現れていた。


 例の女子大生だと、そこにいる全員が、思った。


「今、ちょっと外に出ていますが、こちらで、お待ちになります?」


 とっさに仕事の顔に切り替わった蓮華に、奏汰を始め、従業員も、「プロだ!」と思った。


 奏汰だけは、酔ったように見せかけて自分に絡んだのは、からかっていただけだったのかも知れないと、すぐに思い直したのだが。


「あら、あなた、確か、……ゆきこちゃんよね?」


「『百合子』ですわ、『レイコ』さん」


 挑発的とも取れる笑みで、百合子は答えた。

 名前を間違えられたが、仕返しに間違えてやった、とでも言わんばかりだった。


「あの人だよ。前にも、優さんに会いに来た女子大生ってのは」


 ハヤトが、ひそひそと、従業員に告げた。


「ママとも、知り合いだったのか?」


 タケルがハヤトや奏汰の顔を見回すが、ハヤトもそれは知らないようだ。


「そうそう! 百合子ちゃんだったわね。優ちゃ……いえ、優さんの元カノ……」


「『婚約者』ですわ!」


 百合子は、挑発的な言い方のままだった。


 従業員たちは、まさか!? と、またしても、顔を見合わせる。


 ついでに、奏汰は、百合子の態度が気に入らなかった。


「そーそー、『元』婚約者でしたわね。ごめんなさいね、間違えちゃって」


 わざわざ謝らない方が無難だったが、にこやかに、蓮華が言った。


 キッと睨みつけた百合子が、すぐに余裕の笑みを作り、見下すように言った。


「あなたが邪魔したんじゃないの。私たちの仲を引き裂いておいて、よくも、ヌケヌケと……!」


 従業員全員、青くなった。


 聞いてはいけない話だと、誰もが、視線を、あちこちへ飛ばす。

 といって、二人の様子が気にはなるため、戦況を見守る。


「あたしが? 誤解よ~。だいたい、人が何か言ったくらいで、こわれるような仲は、所詮、その程度のものだって言うじゃない?」


 軽く、蓮華が笑い飛ばすが、しっかり挑発になっている。


「なんですって!?」


 百合子が、前のめりになる。


「おーい、(あお)るなよ~」と、奏汰が、遠くから、蓮華に言ってみるが、聞こえていないようだった。


「何かを言っただけじゃないでしょう? あなたが、私の優さんを、寝取ったって、わかってるんだから!」


 従業員全員、どぎまぎして、蓮華の次の言葉を待った。


 蓮華は、真面目な顔になった。


「二年前、確かに、優ちゃんと、一緒に寝たことはあるわ」


 室内は、凍りついたように、静まり返った。


「やっぱり……! そうだったのね!」


 わなわなと、百合子の手が怒りに震えるが、すぐに、蓮華は笑顔になった。


「その時は、このお店の準備で忙しくって、仮眠室で、皆で雑魚寝したの。それが何か?」


「ああ、そういえば、そんなこともあったな!」


 開店当初からいるハヤトが、口添えした。


「本当か!?」


 タケルもケントも安心するが、奏汰は、注意深く、二人の女を見つめていた。


 「この女? 私をからかってる?」と、百合子が疑り深い目で、睨んでいると、蓮華がにこやかに言った。


「まあ、酔ったはずみで、キスしちゃったことはあるけど、それ以上はないから、安心して」


 安心したのも束の間、ダイレクトな蓮華の発言に、一同、またしても凍りついた。


 百合子だけは、今にも噴き出しそうなマグマが、沸々と音を立てているような形相になっていた。


「これ以上煽らない方がいいよ」


 奏汰が蓮華に近付き、小声で忠告する。


「なによー、あっちから、仕掛けて来たんじゃないのー」


「……売られたケンカは、買うんだ?」


 奏汰が、目を丸くする。


「あの子はお客さんでもないし、前から、分からず屋なんだから、いいのよ、このくらい」


 どうやら、蓮華は、百合子と優の間に何があったのかを、知っているらしかった。


 奏汰と蓮華の後ろでは、ハヤト、タケル、ケントが、ヒヤヒヤして、どうしていいかわからず、ただ優の帰りを待ちわびていた。


 だが、今帰ってこられても、血の雨が降ることは確実だった。


「欲求不満の年増女! 私の優さんを返してよ!」


 ついに百合子のマグマが爆発した。


 血の雨!


 ハヤト、タケル、ケントは、恐ろしさのあまり、背を向けた。


 ぴくっと、蓮華のこめかみが、一瞬、引き攣ったように、奏汰には見えた。


「ふっ、欲求不満の年増女ねぇ。そうかも知れないわね。だって、あたし……」


 その先を言う前に、奏汰が、蓮華をぐいっと隣に抱き寄せ、肩に回した腕で、彼女の口を塞いだ。


「蓮華のことなら、今は、心配いらないから」


 タケルたちも、驚き、思わず振り返る。

 口をふさがれた蓮華も、びっくりして、奏汰を見上げた。


「なっ、なによ、あなたは?」


 百合子が、思わず一歩前下がった。


「蓮華には、俺がいる。だから、優さんとは、なんでもないよ」


「あなたが? この女と? ……そうは見えないわね」


 百合子が近付いて、二人を観察した後、疑い深い目で奏汰を見上げた。


「本当だって!」


 ムッとした奏汰が、蓮華に向き直った。


「ごめん、ママ、ちょっとの間、我慢して」


 そう蓮華の耳元に囁いた奏汰は、蓮華の背を軽く抱き、唇に口づけた。


 その場は、騒然となった。

 百合子も、呆気に取られている。


 すぐに離れるつもりが、離したくなくなってしまったことに、奏汰は自分でも驚いた。


 思いのほか、心地良い。

 ずっとこうしていたい。

 そんな気持ちになっていた。


 ゆっくり口づけ直すと、蓮華は嫌がるどころか、目を閉じ、片方の腕を、奏汰の首に回した。


 奏汰には、蓮華が合わせて演技をしているのだと思えた。


 なんて、俺は、ずるいヤツなんだ!

 この状況を、利用して……!


 責める自分もいたが、蓮華から、離れたくないのは、事実だった。


 蓮華を抱きしめる腕に、少しずつ力がこもる。


「もういいわよっ」


 百合子の不機嫌な声で、我に返った。


「ふんだ、なにさ、見せ付けちゃって! お邪魔しましたー!」


 不機嫌そうではあったが、とりあえず、彼女は退散した。

 それから、間もなくであった。

 優が戻ったのは。


「優さん、遅いですよ!」

「もう、大変だったんですから!」


「えっ、何かあったの? ごめん、ごめん。コンビニで立ち読みしてたら、ついやめられなくなっちゃって」


 ハヤトとタケルが、優に詰め寄る。


 その横では、奏汰が、必死に、蓮華に頭を下げていた。


「すみませんでしたっ!」


「そうだぞ、お前、いくらなんでも、あそこまですることないだろー? しかも、長いしっ!」


 蓮華が応えるよりも早く、タケルが横から文句を言った。


「だって……」


 カッと頬を染めた奏汰が、言いかけて口を噤む。


 彼は、蓮華の口から、真相でも嘘でも、男の影を匂わせるような言葉を、聞きたくないと、思っていたことに、今気が付いた。


 そんな奏汰を見てから、蓮華が、さらっと言った。


「おかげで、結果的には、血の雨も降らずに、百合子ちゃんが帰ってくれたんだから、私は構わないわよ」


 一同、愕然とする。

 「なんという、懐の深い人だ!」というよりも、「あんなに煽って、怒らせておいて?」という印象の方が上回っていた。


「とにかく、僕のせいで、皆、ごめん! 二人には、特に迷惑かけたみたいだから、お詫びするよ」


 ハヤトから、さっと事情を知らされた優は、心から、すまなそうに言った。




 三人は、まだ開いているバーへ入って行った。


「ゆりちゃんは、僕の音大の後輩にあたるんだ。同じピアノ科でね。年は離れてるから、在学中は出会ったことはなかったけど。お父さんが、クラシック界でも有名な人で、コンクールの審査員になることもあって。要するに、彼女、お嬢様なんだ」


「お嬢様!? 見た目はお嬢様でしたが、中身は……ああ、でも、ワガママっぽかったから、ワガママお嬢様か」


 奏汰は、お嬢様のイメージが崩れた気になった。

 優が何気なく、話し始める。


「実は、恋人同士でも何でもなくてね。僕の方は付き合ってるつもりはなかったんだけど、多少の行き違いがあったみたいで。まあ、あんまり、あの子を悪く言いたくはないんだけど、彼女がそう言ってるだけで、婚約の儀を交わしたわけでもなく」


「そうなんですか!? なのに、元婚約者って……? いくらなんでも、どうしたら、そんな勘違いが?」


「どうせ、優ちゃんが、いつものようにお世辞言ったんでしょ?」


 蓮華が、意地悪な顔で、横やりを入れた。


「そんなに勘違いさせるようなことは、言ってないんだけどね」


 力なく、優が笑った。


「もう身に付いちゃってるもんだから。相手は女子大生なのよ? 大人の女性じゃないの。ぽーっとなっちゃってる若い子には、充分勘違いさせるわよ」


 咳払いをしてから、優は、奏汰に向かい、話を元に戻した。


「そんな時に、蓮ちゃんから、バーを経営するから、手伝って欲しいって言われてね。ゆりちゃんとのことも知ってたから、ちゃんと別れろって説教されたよ、今みたいに。新装開店前の準備で、すっごく忙しかった時に、蓮ちゃんと一緒にいることが多かったから、二人でいるところも、何回か見たらしいし」


「それで、百合子さんは、ママが、二人の仲を引き裂いた、と思ったわけですね? それで、何で、今頃になって?」


 優が、ちらっと蓮華を見てから、言った。


「そのぅ、僕と蓮ちゃんが結婚するもんだと思ってたみたいで。また例によって勘違いなんだけどね、違うって言っても、聞いてくれなくてね。それ以来、会うこともなかったのが、最近、『J moon』のことが耳に入ったのか、彼女らしき人が、ごくたまに訪ねてくるようになって。あいにく、僕がいない時ばかりでね。ゆりちゃんだという確信もなかったから、わざわざ蒸し返すのもと思って、そのままにしていたんだけど、……そうしたら、こんな事態に……。早々に連絡取って、ちゃんと説明しておくよ」


「優さんも、大変ですね……」


 奏汰は、心から、優に同情した。


 蓮華が化粧室に行った時、奏汰には、どうしても、優に聞いておきたいことがあった。


 店では、いつも「蓮華さん」と呼んでいるのが、ここでは「蓮ちゃん」と呼び方が変わっているのも、ずっと気になっている。


 百合子の勘違いも、まったくの妄想とも思い難い。


「ママとは、どのくらいの付き合いなんですか?」

「知り合ってから、もう一〇年になるかなぁ」

「じゅっ、一〇年!?」


 奏汰からすれば、一〇年も前となると、小学生である。

 若く見える二人だが、せいぜい二〇代後半くらいだろうと踏んでいた奏汰は、高校生くらいの時から出会っていたのかも知れないと、咄嗟に考えた。


「あのー、それで……、百合子さんと言い合いしてた時に、ママが言ってたんですけど……、優さんと、……酔ったはずみでキスしたことあるって……」


 それが、一番確かめたかったことだった。


 優は、きょとんとした顔になった後、

「ははは、それは、嘘だよ」と、笑い飛ばした。


「そ、そうか! 嘘でしたか!」


 奏汰が、ホッとした顔になった。


「蓮ちゃんとは、付き合い長いけど、友達だから」


 どうやら、優は、タケルの言う『容疑者』ではなかったと、奏汰は安心した。




 蓮華が戻った時には、優は帰っていた。


 奏汰は、気まずそうな顔になった。


「あの……、さっきは、本当に、すみませんでした」


「なにがかしら?」


 蓮華は、いたずらっぽい瞳を、奏汰に向ける。


「……本当に、怒ってないんですか? ……キスしたこと」


 カクテルに口をつけてから、蓮華は言った。


「愛が感じられなかったら、怒ってたわ」


 奏汰の頬が、カッと紅潮した。

 蓮華には、取り繕っても駄目だと、観念した。


「ママには、かなわないな。全部、お見通しなんですね。あの場を収めるのを装ったつもりでしたが、本当は……ママの口から、真相だろうと嘘だろうと、優さんや、他の男の影を匂わせるようなことを、聞きたくなかったんです」


 蓮華が微笑みながら、黙って奏汰の話に耳を傾けている。


 奏汰は、一旦、口を噤んでから続けた。


「それで、キスしたら、……なんか、離れたくなくなっちゃって」


「ふうん、そうだったの」


 蓮華が微笑ましそうに、奏汰を見つめる。


「あ、あの……、本当に、怒ってないんですか?」


 奏汰は、だんだん不安になってきた。


「場所変えて、もう一度、してみて」


 蓮華の言葉に、奏汰は、耳を疑った。




 いったいどういうつもりなのか。

 奏汰には、蓮華の考えていることが、さっぱりわからなかった。


 バーから、横浜の海は近かったが、夜も遅いため、暗いだけだった。


「ここでいいわ」


 蓮華が立ち止まった。


「職場では、こういうことは、あんまりしたくないの。他のお店であっても同じよ。だから……」


 奏汰を見上げる。


 奏汰の頭の中は混乱していたが、半信半疑のまま、蓮華を見つめた。


 本当に、もう一度、口づけていいのだろうか? 


 街灯と月の灯りに照らされた彼女の顔は、別の美しさがあった。


 戸惑いながら、奏汰は、蓮華に近付き、そうっと唇を重ねた。


 だが、次に、どうしていいかわからなかった。


 さきほどと同じようにしようと思っても、思い出せそうにない。

 試されてるんだろうか? ということが頭をよぎると、ますますどうしていいかわからなくなった。


 そのまま動かずにいると、蓮華の唇が、しっとりと包みこんだ。


 数回、撫でるように動くと、奏汰も思い出したように、または、安心したように、口づけ直す。


 互いの唇を味わうように、重ね合わせていく。

 奏汰の腕が蓮華を抱え込み、さらに深く口づけた。蓮華もそれに応える。


「だめだ、また離れられなくなってる!」


 奏汰が、はにかんで笑った。


 包み込むような微笑みで、蓮華は囁いた。


「あたしもよ」


 奏汰は、何とも言えない顔になって、蓮華を見つめると、強く抱きしめた。


「いいんですか? 俺が、蓮華さんを好きでも」


「名前で呼んでくれたのね」


「だって、『ママを好き』だなんて言うと、ヘンに聞こえるから」


 おかしそうに蓮華が笑った。


「『蓮華』でいいわ。あたしも、あなたが好きよ、奏汰くん」


 蓮華は、奏汰の胸に、顔をうずめた。

 奏汰は、感動と、愛おしさを噛み締めながら、蓮華を抱きしめていた。


 これから、穏やかでない日が、多々やってくることを、この時の奏汰は、知る由もない。


「えっ、旅行?」


「そう、仕事も兼ねて、二週間後にね。ここ二、三年、旅行なんか出来なかったから。奏汰くんが来る前から、決まってたのよ。シンガポールと他にも寄るから、全部で一週間ね」


「それじゃ、俺の初ライブは……?」


「本当、残念だわ、見られなくて」


「そんな!」


「さらに、これから二週間、つまり、あたしがシンガポールに行くまでの間、奏汰くんには、お店の戦力になってもらうため、カクテルの作り方を、覚えてもらうつもりだから」


「えっ?」


「簡単なのだけでいいから。それと、ライブ、頑張ってね!」


 蓮華は、不安そうな奏汰の頬に、ちゅっと音を立てて、軽く口づけた。


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