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カクテル・バー『J moon』  作者: かがみ透
第五章『同級生』
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(9)『What's New?』

 奏汰は、吉祥寺でのベース・レッスンの後、『J moon』に、客として来ていた。

 ハヤトの作ったジンライムを飲む。


「今日、本物のウッドベースを触らせてもらったんだ!」


 ウキウキとした様子で、蓮華に報告する。


「良かったじゃない! どんな感じだった?」


 蓮華は興味津々に、彼の話を聞いている。


「借りてる消音タイプのウッドベースは、古いタイプだから、生ベースとは、やっぱり違うんだ。それに、生ならではの、あの箱鳴り感がなんとも。『おおっ!』って感じで! アコースティックの何とも言えない良さが、よくわかったよ!」


 美砂との付き合いが始まってからも、彼が音楽の話をする時は、『J moon』で、蓮華や優、タケルたちミュージシャン志望の従業員たちの場合が多かった。


「だけど、あれでジャズっぽいノリを出すのって、難しいよ。ごまかしは利かないし。ネックも弦もエレキより太くて、エレキでは使わない開放弦も、生ベースでは使うことがあって。それがまた独特のいい感じでさ!」


 喋り続ける奏汰の話を聞く、蓮華のあたたかい視線は、彼の、ベースを(はじ)くまねをする指先に、そそがれていた。


 スピーカーから流れるBGMが、『What's New?』に変わった。


 「What's New?」とは、「変わりはありませんか?」や「調子はどう?」といった意味だった。


 昔の恋人にバッタリ会ってしまい、「変わりはない? 彼(彼女)とは、うまくやってるの?」「相変わらず、かわいい(素敵)だね」……のように、相手に未練のある歌詞になっている。


 蓮華の視線と目が合うと、奏汰は黙って、目を反らした。


 ちょうどその時、彼のスマートフォンが鳴った。

 「わかった、今行く」と電話を短く済ませると、「それじゃ」と蓮華に言った。


 奏汰が、レジに向かう。


「デート?」

「はい。今日は残業だそうで、今、駅に着いたって」


 レジにいる優に、奏汰は答えてから、店を出た。


 優は、ちらっと、年配客の相手をしている蓮華を見た。




「うちに来る?」


 美砂に、奏汰が言った。


 いつ蓮華が来るかわからないからと、これまで、奏汰のアパートで会うのは避けていた。


「蓮華さんが来るんじゃ……?」


「彼女なら、最近、カフェの方の新メニュー企画で忙しくて、ここには全然来ないんだ。メールもあんまりくれないし。俺たちに気を遣ってるのかも。だから、多分、大丈夫だよ」


 美砂が、頬を染めた。


「奏汰くんの部屋に行くの、初めてね。本当にいいの?」


「いいよ」


 やさしく微笑む奏汰を、美砂は、嬉しそうに見上げた。


 その時、奏汰のスマートフォンが鳴った。


「もしもし、先生? えっ、そうなんですか? わかりました!」


 きらきらと瞳を輝かせた奏汰は、美砂を振り向いた。


「やっぱり、今から、ライブ見に行かない? 生ベースの演奏があるんだって! 六本木なんだけど」


 美砂は、呆気に取られていた。


「まだ週の始めだし……明日も仕事あるから」

「あ、そう? じゃあ、一人で行こうかな」


 淋しそうな美砂の顔を見つめると、奏汰は、「ごめんね」と言って、軽く口づけた。


 笑顔で手を振り、見送った美砂だが、彼の姿がなくなると、浮かない顔になった。


 口づけた時に、ジンライムの味がした。

 彼が、『J moon』に寄っていたのだとわかる。


 アルバイト先であるし、ミュージシャン志望の従業員や、蓮華、優とも、音楽の話をしているのは知っている。


 蓮華とは、職場でだけ会い、最近は音楽の話しかしていない、という彼の言葉を疑いたくはなかったが、美砂の中にある猜疑心は、消せなかった。




 残業の後、美砂がデスクの上を片付け、帰り支度をしていた。


「メシでも行こうか?」

「はい」


 須藤のさりげない誘いに、美砂も、自然に応えた。


 二人を見る松岡の視線に気が付いた須藤が、振り返り、いつものように誘った。


「松岡、お前も来るか?」

「はい」


 返事をする松岡を、気まずそうに見る美砂だった。


 三人で食事を済ませると、須藤が言った。


「じゃ、俺、寄るとこあるから」


「どこ行くんですか? また『J moon』ですか?」と、冷やかし気味の松岡に、「そう! 蓮華ママ目当てで、ボトルキープしちゃったもんだからさ。じゃ!」と、須藤が手を振った。


「あ、須藤さん……!」


 救いを求めるように彼を目で追う美砂だが、須藤は気付かず、さっさと駅へ早歩きで向かう。


 美砂は、気が進まないまま、松岡に連れられ、洋風居酒屋へ向かった。


「ここのカクテルも、まあまあイケるでしょ?」

「そうね」


 松岡の言うことに、無難な返事をする。


「今度、一緒に遊園地行かない? あ、映画でもいいよ」


 積極的にデートに誘う彼に、美砂は、さすがに、切り出した。


「あの、私……、知ってると思うけど、付き合っている人がいるから……」


 松岡の、整った顔が、真面目になる。


「友人としてでいいから。友達にもしてくれないの?」


「別に、そんなことはないけど……」


 押しの強い彼に、はっきり断れない美砂は、「遊園地よりは、映画の方が間が持つかしら?」と、打開策を考えていた。




 一方、蓮華に入れ込んでいるフリをしていた須藤は、『J moon』に着くと、優と話をしていた。


 実際、蓮華は忙しく、年配客や常連客を相手にしていたので、通っていた須藤は、優と話すことの方が多かったのだった。


 須藤が話すのは、上司や仕事の話が主だった。


「『君は、愛想はいいし、信頼もあるから、ウケはいいんだけど、軽そうに見えちゃうんだよねぇ。スーツの中のシャツやネクタイが派手だからかねぇ? まあ、結婚でもしてれば、信頼が増して、もっと仕事取って来られるのに』なんて、言うんだよ。柄のスーツに柄物ネクタイ合わせるような課長に、派手だって言われるとは思わなかったよ。しかも、これ以上、俺を働かせるつもりなのかー? ひどいと思わない?」


 その日の須藤は、落ち着いた紺系のスーツに、ワンポイントだけの黒系ネクタイと、普段よりは控えめな服装になっていた。


 彼のキープしている国産ウイスキーを、優が注ぎ足しながら、にこやかに聞いている。


「俺って、全然遊んでないのに、『遊び人』に見られちゃうんだよなぁ。絶対、損だよ。優さんは? 遊んでる?」


「時間の許す限りは」


 にっこりと、優が答えると、須藤が目を見開いた。


「へー、すごいねー。そんな風に見えないよね。いいなぁ、得だよなぁ!」


「今のは、ちょっと大袈裟だったかな」


 優が笑うと、須藤も笑った。


「そう言えば、今日は、ママはいないの?」


 須藤が辺りを見回すが、いつもは年配客の相手をしている蓮華が、見当たらない。


「今、来月のバンドの方達と打ち合わせ中ですので、もうすぐ来ると思いますよ」


「そうなんだー?」


 優とそのような話をしているうちに、従業員入口から、入室してくる蓮華が見える。

 スクエア型に胸元の開いた、ワインレッドのシンプルなワンピース姿だった。


 須藤が手を振ると、気が付いた彼女は、須藤に寄って行く。


「晃くん、また来てくれたの?」


「ボトルキープしてると来易くてさ。でも、もうなくなってきちゃったなぁ」


「今度は、ブランデーでもどう? この間、値切って安く仕入れたブランデーが、何種類かあるのよ」


「そうだね。どれがいいの?」


 笑う須藤に、蓮華が腕を組んで、意地悪な顔をした。


「晃くんて、絶対メニュー見ないよね?」


 にやっと、須藤も返す。


「どうせ、わかんないから。プロに聞いた方が、確かでしょ?」


「まあね。じゃあ、優ちゃん、選んで差し上げて」


「はい」


 優がブランデーのメニューを用意する間に、にっこりと手を振り、蓮華がカウンターへと入る。


 数分後、「ママからです」と、優が、須藤に差し出したのは、ロックグラスに入った茶色のカクテルだった。


 カウンター内の蓮華に、須藤が、グラスを掲げて見せた。蓮華も笑顔で返す。


 他の来客に注文されたカクテルを、座席まで運んでいた奏汰も、それには気が付いた。


 いつの間にか、蓮華が、よく『チャーリー・チャップリン』を、須藤にサービスするようになっていることと、呼び方が『須藤くん』から『晃くん』に変わっていることにも、気が付いている。


 閉店後、アップにしていた髪を下ろす蓮華に、優が、少し真面目な顔で言い出した。


「一人のお客さんにばかりサービスするのは、よくないんじゃない?」


 蓮華は、少しムッとした顔になった。


「よく来てくれるんだから、いいじゃない。キープしてるお酒以外にも、たまには飲みたいだろうし。周りに気付かれてるわけでもないんだから」


「それは、そうだけど……」


 言いかける優に、蓮華は、振り向き、ムッとした顔のまま、彼を見上げた。


「それとも、優ちゃん、あたしのこと抱ける?」


「は!?」


 優が目を丸くし、絶句する。


「出来ないでしょ?」


 こくんと、蓮華のセリフに頷く。


「だったら、放っといて。あたしのやることに、口出さないでよ」


 ぷいっと、蓮華が背を向ける。


「今のあたしには、彼が来てくれることが、唯一の救いなんだから……」


 そう呟いた蓮華の背は、普段のような余裕は見えず、どこか淋しい背中であった。


 そこへ、そろそろと、着替えの済んだ奏汰が、従業員入り口から、顔を覗かせた。


「あら、奏汰くん、もう帰っていいのよ」


 普段通りの、にこやかな蓮華の顔を見つめてから、奏汰は口を開いた。


「蓮華は、まだ終わらないの?」


「あたしは、まだやることがあるから」


 笑顔のまま、蓮華が答える。


「そう……。じゃあ、お疲れ様でした」


「お疲れ様!」


 なんだか追い払われたような気分で、奏汰は、『J moon』を出る。


 彼には、二人が何を話していたかまでは聞こえなかったが、明らかにわかったことがあった。


 優さんには、八つ当たりみたいなことしても、俺にはしないんだ……


 蓮華とは、ケンカらしいケンカも、あまりした覚えがない。


 美砂とのことがあっても、蓮華は、彼に何も聞かず、何も言ってこない。

 だが、長年友情を保つ優には、思ったことをぶつけているように見える。


 奏汰は、もやもやした想いを抱えたまま、自宅へと向かっていった。


 誰もいない『J moon』では、私服の優と、仕事着のままの蓮華の対話が続く。


 背を向けたままの蓮華は、腕を組み、むすっとしながら、背に浴びせられる優の言葉に、耳を傾けていた。


「奏汰くんと、ちゃんと話し合ったの? 話し合ってないでしょ?」


 優の質問に、蓮華は無言だ。


「蓮ちゃんは、遊びとか、ヤケとかで、好きでもない人と……そういうことが出来るほど、器用じゃないよ」


 ふっと笑った蓮華は、穏やかな顔つきになった。


「あたし、須藤くん、好きよ。あの人が来てくれると、ほっとするの。元気を分けてもらっている気になるの。だから……」


 続きは、思い切った口調になる。


「だから、……してもいいくらい、感謝してるの!」


 さすがの優も、たじろいだ。


「そ、そんな……、これ以上ややこしくしないで、ちゃんと、奏汰くんと話し合った方が……!」


 蓮華は背を向けたまま、視線を、床に落とした。


「あの人は、優ちゃんが出来ないことを、私にしてくれたの」


「えっ、まさか、……しちゃったの?」


 動揺する優を、蓮華が振り向いた。


「キスだけ」


 優の目が、見開かれた。


「優ちゃん、キスすらしてくれないじゃない? そんなに、あたしのこと、こわいの?」


 聞き捨てならないとばかりに、今度は、優がムッとする。


「こわいわけじゃないよ。ただ、一度でも、そういうことすると、蓮ちゃんが、他の子と恋愛出来なくなっちゃうだろうから、しないだけだよ」


「まっ、よく言うわね。優ちゃんこそ、あたしの虜になっちゃうわよ」


 優が改めて、蓮華に向き直り、睨み据える。


「ならないよ」

「なら、問題ないわね」


 睨み合う二人だが、やがて、蓮華が彼を見上げた姿勢のまま、目を閉じていく。


 と同時に、優の視線は、彼女の、無防備な唇に落とされる。


 その感触を確かめに、近付いていく。


「すみませーん、忘れ物しちゃって」

「ちょっとー、まだ終わらないのー?」


 従業員口の扉が開き、顔を出したのは、従業員の中でもベテランのハヤトと、エスニックな衣装に身を包んだ新香、普段は早めに帰ってしまう経理担当の京香だった。


 優も蓮華も、既に離れていた。


「もう始めちゃうよ? 蓮華の方から、『淋しいから飲み会やろう!』って、言ってきたんでしょう?」


 手を腰に当てた新香が、蓮華に呆れたように言う。


 ついでに加わるよう言われたハヤトと優を含め、五人は、シャワー室の隣にある仮眠室で、スーパーで買ってきた酒とつまみで、宴会を始めた。


 ハヤトが、「まあまあ、優さんもどうぞ」と、にこにこと、ウイスキーを注ぐ。


 「ありがとう」と言いながら、優は、うっかり蓮華の挑発に乗りそうになってしまったことを、またしても反省した。


「僕も、まだまだだなー」


「えっ、何がですか? 優さん、これ以上、バーテンダーの何を、極めようっていうんです?」


 優の呟きを、ハヤトは、違う解釈をした。


 蓮華の方は、何事もなかったかのように、発泡酒を飲みながら、新香たちと楽しそうに、ケラケラ笑っていた。




「おはよう」

 翌日、会社では、声をかけてきた松岡に、美砂が「おはよう」と、抑え気味な笑顔で返した。


「おはよう!」

 元気に現れた須藤に、松岡は思わず笑顔で「おはようございます!」と挨拶するが、その隣で、美砂は、横目で須藤に挨拶した。


 不思議に思ったようであった須藤だが、特に気にはしないようだった。


 須藤が外回りに行ったばかりであった。

 須藤とは同期であり、美砂といつも弁当を食べている亜矢が、気付いた。


「あら、資料置いてってるじゃない。しょうがないなぁ。美砂ちゃん、これ、須藤くんに届けてくれる?」


「あ、はい」


 亜矢と同じく、事務で残っている美砂は、B4用茶封筒を渡され、急いでエレベーターに乗り、須藤を追いかけた。


「須藤さん、忘れ物ですよ」


 茶封筒の紐を解いて開け、中の資料を確認した須藤は、「あ、これ、今日使う資料だった。サンキュー、助かったよ!」と笑顔になった。


「届けなきゃ良かった」

 美砂が、むすっとした顔になる。


「どうしたの? なんか、朝から不機嫌だね」


 焦ったように、須藤が笑う。


 むすっとしたまま、美砂が言った。

「須藤さんの意地悪!」


「えっ、何が?」


 彼には、何も身に覚えはなかった。


 美砂は、須藤を見上げ、睨んだまま、続けた。


「トボケないでください。昨日もそうだし、この間のライブの時だって……。どうして、私と松岡くんを、わざわざ二人っきりにさせるんですか?」


「松岡、何か言ってきた?」


 にやにやする須藤を、一瞬、目を丸くして見た美砂が、強い口調で言った。


「知ってて、そういうことしたんですか? ひどいわ、私には、奏汰くんがいることも知ってるのに……!」


「へー、怒った顔もかわいいんだね」


 須藤が、まじまじと美砂を見る。


「なっ、何言ってるんですっ? ごっ、ごまかさないでくださいっ!」


 かあっと赤くなってから、少し、抑えた口調になる。


「とにかくっ、もう、彼とくっつけるようなことは、やめてくださいね」


 須藤は、真面目な表情になった。


「松岡は、そういう対象にならない?」

「いい人ですけど、私には、そんな気はありませんから」

「じゃあ、それを、ヤツに言ってやんな」

「えっ?」


 驚いて、美砂が、須藤を見上げる。

 須藤は、笑顔になった。


「嫌なら、はっきり断った方がいいよ。じゃないと、相手は、いつまでも夢見続けちゃうから。じゃ、行ってきます!」


 敬礼して去って行く彼につられ、美砂も、思わず、「は、はあ……」と返事をしながら、敬礼していた。




 その日、仕事帰りに、奏汰と会った美砂は、道中ずっと会社の話をする。

 奏汰は、相槌を打ちながら、それを聞いていた。


「美砂ちゃん、最近、須藤さんの話よくするね」


「えっ、そうかな?」


 美砂が、意外そうな顔になった。


「そう言えば、この頃、須藤さん、一人でよくお店に来るよ。たいていは、優さんと話してて。ウイスキーがなくなったからって、昨日は、新たにブランデーをボトルキープしてたよ」


 奏汰が、思い出しながら話すと、美砂の目が、丸く開かれていく。


「そうだったの? まったく、あの人ったら、いつも蓮華さんに会いに行くようなこと言ってたのに、何を考えてるんだか……、まったく、読めないんだから」


「そうなんだ? 美砂ちゃんのこと好きなんだと思ったけど……」


「ああ、それは、絶対、ないわね!」


 美砂が、少しふくれた。


「いつも、私のこと、からかってるだけなのよ。ちょっと年上だからって、ひどいわよ」


 奏汰が、くすくす笑った。


「なんか、彼の話してる時の方が、自然体みたいだなぁ」


 美砂が、慌てて、身を乗り出した。


「そんな! 意識してないからよ。奏汰くんといる時みたいに、ドキドキしないもん」


「俺といると、ドキドキするの?」


 はっと、美砂が、近付く奏汰を、思わず見上げ、うっとりと見つめる。


「美砂ちゃん」


 真面目な顔になった奏汰が、美砂に近付く。


「奏汰くん……」


 美砂が、頬を染めながら、目を閉じていくがーー


「ラーメンでも食わない?」


「えっ!?」


 真面目な顔のまま、唐突に切り出した奏汰を、思わず、びっくりして見上げた。


「俺、この後仕事だから、今のうちに何か食っとかないと」


 そう言って笑う奏汰を、「奏汰くんも、読めないんだった」と思い返す美砂だった。


※『What's New?』作曲:Bob Haggart 作詞:Johnny Burke

女性ボーカル版と、男性ボーカル版がある。


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