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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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久しぶりのアイツに挑戦

 なかなか更新できなくてすみませんでした。

 その割には、本文がかなり短いです。……すみません、仕事の方が忙しく、なかなか執筆活動ができていませんでした。

 それでも頑張って更新していきますので、暖かく見守っていただけたらと思います。

 それでは、短いですが、本編の方をどうぞ!

「くそっ! 何処に行ったんだよドーラの奴はっ!?」

「なにをそんなに怒ってるの? 魔王様?」

「……別に怒ってるわけじゃねぇけど…………なんか嫌な予感がするんだよ」

 ドーラの行方が分からなくなってから、もう半日が経とうとしていた。

 太陽もすっかり沈み、森の中での捜索は難しくなってきた。


 結局、ドーラの行きそうな場所を思い付ける限りまわってみたが、どこにも姿がなかった。

「っ!?」

 なんでこんなに胸がざわつくんだ!?

「魔王ちゃん?」

 聞きなれた声に呼ばれ、俯きかけていた顔を向ける。

「リリンさん……」

「ドーラを探してるんだって?」

 どこで聞いたのか知らないけど、事実だから俺は首を縦に振って肯定した。

「俺もオルも探査系の魔法を使えないから、ドーラの行方を探ろうにも……」

「そのドーラだけど、どうやら神界(じんかい)の連中に拉致されたみたいなのよ」

「「……はぁ!?」」

 落ち着いて言うリリンさんに、俺とオルの驚きの声を浴びせる。

「ってか、拉致されたって、どういうことだよ!? 神界の奴らにって、いてっ!!?」

 問い詰めるように言い募ると、リリンさんに頭をチョップされた。結構、痛い。

「ちょっとは落ち着きなさい。……それと、これがその証拠よ」

 小突いた手を引っ込めて、一枚の紙切れを見せてくるリリンさん。

『竜神の子は我らが預かった。返して欲しいなら、三代目を差し出せ』

 そこには、どう見ても脅迫状にしか見えない内容が書かれていた。

「場所とか制限時間みたいなものは、わざと省かせてもらったわよ。……今の魔王ちゃんなら、飛び出しかねないからね」

 っということは、時間以内に場所へと向かわないと、ドーラの身が危ないってことだな。

「……何処なんだよ」

「魔王ちゃん、それを言う「いいから答えろ! リリアーデ!!」っ!?」

「リリアーデ? なに言ってるの魔王様? 目の前にいるのはリリンだよ?」


 リリンは、棚部を睨んで疑問を口にした。

「……どうして、私の旧姓を知ってるのよ?」

「それはな……」

 棚部が口を開いたのと同時に、リリンの脳に鋭い痛みが電気信号として伝えられた。


 ――リリンの脇腹から、真っ赤な血が溢れ出るのを目にしながら。

「『私』がコイツの体を乗っ取ったからだ」

 棚部は、真っ黒な鎧に身を包み、右腕をゆっくりと上げる。

 星の輝きすら見えない黒い空間を指し示す右腕には、嫉妬や憎悪の塊で構成された剣が生成されていく。

「ま、魔王様!? 何してるの!!?」

 さすがのオルも、棚部の異変に気がついたが、棚部の体が乗っ取られていることに気づいていない。

 いや、もしかしたら、気付きたくはないのかもしれない。

「死ね、リリアーデぇ!!」

 棚部は、憎しみにまみれた右腕を力一杯、降り下ろした。

 なるべく近いうちにもう一本更新したいと思います。

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