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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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巨大モンスターに挑戦なの!

「魔王様ぁー!!」

 巣から出てきた10メートル程の『バビー』。

 その背中に乗っていた魔王様は、『バビー』と一緒に上空に上がって行っちゃったの!

「オル殿。1度地上に戻るぞ?」

「で、でもっ! 魔王様が、連れられてっちゃったよ!?」

「魔王殿なら大丈夫だ。あんなことでは死なん男だからな。それよりも、下の方が騒がしい」

 オルには聞こえないけど、竜族の耳には聞こえるみたいなの。

「……うん。分かった」

 リリンにも知らせないと。

 オルは、ドンの背中に揺らされて地上に戻った。


「女王陛下っ! 火属性が全く効きませんっ!!」

「属性を風に切り替えなさいっ! 斬劇ならある程度足留めができるはずよっ!」

 地上に降りてみるとリリン達が忙しなく指示を飛ばしていたの。

「リリン!」

「オル!? 無事だったのね!」

「うん……ただ、魔王様が連れられてっちゃったの」

 オルが未だに上昇している1匹を指す。

 リリンもその1匹を見上げて苦虫を噛み潰したような顔をするの。

「魔王ちゃんたら……よりにもよって、女王蜂に乗るなんて」

「女王蜂?」

「そうよ。それを守るように周りを飛んでいるのが、通称親衛隊って呼ばれているバビーよ」

 話を聞くと、女王蜂は安全が確保できるまで降りてこないらしいの。

「つまり、親衛隊を倒さないと魔王様は降りてこれないの?」

「降りてこれないだけなら、まだいいんだけどね……しびれを切らして何処かに飛んでいかないとも限らないし」

「そ、そんなぁ!」

 大ピンチなの!!

「大丈夫よ。さっさと駆除しちゃいましょ」

 それだけ言い残して、リリンは魔法部隊の方へと歩いていった。

 う~ん、大丈夫かなぁ? とっても心配なの。

何気に初のオル視点です。

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