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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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初めての体調不良に挑戦……

お久しぶりです。

中々更新できずにすいませんでした。

新作の準備だとか、就職の準備だとか、友達と遊んだりとかで忙しくて執筆が進んでおりませんでした。

それでは、短いですが、本編の方をどうぞ!

棚部(たなべ)亮の魔力ちがマイナスになった!って全然嬉しくねぇし、むしろ俺自信が悩むレベルなんですけど。

っと悩んでばかりもいられないので、クサリさんとオルに付き添ってもらい、森の中での身体検査が始まった。


「魔王様は、大丈夫なの?」

本気で心配してくれるオル。いやぁーリリンさんとは違うわぁー心が癒されそう。

「そうですね。頭以外は、健康そのものです」

………………しばらく会わないうちに結構毒舌になってますね、クサリさん。

「まぁ、()れ言はこのくらいにして、早速始めますか」

「あぁ。修行の成果を見せてやるぜ!」


魔王城の修復に忙しいはずなんだが、俺のステータスに異常があるため、そっちの検証を進めることになった。

っで、検証の方法なんだが、クサリさん相手に戦うってことになった。

ちなみに、オルは途中参加だ。

「『炎の鎧』!」

俺は、ここ最近使ってない『炎の鎧』を発動。

うん。問題なく………………いや、

「クサリさん……」

「どうかしましたか?」

「ちょっと、タイム!」

俺は慌てて、近くの川へと飛び込んだ。


「ど、どうかされたのですか?いきなり中断されましたが……」

俺は、悲しげな顔をしていたんだろう。クサリさんとオルが心配そうに眺めてくる。

自分でも鏡を見なくても分かるくらい絶望していた。

だって……

「魔法が……うまく使えねぇ…………」

「へぇ?」

「今まで安定していた魔力が……ブレにぶれまくってる……」

「で、ですが、さっき発動していましたよ?『炎の鎧』」

たぶん、うまくいっただけだ。

魔力を込めようとしたら、詰まった感じがしたり、自分が思っていた以上に込められたりと凄い不安定になった。

っとそこで俺は、嫌な予感がした。

「お、オル!」

「な、何?魔王様?」

「盾だ!盾を出してくれ!!」

俺が必死に頼むから、オルは引きぎみに俺のたのみを聞いてくれた。

だが、

「ま、魔王様……もっと魔力を頂戴」

「えっ……」

俺にオンブされているオルが、今の俺にとって残酷なことを告げてきた。

今までは何もしなくても、オルが勝手に魔力を吸い上げて魔王七つ道具を使っていたのだが……魔力が不安定な今の俺では、吸い上げて貰うことすら叶わないらしい……。

「……オル。もう……いいよ……」

「魔王様……」

俺は心の底から焦っていた。

魔力が使えない魔王。っというより、今まで使いたい放題だった魔力で、ここまで戦ってきたんだ。

その魔力が今では不安定で使えないなんて……。

「クサリさん……オル…………ちょっと、独りにさせてくれ……」

「えっ……でも……」

「……分かりました。それではオル様、行きますよ」

クサリさんは、すごく心配そうなオルを引き連れて、魔王城の方へと歩いていった。


「はぁ……」

俺は地面に座り込んで、もしもを考えていた。

----もしも、このまま魔力が不安定で使い物にならないとしたら……。

「マズイ……」

非常にマズイ。最悪、この世界で魔王城から追い出される可能性もある。

そして、途方にくれた俺は、その辺の盗賊とかに襲われて……この世からドロップアウト…………。

「マズイ……マジでマズイ。何とかしねぇと」

けど……どうやって?何をしたらいいんだ?


俺は、クサリさんが夕飯のため呼びに来るまで、頭を抱え込んだままだった。

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