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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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初めての雇用に挑戦!

聖都編・完結です。

「ハァ~。」

いきなり溜息が出てしまった。俺 棚部(たなべ) (りょう)は、腹をブッスリと刺され、血の池が出来てしまうほど血を流したというのに、傷痕一つ見当たらない状態で、盗賊団が住んでいる洞穴の奥の方で、クサリさんと藁が敷かれてた場所に寝かされていた。

……服は、ちゃんと着ている。

そして一番わからないことは、

「魔王様!もう少しだけでいいので、お時間いただけないでしょうか?」

俺の目の前で体をくねくねとさせながら、そんなことを訪ねてくる聖女の娘が、いることだ。

「あ、あぁ。なるべく早くな……。」

「はい!」

元気な返事をするとくるりと回れ右をして、部屋から出ていくカルラ。

「いったい何があったんだ?」

と、とりあえず、いつも通りに覚えていることを思い返してみる。

説得には、…………失敗した。

戦闘では、…………ボロ負け。

なのに、聖都への侵略は、やめたらしいし……。

「クサリさんもなぜか、気を失っているしな。」

今までは、クサリさんが気絶をしないで、最後まで俺の様子を見ていたのだが、今回だけは、クサリさんが気絶するほどの何かがあったはずなんだけど……。

とりあえず、クサリさんを起こすしかないか。

「クサリさん。クサリさん。」

声をかけながら、クサリさんの体をユサユサとゆする。

「うっ……うーん。」

「クサリさん、目、覚めました?」

寝起きながら周囲をきょろきょろ確認するクサリさん。

……服も乱れていないかを確認している。まぁ、隣に男だしな、しょうがない。

「ここは、天国ですか?地獄ですか?」

「洞穴の奥にある部屋だって。」

カルラから聞いたことをクサリさんにも伝える。


カルラから聞いた内容を一通り、クサリさんに話す。

「ところで、なぜ魔王様は、生きていらっしゃるのですか?」

「さぁ?……俺って人間だよね?」

「知りません。」

何度も確認するけど、傷痕一つ見つからない。体力的な問題もない。特にだるいとも思わないし。

「それと、なぜかカルラの気が変わったようだしな。」

「私も魔王様が、殺されたところまでは、覚えているのですが……。いったい何があったのでしょうか?それと……」

クサリさんが、自分の体を眺めている。

何か気になることがあるのだろうか?

「どうかしたんですか?」

「はい、魔王様。昨日より……いえ、気絶する前よりと言うべきでしょうね。体が、軽いのです。魔力保有量が、かなり上昇しています。」

魔力保有量?

聞きなれない単語に疑問を抱いていると、どうやら、それが顔に出ているようだったようで、クサリさんが、あきれながらにも説明をしてくれる。

「……以前に授業した覚えがるのですが、……魔力保有量とは、各人が一度に保有できる魔力の量です。魔族は、平均して100前後の数値を観測されています。」

「ちなみに俺は?」

ただでさえ、生物では絶対ありえない数値を、魔力値ゼロという数値をたたき出したのである。

……不安になるでしょ。

「『サーチ』。…………やっぱり、ゼロですね。」

「はぁ~……。そうですか。『やっぱり』ですか。」

予想していた事とはいえ、『やっぱり』って単語が付くと……ひときわ残念な感じが…………。

「それよりも、どうしてカルラ様は、聖都侵略をお止めになったのでしょうか?」

そう!それ!!

なんでかわからないけど、帰る支度をしているのである。

本人は、聖都侵略どころでないらしい。

「あまり詳しく知らないけど、何でも、ママに言わなければならないことが出来たらしい。」

「言わなければならないこと?」

「そればっかりは、知らない。俺が聞いても、いくら魔王様でもこればっかりは、お答えできません!ってよ。」

「魔王様!準備が出来ましたので、早速行きましょう!!」

今現在の悩みの種であるカルラが、帰り支度を終えたと部屋の戸を開け放って、入ってきた。

……元気だな。


「そういえば、クサリさん。期日まであと何日ほどあるかな?」

聖都へと徒歩で帰る俺とクサリさん、それに、聖女の娘であるカルラ。

ただでさえ、時間が惜しいものだが、他に移動手段が無いため仕方がない。

「そうですね。あと……12、3日といったところでしょうか。」

……もう、2週間を切っちまった。

「まだ、1つも落としていないけど、…………大丈夫だよね?」

「………………。」

もう~終わりだね~。

「さよなら~さよなら~……はっ!」

あまりのショックに少しだけ、歌っちゃったよ。……恥ずかしい。

「何の話?」

あまりにも絶望的な空気を醸し出している2人にしびれを切らしたのか、果敢にも声を変えてくる少女がいた。

その少女の名は、

「いえ、カルラ様。こればっかりは、どうしようもないことなので……。」

そう、カルラです!……3人しかいないから、そりゃそうなんだけど。

昨日のことをすっかり忘れてしまったかのようなカルラに勇者領との力試しのことを話しても、仕方がないと判断したんだろう、クサリさんは、言葉を濁した。

「それよりも、盗賊団の方は、よかったのか?」

暗い話題ばかりでも退屈なので、少しづつ疑問を晴らしていこうと考えて、まずは、応えやすいであろう範囲から攻める。

「はい!街にいる兵士たちには、あたしから手を出さないように言ってありますし、盗賊団の方もあたしに泥を塗るようなことは、しないと言っていましたので、大丈夫だと思います!」

移動中でも俺ら2人と違い、元気いっぱいな様子で応えてくれる。

「もし、あたしの言いつけに逆らった場合は…………、締め上げちゃうんだから。」

最後の方だけ、カルラの声音が、1段階下がったような気がした……。

……この時、俺は、ふと思ってしまった。

もしかして、この世界の女性って……めちゃくちゃ物騒なんじゃないだろうか、と。

「ところで、聖女様に何か言わなければいけないことが出来たと伺いましたが?」

「そ、それは……。」

朝、俺も聞いたことを再度聞くクサリさん。

正直、なにを言うのか気にならないわけでもない。……イジメられたとかってことをあの聖女(おやばか)に告げられたら……。

考えただけで、ゾッとすることは、確定事項なので、もう考えないことにした。

「『クサリん』になら、教えてもいいかな?」

「く、『クサリん』!?」

まさかのニックネームってやつか!?昨日の今日で、急接近しすぎじゃねぇ!?

「私の名は、クサリですが?」

「うん。知ってるよ、クサリん。」

もう、カルラの中では、『クサリん』で確定してしまったらしい。

「まぁまぁ、クサリさん。別に悪いニックネームでもありませんので、許してあげましょうよ。」

「まぁ、別にかまいませんが。」

しぶしぶ、了承するクサリさん。カルラが、精神的にも物理的にも急接近してくることにタジタジしているのが少しだけ、わかった。

……パワフルだな。

「それじゃあ!耳を貸して、クサリん。」

言われた通りに、耳を取り外して貸し出したクサリさん。


……もちろん、嘘です。クサリさんの耳は、ついたままです。

カルラの口の高さまで(かが)んで、こそこそと内緒話をするカルラとクサリさん。

「なんで、俺には、教えてくれないんだ?」

……仲間外れにされていることに少しだけ、ショックを覚える俺であった。


そんな雑談をしながら歩いていたら、もう聖都に着いた。

「それで、直接城に帰るけど、それでいいよな?」

先頭を歩いていた俺が、振り返りながらカルラに聞いたのだが、

「おじちゃん!この串カツ1つ頂戴!!」「あいよ!」

買い食いしてやがった。

「おいおい。……俺も1つください。」「あいよ!」

「魔王様まで。……私も1つください。」「あいよ!」

……串カツを食べてから、城へと帰る俺らであった。


「ただいま!」

城門をくぐって元気よく挨拶をするカルラ。

そんなカルラのもとに数人のメイドが、音もなく近づいてくる。お前らは、忍者か。……メイドだな。

「お帰りなさいませ、カルラ様!心配しておりました。」

メイドの1人が、カルラの口元を拭っている。

……さっき食った串カツのソースがついていたのか。

「ママは?」

「自室で書類整理をしております。カルラ様が戻られた場合は、すぐにそこへ案内するように言付かっています。」

「まったく、ママは、休むってことを知らないのかしら?それじゃあ、今から向かうとしましょうか!魔王様!!」

俺は、いきなり話を振られて、少し驚いた。

「お、おう。」

相変わらず、パワフルだな。


俺は、この城の内部について詳しくない。

なんせ、起きたら城の客間のベッドの上。さらに、そのあとその部屋で聖女から依頼を受けて、まっすぐ聖都の裏にある丘へといってきたのだ。

城内探索なんてしている時間がなかった。

クサリさんは、俺が1週間も寝ている間にこの城に住むメイドの教育係として腕を振るっていたためか、城内については、城に住むメイドと同じくらい詳しい。

後から聞いたのだが、

「ここのメイドの質は、あまりよろしくありませんね。……メイド長の血が騒ぎます。」

とか言っていたらしい。……メイド長の血って。


「ここです!魔王様!」

っと、もう着いたらしい。

木製の扉をカルラが、ノックをして返事を待たずに入っていく。

……ノックをしたなら待てよ。

「ただいま!」

「ちょっと!今大事な書類お帰り!!心配していたんだからもう!!」

その大事な書類を投げ捨てて、娘を抱きしめにかかる聖女。

……投げたせいか、書類が散乱している。おまけに、踏まれたものもある。

「もう!ホントに心配したんだから!!」

「ごめんなさい。ママが、忙しそうだったから……。」

「いいのよ。無事に帰ってきてくれたんだし。」

俺は、空気を読んで部屋から出ようと扉に手をかけた。

「聖女様。早速ですが、同盟の件についてよろしいでしょうか?」

クサリさんの空気を読まない質問に俺は、扉に手をかけたまま、固まってしまった。

……クサリさん、そこは、空気読んで立ち去ろうよ。

「えぇ。わかっているわよ。それじゃ、その話をしましょうか。」


俺とクサリさん、聖女とカルラが、それぞれ、二人掛けのソファを対面にして腰を下ろす。

ソファとソファの間には、机が用意されている。机の中央は、ガラスでできており、ガラスの下には、造花が飾られている。

床には、靴を履いている状態からでもわかるくらいフカフカな絨毯が、一面に敷かれている。

「それじゃ、そちらの依頼を改めて聞きましょうか。」

クサリさんが、2、3枚の紙束を机の上に出す。

国王から渡された、落としてほしい勇者領のリストだ。

「ここに書かれている領土の内、1ヵ月以内に5つ以上を落とすように言われています。私たちだけでは、5つはおろか、2つくらいが限界です。」

「魔王領の管理をするのにメイド隊を連れていけないのが、大きいな。俺とクサリさんだけだと、2つ落とせれば、及第点だと思う。」

何の話か分からずにカルラが、手を上げた。

「魔王様が、本気を出せば、ここに書かれている領土を1週間くらいで、全部落とすことが可能だと思うのですが?」

……何言っているのこの子。

「いやいや、俺が本気を出しても、城1つ落とせねぇよ。」

「そうですか?少なくとも、あたしを無力化できるくらいだから、簡単だと思うんですけど……」

その一言に聖女(おやばか)が、食いついた。

「この子を無力化した!?ちょっと、カルラ!詳しく話しなさい!!」


カルラが、俺を指してからのことを話してくれた。

正直なところカルラからの話が信じられなかった。

「俺が、クサリさんを簡単に気絶させた上にデュランダルを強制解除……。それって、ほんとに俺なのか?」

「間違いありません!!」

「私についても魔力値1万を超えたなんて……。」

その化け物じみたクサリさんを片手で止める俺は、いったい何なんだ?

「ただ、これで納得がいきました。」

混乱している俺をよそにクサリさんは、1人で何かに納得している様子だった。

「私が、起きてから異様に体が軽い理由です。」

「どういうこと?」

「おそらくですが、『魔王七つ道具』のリミッターが解除されたためでしょう。といいましても、今は、また掛けられていますが。」

「「「リミッター?」」」

クサリさんを除く3人が、そろって疑問をぶつける。


「以前初代魔王様にいただいた『魔王七つ道具』には、所持者に対していくつかの制限が、かけられているのです。その制限のことを『リミッター』と呼んでいます。」

そのあとも、クサリさんが『魔王七つ道具』についての説明をしてくれた。

大まかにいうと、魔王七つ道具は、所有者が限られていること。

さらに、所有者は、リミッターで魔力や身体能力などを制限されていること。

リミッターの解除は、初代魔王にしかできなかったこと。

などなど、種類にかかわらず基本的なことをザッと説明してもらった。

「初代魔王にしか解除できないリミッターが、なんで解除されたんだ?」

「初代魔王様が、お亡くなりになったからでしょうか?リミッター解除の権限が、所有者に譲位されたのではないでしょうか。」

「それじゃ、今ここで解除することはできるの?」

「……やってみましょうか。」

クサリさんは、ソファから立ち上がって扉の方へ歩いていき、俺らのほうへと向いた。

「それでは、行きます!」

気合を入れるクサリさん。

「『アンリミテッド』!!」

リミッター解除のための呪文なのだろうか。そう叫ぶと、クサリさんの周囲が、少しだけ、揺らいで見える。

「「『サーチ』」」

聖女とカルラが、クサリさんに対して『サーチ』をかける。

……俺は、できないので、呆然と眺めている。

「はぁ……はぁ……」

クサリさんの呼吸が、少しずつ乱れていく。

「ば、『バースト』」

クサリさんが、つぶやくといきなり膝をついた。

「クサリさん!」

「だ、大丈夫です、魔王様。」

膝をつくクサリさんを立ち上がらせ、ソファへと座らせる。

「……信じられないわね。生物としての魔力保有量を超えているわ。」

余りの数値に驚きを隠せない聖女とカルラであった。

「あんなのが、あと6人もいるの?」

「えぇ。そう……なります。」

息が切れきれだ。ホントに大丈夫だろうか?

「心配いりません、魔王様。……少し疲れただけです。」

相変わらず、顔に出ていたようだ。

「それでは、私たち魔王領の依頼をお願いします。」

「えぇ。わかっているわよ。」

そういうと、聖女は、ソファから立ち上がり、仕事用の机から、一枚の紙を取り出して、俺らの前に置いた。

「これは?」

「姫騎士領と魔王領との同盟を結ぶこととそっちの依頼を手伝いますって内容の契約書みたいなものよ。それにサインしてくれれば、勇者領を落とすために姫騎士領から人員が、貸せるようになるわ。」

やっとここまで来た。……長かったなぁ。

「魔王様、まだまだこれからですよ。本当の修羅場は。」

……怖いこと言うなぁ。

「それじゃ、………………これでいいかな。」

サインをすると聖女がそれを確認する。

「うん。これで、契約成立ね。早速だけど、人員についての話し合いに移りましょうか。」

聖女の確認が終わり、言われた通りに魔王領からの依頼についての話し合いを始めようとした時。

「ママ!」

カルラが、真剣な表情で聖女に声をかける。

「なに、どうしたのよ?」

「あたしが、魔王様のお手伝いをする!!」

…………え?

「何言ってるのよ!大事な娘を危険な場所なんかに行かせられるわけないでしょ!」

ごもっともなんだけど、……そこに行かなきゃならん俺達って……。

「大丈夫よ!魔王様が、守ってくださるもの!!」

「えぇ!?いやいや、俺より強いのを守るとか、何言ってるの!?」

むしろ、俺が守られる側だろうに!

「ダメよ!」

「ママのケチ!」

そういうと、カルラは部屋を飛び出していった。

「こら、待ちなさい!カルラ!!」

はぁー。しょうがない親子だな。

「行ってください。」

「えぇ!そのつもりよ!!」

えっ……普通は、いいのとか聞くもんじゃないの?

俺が固まっている間に聖女は、部屋を出ていった。

なんだろう、最近の俺って放置ぎみじゃない?


30分くらいしてから2人が戻ってくる。

「ママ、ごめんなさい。」

「いいのよ。わかってくれれば。」

どうやら、仲直りも済んでいるらしい。

「それじゃ、話し合いの続きをいたしましょうか。」

気を取り直して、リストにある領土を落とすための人員の話し合いを再開した。

「といっても、ソコソコ癖のある領土ばかりね。」

「そうなのか?」

癖のある領土ってのもなんだそれって感じだが。

「いろいろと黒い噂があるとこばかりよ、このリストにある領土は。」

もしかして、あの国王は、厄介なとこばかりを押してつけようとしているのか?

「ママ、やっぱりあたしも手伝いたいんだけど、ダメかな?」

弱々しくも手伝いたいことを主張するカルラ。なんでそこまで?

「う~ん。そうねぇ。…………よし、ならこうしましょう!」

何かをひらめいた聖女。……あんまり厄介なことにならないといいけどな。

「カルラをこっちが用意した部隊と一緒にことに当たってもらいましょう。」

なんでも、自分が用意した部隊ならば、安心して任せることが出来るからというが……。

「そんな大所帯になりそうな部隊で城を落とせるのか?なるべく、壊さないようにしてほしいんだけど。」

落とした領土を管理するのも魔王領側らしいからな。

……やっぱり、あの国王に面倒事を押し付けられているような気がするな。

「そこは、大丈夫でしょう。」

少し、……いや、かなり不安だなぁ……。

「その部隊については、任せてもよろしいのでしょうか?」

「えぇ、任せて頂戴!」

「で、あるならば、私たちとは別行動をお願いしたいのですが。」

「「「はぁ?」」」

クサリさん以外の3人が、ハモル。

「何言ってるんだ?クサリさん。もしかして、俺ら2人だけで領土を落とす気か?」

「そのつもりです、魔王様。私たち2人で落とせる領土が、1つだけあるのです。」

そういいながら、クサリさんは、リストに書かれている一つの領土を指さしながら告げる。

「ここ、『ガルナ』だけは、私たち2人でないと落とせないのです。」


それからも人員やどこを落とすかを2時間くらい話し合った。

「それじゃ、魔王様!あたしたちもすぐに合流しますので、『ガルナ』の次に落とす予定の『ジェナム』で合流しましょう!!」

「おう!そっちも頼んだぞ!!」

「それでは、10日後に!」

そういって、俺とクサリさんは、姫騎士領『フィノベルン』を出たのであった。

次話からは、勇者領侵略編?です。

投稿は、少しだけ遅れるかもしれませんが、楽しみにしていてください。

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