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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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再び、怒りに身を任せます。

今回も短いですが、聖女の依頼も次話で終わりです。

私 クサリ・スクスは、女狐からの依頼でカルラ様の聖都侵略を阻止するために来たのですが、今は、カルラ様が下した盗賊団と戦闘することになり、悪戦苦闘しております。

「盗賊団のくせにやけに統率がとれていますね!」

本来なら5分ほどで決着がつけられる相手なのですが、数が多いのと統率が、そこいらの軍隊よりも上であることが、戦闘を長引かせてしまっていますね。

「お嬢に鍛えられたからな!」

なるほど。カルラ様と実戦を繰り返したからこその統率力ですか。

「いいでしょう!本気でいきます!!」

まずは、1人!

前方15メートルほど離れている賊の1人を鎖で攻撃する。

「ぐあっ!」

私の攻撃でその場に崩れ落ちる。さらに、その賊を鎖で縛っておく。

「次です!」

「このアマ!!」

「これでも食らえ!!」

2人の賊が、左右から攻撃を仕掛けてくる。

2人程度ならもんだいないですね。

「『バインドチェーン』!」

攻撃を仕掛けた賊2人を鎖で縛る。

動けなくなったところを気絶させるために腹部を殴っておく。

「グッ!」「ウッ!」

これで3人目。あと25人ほどですか。

「早くしなければ!」

魔王様に任せたもののカルラ様相手では、いつまで攻撃を避けられるか……。

「くそ!3人もやられた!」

「あの鎖は、厄介だ!」

「近づいたら捕まる危険がある。はなれてこうげきするぞ!」

賊の方は、中・遠距離攻撃に切り替えてきたようですね。剣を持っていた賊も弓を構え、攻撃しようとしています。

「放て!!」

リーダー格の号令で矢を一斉に放つ。

「『チェーンウォール』!」

私の周囲から複数の鎖を身長より高く伸ばす。

鎖の壁は、放たれた矢を全て防ぐ。

「遠距離もダメなのか!」

鎖の壁を解いたとき、今は、一番聞きたくない声が、私の後ろから賊達に声をかけた。

「あんた達、なに苦戦してるのよ!!」

「お嬢!」

魔王様と戦っていたカルラ様が、私の後ろから現れた。

それの意味することは、簡単にわかってしまうが、そんなことは、考えたくもない!

たけど、私は、聞かずにはいられなかった。

だから、簡潔にカルラに聞いた。

「魔王様は…………?」

カルラは、血が付いたデュランダルでさらに後ろを指す。

「あっちよ。」

向けられた先を見ると……血の池と…………うつ伏せに倒れている魔王様を見つけた…………。

「ま、魔王様!!」

これで2度目だ。私が、不甲斐ないばかりに、魔王様を殺してしまった…………。

「今だ!撃て!!」

動かない私を一本の矢が、後頭部から突き刺さる。


もう、どうなってもいい。

前回と今回は、短くなってすみませんでした。

次回は、解決となるので、かなり長くなる予定です。

そのため、いつ投稿出来るかわかりませんが、楽しみにしていてください。

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