ジャックに挑みます!
お久しぶりです(^-^)/
久しぶりすぎて、どんな内容だったのか忘れてしまうほどにお久しぶりです(^_^;
これからポチポチ更新していきますので、まだ読まれている方は、ぜひぜひ楽しみにしていてください(^-^)/
では、本編を、どうぞ!
「対象の殲滅を確認」
先程まで泣きじゃくっていたジャック・N・ランタンは、淡々と告げてくる。
「おいリリアーデ……」
私よりもメイド隊に詳しいであろうリリアーデに声をかける。
「知らないわよ? 私、なにも聞かされてないもの」
「だがこれは……」
神界の兵士らは、死体すら残すことを許されず、空中で灰にされていった。
いくらメイド隊の隊長格が強かろうとも、これほど……魔力差による一方的な殲滅はあり得ない。
なによりも恐ろしいのは、敵の放った上級魔法を液体魔力に変換。それらを吸収しては、無詠唱かつ、供給異常を引き起こした状態の上級魔法を複数発も放ったことだ。
供給異常を起こしたのは杖の力だろうが……。
「ジャック・N・ランタン。シークエンスを終了します」
またもや告げられる謎の言葉。いったい、なにを終了したと言うのだ?
私の腰ほどしかない背丈の少女は、糸が切れた人形のように、地面に倒れ伏せる。
「お、おいっ!?」
私よりも先にリリアーデが地面に膝を付き、ジャックの頭を抱える。
「……寝てる?」
「………………」
ひと安心と言えばそれまでだが……
「一発ほど、拳を叩き込んでやりたくなるな」
「私も巻き添えになりそうだから、やめてくれるかしら?」
「だが、どうする?」
「そうね……まぁ、クサリがいるから、大丈夫でしょうけど」
「ここは平手打ちか、脳天を垂直に」
「殴る話なんかしてなかったでしょうが……はぁ…………」
謎だらけではあるが、私とリリアーデは、小柄な少女を担いで魔王城へと戻ることにした。




