初めての初代魔王? に挑戦!
かなり久しぶりの投稿です。
そして、相変わらずのグダグダ具合……ここからどうしようか思案中です(^_^;)
クサリさんと別れを告げた俺は、トーテムポールに連れられて別の時代へとたどり着いた。
たどり着いたんだが……
「何でこんなに敵がウロウロしてるんだよ!?」
神界の兵士らが、武器を携えて徘徊している。しかも、明らかに村を焼き払った後のような雰囲気だ。
俺は、瓦礫と化している家に潜り込み、外の様子を伺っていたところだ。
「しょうがないだろ? この時代にオルの分身が紛れ込んでいるのだから」
「そうは言うがよ……」
数が意外と多いんだよなぁ……。
まずは、近場にいる奴等を片付けてーー
「いたぞ!」
「西側から囲い込め!」
……どう言うことだ?
「あいつら……何かを探していたのか?」
「あぁ。恐らく、初代魔王だな」
「初代魔王!?」
マジかよ!?
なにかと凄い事をやり遂げまくっている初代魔王かよ!?
「俺らも向かうぞ」
「……そうだな。近くにオルの気配もあるし。ここでボォーっとしてても時間の無駄だしな」
なんか含みのある言い方だなぁ……?
とはいえ、トーテムポールの言う通りだ。
俺はどたばたと走っていく兵士達に見つからないようにしながら、同じ方へと向かう。
初代魔王っていえば、なにかと凄いくらいしか感想が湧かないわけだが……いったいどんな奴…………
「なぁ……」
「まぁ、言いたいことは分かる。……アレが初代魔王だ」
俺の身長と変わらないほどの長い爪。おまけに尖端も鋭く尖っている。人間なら簡単に突き刺せる。
体の方も、人間とは思えないほどの体躯。身体中からは金色の毛並みが伸びてるし。
「……ちょっと前に倒した覚えがあるんだが?」
「アレとは別だ。とにかく、戦ってこい」
「あっちとか?」
神界の兵士を裂き殺している魔獣を指差して言う俺。
「……気持ちは分かるが、兵士どもの方とだ」
気持ちは理解してくれるんだな。
「了解した。つい1時間くらい前に倒した奴を助けるってのも不思議な感じだが、加勢してくる!」
俺は『炎の鎧』を発動し、白色の大群を凪ぎ払っている獣へと近寄っていった。




