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三代目魔王の挑戦  作者: シバトヨ
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お望み通り、全力で相手してあげるわよ!

 かなり先行していたのか、回りの風景が単なる色の線に見えるほどの速さで走っているのに、全然見つからない。

「道は合ってるのに……!」

 旦那から娘のピンチを聞かされ、慌てるように飛び出した。

 それはもう、障害となるものは、たとえ旦那だろうと引き殺してしまうほどにだ。

 それでも、カルラの後ろ姿が見えない。

 見えるのは、伐採されたばかりの太い丸太と株だ。恐らく、野蛮な神界の奴等がやったのだろう。

「……………………」

 あたしは、詳細なデータが入ってこないように、足の動きを速めた。




 魔界に入ってから30分ほど走った。

 そして、娘の姿を見つけたのだけど…………滅茶苦茶ピンチだった。

 なんせ、ヒョロヒョロなお爺さんに、あたしの娘がズタズタにされているところなのだから。

「………………………………」

 あたしの娘に手を出す奴には、死をもって償って貰わないとね♪

「『グングニル』!」

 金色の槍を出現させたあたしは、高々と突き出して、全身の魔力を注ぐ。

 途中、武器の方が悲鳴をあげたけど、お構いなしに注ぐ。

 うるさい。まだいけるでしょ。もっとよ。もっと。あのジジイを一瞬で消すほどの魔力が必要なの。黙って魔力を蓄えなさい。

 神器を黙らせると、あたしは魔力をさらに注いでいく。

 あとになって思ったけど、たぶん人生で一番魔力を消費したと思うわよ?

「『ジャッジメント』!!!!!」

 消し飛べ……ジジイ!!


 あたしが投げた槍は、地面すら蒸発させながら、ジジイへと向かっていく。

 さすがのジジイも、突然現れた莫大な魔力に振り向く。

 しかし、もう遅い。

 気づいたジジイは、あたしの技により蒸発させられ、空気へと溶けていった。

「あたしの娘を傷付ける奴等は、万死に値するわよ!」

 あたしは、今にも気絶しそうな娘の元へと駆け寄る。

「ママ……」

「よく頑張ったわね。あとはママに任せなさい」

 カルラは、頷く代わりに瞳を閉じた。

 寝息を()てているカルラをオンブしようと抱き上げるが……体に力が入らない。

 右腕を見れば、シワシワな枯れ枝のようになっていた。

「……ふふふ」

 思わず笑ってしまったわよ。


 結果的には、後からやって来たファルによって、2人共運ばれたんだけどね。

 ほんと、ファルには怒られるし、散々よ!

 話が飛びまくって分かりづらいですよね?

 ごめんなさい。その場その場で書いてるので、計画の「け」の字すらないんです。


 もう少し続きますけど、収束方向に向かっていきますんで、頑張って読んでください。


 ではでは(^-^)/

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