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コアラな彼女②パンツを被った罪

作者: 昼月キオリ
掲載日:2026/06/29

「あなたをパンツを被った罪で逮捕します。」


正座させられ、彼をじっと見つめる。


「そんな顔してもダメ。」


唇をツンケツンケさせながら胡亜がいじける。


「コアラちゃん。」


妻の名前が胡亜、そしてよく寝ることから陸に付けられたあだ名はコアラだ。




15分前。20:00。


結婚3年目。

二人が住む2LDKのアパートのお風呂場。


仕事から帰って夕飯を済ませた後。

脱衣所で陸のパンツを被っていた妻の月城胡亜(つきしろこあ)、あだ名コアラ(26)は満足げに鼻を鳴らした。


「ふふん♪」


するとそこへ旦那の月城陸(つきしろりく)

あだ名りーくん(23)がドアを軽くノックして入ってきた。


コンコン。


「あ、そうだ、コアラちゃん。ズボンのポケットにレシートが入ってなかっ・・・。」


振り返る妻とドン引きする旦那。


「きゃー!えっち!」


「それはこっちのセリフだよ!」




15分後。


「なんでパンツ被ったの。」


「被ったらどんな気持ちになるかなって。テヘペロ。」


ソファに正座させられたまま、舌をぺろっと出してみせるが、パンツを被った後では可愛いさのカケラもない。


「テヘペロじゃないよ。もう被っちゃダメだからね。」


「そんなぁ・・・。」


「そんなぁじゃない。パンツ伸びちゃうでしょ。」


「ぶーぶー。」


「全然反省してないね。コアラちゃん、まさかとは思うけど匂い嗅いだ?」


「ギクンチョ・・・か、嗅ぎました。」


「はぁー・・・。」


陸はため息を吐くと胡亜をお姫様抱っこする。


「え?ちょ、りーくん!?何する気!?

やだやだゴミ箱に私をポイだなんて!」


「こーら、暴れないの。」


しかし、運ばれてきたのは陸の寝室のベッドだった。

ベッドに押し倒され、胡亜は目をぱちくりする。


「するの?この流れで?」


「うん。」


「りーくんって変だよね。」


「コアラちゃんにだけは言われたくない。」


ちょっと変わった二人の生活。

その数年後、二人はオーストラリアへ移住することとなる。




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