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高坂美月 童話・児童文学集

鬼くんとポニーテールちゃん

作者: 高坂 美月

人間の小学校に通う鬼くんは、いじめられていました。


なぜならばみんなと見た目が違うからです。


ツノが生えているし、牙があって怖いので、


誰も鬼くんと仲良くなりたがりません。


それどころか、


「うわ、鬼が来たぞ。逃げろー!」


と逃げられてしまいます。


いつものように鬼くんが学校から帰っていると、


男の子たちが鬼くんに石を投げつけていました。


「鬼はあっちいけ!」


「ここは鬼の来るところじゃない」


などとひどい言葉を投げかけながら。


そんなとき、ポニーテールの女の子が


「ちょっとやめなよ! かわいそうじゃん」


と男の子たちを止めに入りました。


「なんだお前?」


男の子の1人が女の子に食ってかかると、


「大勢で寄ってたかって1人をいじめて、恥ずかしくないの?」


と女の子は言い返します。


男の子たちは女の子の言葉に、何も言えなくなりました。


それから男の子たちは走ってその場から立ち去ります。


「怪我はない?」


女の子は鬼くんに声をかけ、鬼くんはうなずきました。


鬼くんは女の子に助けてもらえて安心した様子です。

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