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第5話

ハンナが戻って来てからセシリアは真面目に淑女教育をこなしていき、2年が経っていた。

今年で8歳になる。

このサイファス王国では8歳と16歳になる日に教会に行き神仰式を行う。ただ、この神仰式は何かを得る為でなく8歳ではここまで育ちましたよと言う挨拶。16歳は成人しまたよと言う挨拶。


「セシリアそろそろ着くぞ?」


ダリルがそう告げると馬車に揺られてうとうとしていた意識を連れ戻された。


「うふふふ。セシリアは楽しみにして居たものね」


にこやかな雰囲気で笑っているのはオリヴィア・フォン・ハーウィル公爵夫人つまり、セシリアの母親だ。

彼女の髪はセシリアと同じで綺麗な白銀色だ。ただ瞳は違う色でセシリアの瞳の色は父親譲りだ。


教会に着くと神父に案内されて聖堂の前へ案内された

神父は神仰式での祝詞をあげセシリアも手を組み神に祈りを捧げる


ビシビシ、、、バキンッ!!


凄まじい音が鳴り響きセシリアはキャ!と小さい悲鳴を上げた。


ーーーユウシャヨーーー

声が響く。正確には頭の中に響く。

目を開けて周りを見渡す。

神父様が両手を上げて止まっている。

ーーージカンヲ トメテイマス アンシンシテ クダサイーーー

またこの声だ。


「誰!?何処に居るの!?」


問いかける。


ーーーワタシハ ココデスーーー

そう聞こえると上から女性が降りて来た。

大きな翼に金色の綺麗な髪をした人(?)だった


ーーーワタシハ ノルンーーー

自己紹介?をされてセシリアも返す


「セシリア・フォン・ハーウィル。貴女はノルンって名前なのね」


ハイと笑みを添えて返してくれた。

ーーーアマリ、ジカンガナイノデテミジカニオハナシシマスーーー

そう言うとノルンは手を差し伸ばして来た

ーーーハチネンゴニ ジャシンガフッカツシマス 

ソレヲタオシテ ホシイノデスーーー

?ジャシン?8年後?全く理解出来ない

ーーーアナタニ タタカエル チカラヲサズケマスーーー

ま、待ってよ!と言う前に

ーーーハチネンゴニ マタ アイマショウーーー

そう言うとノルンは消えて行った。

それと同時に強烈な頭痛が襲いその場で倒れてしまった

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