プロローグ
「私は諦めない・・・!守りたい人や場所と約束があるから!」
そう言うと彼女は手に持っている聖剣を両手で自分の前に掲げて魔力を流す。
聖剣もそれに応えるように光を放ち刀身が輝きを増していく。
彼女自身も、周りの味方も既にボロボロな状態
この一撃に掛ける。彼女は心の中でそう呟き目の前の強敵に斬りかかった。
その瞬間、切っ先から切り裂かれ断末魔が響く。
終わったよ。全部、、、
仲間が私に這いずってでも近寄ってくる気配を感じ、皆が生きてるのを感じ安堵して意識が途絶えた。
2ヶ月後
王都に帰還し、皆の傷が癒えたと言うタイミングで邪神を討ち滅ぼしたパレードを行われた。
中央通りの大きな道を邪神を討ち滅ぼしたパーティーが馬車に揺られて手を振っている。
歓喜する者、号泣する者。民衆らの反応はさまざまだったが、この暗黒時代が終わったのを実感した。
「私達も前に進まなくちゃ、、、そうだよね。」
仲間の一人がそう呟くと、みんなで頷いた
「この平和を長く続けられるようにしないとな」
そう言うと一人が腕を掲げた。連れてまた1人と同じように挙げられ皆が挙げた時には民衆からワッと歓声が上がった。