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第一章 交渉と強さと真実と悲しみ   第一話 旅立ちと真実 前編



リフェイクリメイクワールド略して【RRW】

ユーザー獲得数75億人の人気ゲームVRRPG


人気の秘密として

 1つに現実世界と仮想世界の時間の経過。

例えば、夜21時にログインして仮想世界【RRW】で4時間経過しても現実世界では1時間しか時間は進まない。そのため、若い層人気が高い。

 2つに仮想貯金が備わっている。

仮想貯金というのは役職に応じた報酬(仮想通貨)の通貨を貯めたモノ

その貯まったものを現実世界の現金として持ち帰ることができる。

※1円~1999円は現金に変換はできない2000円以上が現実世界に持っていける条件


と熱弁するのはありがたいが顔がものすごーく


近い。


 「___もうすぐで僕たちも討伐隊に役職が上がるんだなぁ」

グイッと顔を近づける。

だから、、、顔がちかい


  世界樹【ユグドラシル】を基盤にしてできたA place TO change THE world【世界を変える場所】

面倒だから一般的には【ATOTHE】アトザと呼ばれている、がこれがまた凄いことに世界樹の枝を基板にし土地ができていてその上にあるのが【ATOTHE】

その【ATOTHE】の下にあるのが200年後の日本をモチーフにした仮想世界。『崩れ落ちた桜』『朽ちた世界』と人それぞれで言い方が違う。

ビルは倒れ、植物は枯れ、化け物が住むついていてタイトルに相応しい程の荒れ方をしている。


 討伐隊


この役職になると『朽ちた世界』を自由に回ることができるそして、怪物を討伐できる。

役職は主に

偵察隊

討伐隊

七罪防衛隊


 偵察隊はATOTHEの高台で双眼鏡を用いて怪物を見つけて怪物図鑑とかいうのを埋めていくつまらない金集めだ。2時間で200体程度を発見報告して3円程度ってところだ。

 

 討伐隊は格闘や武器を用いて敵を討伐する。

2時間で敵によって報酬は変わるが平均で2万稼げる。

 

 七罪防衛隊はATOTHEの最高支部管理人が70億人以上の中で優秀な人物を七人に絞り称号を貰うことができる。

七罪防衛隊は多額なお金と『朽ちた世界』にある土地を持つことができ一つの国を作る権利と他の人に役職を与えることが出来る。ATOTHE側からの制限がないため国によっては酷く治安が悪いところもあるらしい


 「顔が近いんだよ!ツバキ」


喫茶店である少年にこれを見てくれと言わんばかりに端末を顔に近づける 鈴木椿【スズキツバキ】見せられているのが基裕翔【ハジメユウト】


 「悪いな興奮しまくりでさぁ。だって!ずっと偵察隊だったからさ。やっと戦闘できるんだって思うと___」


 「このゲームは年齢で決まるからな役職が・・・」

役職クラスは決まっている7歳~15歳まで偵察隊。

○16歳以上

○訓練場を一回以上行う

これらの条件を満たし討伐隊に役職を変えることができる。



 「そうなんだよな!16歳まで監視するだけの役職・・・やっと武器を持って戦えるんだ。がっぽがっぽ儲けるぞ!」


 microplasma【マイクロプラズマ】略してMPが人間の喜怒哀楽によって生成されるらしい。このMPが俗に言う仮想通貨だ。そのMPは仮想世界から現実世界に移動できる創造伝達とかいうらしいが仮想物体を現実に持ち込むことができる。現実世界のMPは何に使用するのかというと

まず最初に仮想世界での使用方法を教えた方がわかりやすい。

MPは人間の血液みたいに循環しているのと同じである。

MPは人間の創造を媒体にして科学反応を起こす。

それにより剣ができる。剣は鉄や鋼の鉱物でできるがMPは物質を無視してなんでも精製できる。

だが、例外として人間を精製する場合10歳の体を作ると記憶や感情を10年以上作らないといけないため脳に負荷がかかる。感情、記憶がない場合は二足歩行もできなくなるため目的だけを入れ込むことにより動く。例えばあの敵を倒せと目的を入れるとその敵を倒すまで動く。動物も同様である。まぁ、現実世界では基本洗濯機や冷蔵庫や器具や食べ物になる。


前に戻すが

仮想世界からMPを持ってこれるため現実世界でも使用可能ということだ。

経済的に食べ物や物資に困らなくなり、人々が争うことはここ最近はない。


 「にやにやするな!ツバキ 後、顔が近いぞ」


キスでもするのか?ってくらいに顔を近づけるツバキに嫌気をさして店の端まで聞こえる特大のビンタをかましその店を後にした。


リメイクリフェイクワールド【RRW】にログインしますか?___


YES/NO


「YES」


あなた宛のメールが届いています開けますか__?


YES/NO


「少し内容が見える、楽しみだうひょうひょ__。は椿だな__見る価値なしっともう一つはクラス昇格メールだな運営さんお仕事おつですあとは___」


下にスクロールしていくとふと手が止まった。


【このゲームは____】と書かれているタイトルはこのゲームは、から空白だった宛名は名無しと書かれている。


いたずらかと思い無視していたが違和感はあった。


なぜ?違和感があるのかというと

メールは運営とフレンドしか送れないようになっている。要するに身近な友達しか俺には送れない。

1番違和感だと思ったのは

このメールが送られた後に先輩が事故にあったのだ!


先輩はフレンドにいた。このメールは先輩からなのではないのか?と自分の意見が葛藤していた。

相手に不愉快を与える言語は消されてしまうため空白のところは運営側が処理をしたのだろう!



空白には何が書かれているのだろうか!?


隠蔽するために誰かが空白にした。そんな、妄想をすると黒尽くめの服装をした男たちを想像してしまう。

アニメの見過ぎだなっと安堵した息を吐きふとっ呟いた。


「この【ゲーム】を楽しもう」


閃光が響き渡りながら裕翔の視界が霞んでゆく。


RRWには種族がある。ヒューマン【人間】オウガ【餓鬼】創造生物 エルフ【妖精】等が一般だ。


創造生物だけがややこしいのだが、創造主【対象者】が創造して作り上げるため見た目はエルフやオウガに見えるが創造生物に分類されるため見極めるのが非常に難しい。見極め方として異常な回復力と背筋が凍る位に強敵だというが、戦闘しないとわからない以上無闇に戦わない方がいいのだろう。前に話したが10年分の人を創造して作り上げているのも創造生物になる。


裕翔は6畳位の部屋に一人ポツンと立っていた。ここは裕翔の部屋である。ベットや食卓や服をしまう棚やお風呂場と一人が快適に住める場所になっている。


「我が家より快適に住めそうだよ」


そう、呟き目の前の扉を開けた。裕翔の目の前には我が拠点に餌を運ぶ蟻の群勢のように物を運ぶ人々が歩んでいた。


___ほとんどがNPC【Non Player Character】が混じっているらしいが。


RRWのNPCは普通に日常会話ができる。

例えば、天気がいいですね。と話すとその内容を理解し受け答えができる。天気がいいですね。と言われた時に答えるのが何通り考えられていると思うとよくできているゲームだ。


___さて、中央市街地でやることをやって待ち合わせ場所に向かいますか。


ここは【ATOTHE】ほんの片隅で一部の住宅街である。まだ他に何個かあるがツバキは中央市街地に近い場所の住宅地に住んでいるため先に事を済ませ【ATOTHE】を降りているだろう。


___待ち合わせ場所は


裕翔は左手で操作をする。薬指を縦に一本描くと浮かぶモニターが現れた。


___マップは、これか。


肩幅よりでかいフィールドマップが現れた。


___中央市街地の酒場で役職を変えてから中央市街地で下部に降りる場所は


マップを指でなぞりながら目的を探す。


___お!近くにあるな!それじゃあ、いきますか?!


モニターを指でサッとなぞるとふっと消え裕翔は目的の方角に顔を向け歩んだ。



大体20分くらい高野を歩くと中央市街地大都市ルギルアの門が見えてきた。裕翔の慎重の20倍近い門が挨拶を終え、中央市街地の酒場にたどり着いた。


カウンターにはツインテールをした茶髪の女の子が立っていた。複数のモニターを見続けているその子は自分に気づいたのか手を振り声をかけてきた。


「はじめちゃん」


何故か、苗字の方が気に入っているらしい


「佳織さんおはようございます」


笹木佳織さんこの方はNPCだ。


「おはよう。今日はなにしに来たの?」


受け答えする前に佳織さんは気づいた。


「あぁ、役職を変えに来たんだ。さっきツバキ君も来たよ」


「本当ですか。何分前ですか?」


「10分前かな?」


と些細な話をしながら佳織さんは指を動かしながら役職を変更している。


「はい、おわりっと。あと、ツバキ君にも言ってたけど今、下で緊急イベントがあってるから今日は行かない方がいいよ」


「そうなんですか?ツバキとチャット繋げて話してみます!」


「私はこれ以上君たちを強引には食い止めることはできないから、できたらでいいからね」


ぼくは楽しみで舞い上がり佳織さんの顔を見ていなかったその顔はたぶん、悲しい顔をしていたんだろう。





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