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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異世界の傾向と対策

作者: 草茅危言

テスト投稿です。

異世界を題材とした小説の傾向としては、

「異世界転移」と「異世界転生」の二種類に大別される。


現実世界から異世界へ行く手段は様々だが、

後者は、何らかの死因を要するため、

現実世界への帰還は殆ど不可能となる。


「異世界転生」系の小説が多い背景としては、

現実世界に厭世主義(ペシミズム)が蔓延して、

現世ではなく、来世での幸福を願う、

末法思想のようなものであろうか。

これは、自殺願望に繋がる危険性を孕んでいる。


【死因】

死因としては、以下のようなものが多い。


(1)交通事故

トラックに轢かれることが多い。

このため、外国からは、日本は交通事故が

多い国だと思われているようだ…。


(2)過労死

適切な労務管理が行われていないのだろうか。


(3)神の過誤

「加護」ではなく、「過誤」。

その補償として何らかの能力を

付与される傾向が散見される。

一神教の絶対者としての神であれば、

そのような「過誤」は考えにくい。

多神教的世界観なのだろうか。


(4)病死後に(VR)MMORPGの世界へ

病院で、末期患者に(VR)MMORPGを

許可するとは、考えにくい。

自宅での突然死ならまだ有り得るかもしれないが。

※転移系の場合は、現実世界へ帰還できる場合もある。


(5)勇者召喚(に巻き込まれる)

実質的に、国家主導の誘拐や拉致と変わらない。

※転移系の場合は、現実世界へ帰還できる場合もある。


――――――――――――――――――――――――――――――


【世界観】

転生・転移先である、異世界のモデルは、

中世ヨーロッパが多い。舶来かぶれだろうか。

但し、場合によっては、その世界においても、

「中東」、「中華」、「日本」的な

国家が存在することもある。

しかし、「中世」の範囲は結構広く、

日本における、平安時代から江戸時代の

いつの時代に相当するのか定める必要がある。


貴族に転生した場合は、学園系の物語になることが多い。

冒険者に転生した場合は、冒険者協会(ギルド)という、

国家の枠組みを超えた職安のような組織が存在することが多い。


オンラインゲームだと、戦国時代や三国志演義を

舞台にしたものが多い。


――――――――――――――――――――――――――――――


【登場人物】

登場人物に関しても以下で考察する。


(1)主人公

回復・治癒(ヒーラー)魔物使い(テイマー)などの

攻撃面に不向きな職業の場合もあれば、

魔法使い・賢者でありながら、剣を使うなども散見される。


(ちな)みに、「ヒール(heal)」は、癒す、治すという意味の英語。

一方、「ヒール(heel) 」は「(かかと)」、これが転じて、

「悪役」を指す言葉としても使われるようになった。

また、沖縄語(ウチナーグチ)で、「ヒーラー」は、「ゴキブリ」を意味する。


魔物使い(テイマー)の場合、

主に以下のような順番で仲間になることが多い。

1. 狼・犬系 ※1.と2.が逆の場合もある

2. スライム ※1.と2.が逆の場合もある

3. 小動物、飛行能力持ち、或いはその両方

4. ドラゴン(西洋竜)


何故、無双状態になるのだろうか。

・同様の手段で転移や転生をした者がいない

・主人公には前世の高度な知識があるが、

廃れたなどの原因で、周囲には同等の知識を持つ者がいない

つまり、一言で言えば、「ライバルの不在」が原因である。


もう一つ原因があるとすれば、英雄や勇者の条件として、

「喪失」が挙げられるが、主人公には、せいぜい、

「元の世界に戻れない」ぐらいしか代償がなく、

しかも、上記の厭世観のため、殆ど未練がない状態であり、

代償として成立しない。転移系の場合は、

「元の現実世界に戻る」ことを物語の目標に設定できるが、

転生系の場合は、「元の世界に戻れない」ため、

目標がなく、ただその異世界の世界観を描くのみとなり、

「どうぞ異世界の旅をお楽しみ下さいツアー」に成り下がる。


もし、未練があるとすれば、異世界のモデルが、

中世ヨーロッパの場合、「和食が食べられない」などを

考えることもできるが、その場合、作者に料理の知識があれば、

作中では存在しなかった料理を再現することになり、

それさえも主人公の無双状態を助長する結果となる。


(2)エルフ

主人公の仲間に二番手として加入することが多い。

主人公の転移・転生先の異世界において、

現地出身で、案内や解説の役を担うことになる。

弓か魔法、或いはその両方を使う。


※初出時、魔法が使えない、或いは、奴隷状態の場合も多く、

主人公がその問題を解決し仲間になる展開が多い。


(3)ドラゴン

最強の生物であるはずの存在が、

主人公の実力を誇示するために、

かませ犬扱いになることが多い。


(4)勇者

主人公が魔王系の場合、引き立て役になることが多い。


(5)魔王

主人公が勇者系の場合、何故か敵役にならないことも多い。


(6)チュートリアルコンビ♀

まるで、チュートリアルのように、序盤でこのコンビに出会う。

陽キャ♀と陰キャ♀がセットで出てくる展開が多い感じ。

4作品で同様の展開を確認。


(7)オーク

序盤に、ゲームにおける1面ボスの様な扱いで登場することが多い。

強姦や食人等をする害獣の側面が強い一方で、

豚肉代わりの汎用食材扱いにされてしまうことが多い。

日本語では、同音異義語になってしまっているが、

木の方の「オーク(oak)」は、日本語では

落葉樹のものを「(ナラ)」、

常緑樹のものを「(カシ)」と呼ぶ。

一方、架空の生物の方の「オーク(orc,、ork)」は、綴りが異なる。


――――――――――――――――――――――――――――――


【スキル】

スキルに関してもここで考察する。


(1)アイテムボックス/異空間収納/収納魔法系

現地民には使えないか、使える者は少数のため、

主人公の特異性が際立つ。

容量無制限、時間経過なしの場合が多い。


(2)ゲート/転移魔法系

一度行った場所にしか行かれない、という制約が多い。


(3)付与魔法系

現代知識を流用して、魔道具(マジックアイテム)

作成する展開が多い。


(4)鑑定系

現地民のスキルの覗き見る、等。


(5)ラーニング系

倒した相手のスキルを学習する。

スキルの保有数に上限がないことが多く、

その場合、際限なく増えていく。

倒した魔獣(モンスター)や、その魔石を

食べることによって習得する展開が多い。


――――――――――――――――――――――――――――――


【分類】

・悪役令嬢

・賢者

・追放

・成り上がり

・勇者召喚

・和食


――――――――――――――――――――――――――――――


【異世界人のおなまえ】

2作品以上で確認された名前を列挙してみる。


日本人名

・朝比奈

小鳥遊(たかなし)


・アイザック

・アリシア:3作品で確認

・アリス:3作品で確認

・アルマ:4作品で確認

・エイミー

・エミール

・エリアス

・エルナ

・オリビア

・クリス(ティーナ)

・ジーク(フリード):3作品で確認

・シャルロット:3作品で確認

・セシリア

・セシル

・セレス(ティーヌ)

・ソフィア

・トール:3作品で確認

・リーゼ

読了感謝します。

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