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マークスマン?スナイパー?違いは?




「スナイパーとマークスマンの違いは分かるか?」

構えて狙っている時に話しかけられる。

ブレインが毎時変わる風で緻密な計算を行い、頭が混乱してくる。

「どうだ?わからないのか?」

「....」

「答えろ!」

頭をはたかれ集中が途切れる。

「スナイパーは隠れて撃ち、マークスマンは兵士と随伴して戦闘します」

ならスナイパーライフルを渡さず、大口径のライフルや、アサルトライフルを渡せよと思うのだが。

「そうだ、何故M2010を渡されたか分かるか?」



うるうせえよ

話を切り上げ、構える。

「話を聞け!」

また頭を叩かれ若干キレ気味答えた。

「うるせえ!撃たせるか話させるかどっちかにしてくれ!」

「両方やって脳味噌を分けろ!お前の脳味噌は一つだけか?」

「ブレインに脳のリソースが大半持ってかれてんだ!」

「慣れろ!慣れると分けれる!」

何か精神論的な話のような気もするが、ライフルを構え極力返せるように頑張る。

「M2010なら、ボルトアクションだから、ズレが少ないってことですか?」

「それもある!」



照準が合い放つ。

放たれた弾丸は地を駆けサンドスモークを上げ外れた。

「100mも当たらないのか?下手くそだな」

実際撃ったこともないド素人が撃つこと事、事態間違っている。

「五月蝿え!なら話しかけんな!」

もう一度風を読み弾道の計算を行う。

カミラが隣でTAC-50と言うスナイパーライフルを構え弾丸を放つ。

腹に響く爆音を響かせ飛び出す12.7mmBMG弾だ。

永遠と語り継がれる至高の機関銃でも使用される弾丸。

その破壊力は凄まじく、人体に当たると体が千切れ飛ぶ物と言われている。

対物ライフルと言われジュネーブ条約にも人に対して撃つものでは無いと言われているのも頷ける破壊力を持っ


た狙撃銃だ。

その放たれる弾丸の有効射程は1Kmを軽く飛び越え、2Kmの物体に対しての攻撃も可能だとか。


たった100m、自分からしたら遠い距離でもカミラの慣れた腕では関係ないのだろう、弾丸は標的の鉄板を撃ち抜き鉄板が上にすっ飛んだ。

「はっきり言おう、慣れだ、慣れたらブレインの情報も一瞬で済む」

「はえー...」

「あと、この距離ならよっぽどの風が吹かない限り弾は真っ直ぐ飛ぶ、ブレインに頼りすぎて体が固まりすぎだ」



レンジはさっき合わせた所だ、間違っているはずはないが、そう言われ体の力を抜きもう一度構え直す。

「で、どうだ?アタシの腕は?」

喋りながらドンドンとカミラがTEC-50を撃ち標的を撃ち抜き壊していく。

1つ2つと減っていき少し慌てながら弾丸を放つ。

TAC-50には負けるが、放たれるウィンチェスター弾、威力は据え置き、7.62mmの弾丸は音速を超え、空気の線を


伸ばしながら飛んで行く。

その威力は人体に当たると場所問わずもぎ取り粉砕する。

弾頭は固く、体内に入っても距離によったら、弾丸はマッハで貫通し、体内の筋繊維から血管や骨を破壊しつくす。



よくスナイパーライフルは、弱いと言われるが、それは大間違いで、スナイパーが弱いのではなく、拳銃から対物ライフルは、距離にもよるが、基本的に当たれば死ぬ物だ。

放たれた弾丸は次は真っすぐ飛び的に当たる。

掠めるように当たった弾丸は、鋼鉄の的の端に当たり少し掛けた程度だが腕の肉はゴッソリ落ちるであろう。

「当たったけどまだ固いな、及第点所か落第レベルだが、これからに期待だな」

そう言って俺が当てた的に弾丸を放ち抉れた鉄塊に変えた。





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