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狙撃ライフル

『お早うございます斎藤様』

脳内でブレインの声が響き目が覚める。

あくびを噛み締め時間を確認すると午前5時だ。

「おはようブレイン」

洗面所に行くとアリスが歯を磨いており後ろから抱きつきたい感覚に囚われながら近づくとサッと横に避けられ


る。

「口からまだアルコールの臭いがしますね、歯を磨かないで寝たのですか?」

「すみません、直ぐに歯を磨くので」

そう言うやいなや、アリスが口を濯ぎ洗面所を後にした。

目の前にはアリスの歯ブラシが有りそれを口に含むか考えつつ自分の歯ブラシを手に取り歯を磨く。

口を開けると、歯は綺麗に揃っており事故で欠けていた歯や、ヤニでくすんでいた歯は綺麗に白くなっていた。




えーっと、此処か?

周りを確認しながら武器庫へ向かい建物に入る。

中は鉄柵と防弾ガラスだろうか、職員は見えるが、出入り口も無く受け渡し用の箱だけ中を行き来出来るように


なっていた。


書類仕事をしていた職員に近づくとこちらを見ずに言った。

「ブレイン錠を」

そう言われブレインに目の前にあるPDAにM2010を送るように支持すると中の職員がそそくさと移動し、大きなバ


ッグにM2010と弾薬を入れているのが見えた。

暫く待つと重そうな鞄を抱え男性が箱に入れるのが見え、締め終えるとコチラ側の箱の扉が開いた。

「使い終わったら自分でクリーニングをするように」

そう言ってまた職員は椅子に座り書類を見始めた。








「射撃場...射撃場....ここか?」

そう言いながら近づいていくとアリスが出入り口の椅子に座り待っていた。

「斎藤様遅かったですね」

射撃場まで3Km...ブレインに聞きながら来たから結構時間がかかってしまった。

「定期バスか、タクシーに乗って来るかと思いましたが、そんなことはありませんでしたね」

そう言って座っていた所に看板があることに気が付き、ため息を付く。


「時間も押しているので、早速始めましょう」

「朝食は?」

そう言うと、携帯食をこちらに差し出しアリスが歩いて行った。

袋を開け急いで食べながら後ろを着いていくと、昨日会ったスナイパーの人が居た。

「えっと...名前は...」

「カミラだ!昨日有ったのに覚えてないのか?」

そう言ってムスッとしたでかい女性が言った。

「すみませんカミラさん」

カミラさんは、メディカルセンターでは外にあぶれており、尚且つ昨日自己紹介を一度しただけだった。

覚えているのはデカくデカくデカい女性で、カナダ人って事とスナイパーって事だ。

あとデカい。


「アタシが使うのは、TAC-50だ。まぁマークスマンも弾道計算をおこなったりもする。ブレインに基本的な事は


入ってるだろ?まずは撃って慣れろ、着いて来い」


そう言われ着いて行く。


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