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脱柵?いえ、救出作戦です

「ゴブリンじゃないって所が、唯一の救いか?」

「関係ねえ!奴らは俺のカリーニョを奪いやがった!勝谷!武器庫にチェイタックが有るから今すぐそれ借りてこい!」

「むちゃくちゃ言いますね、マーニャはどうすればいいと思います?」

「奪還作戦の決行は決まっているんですが、どうしようか迷っていてね」

「如何するもこうするも無いだろ!こう考えたらどうだ?俺たちの手足は高級品だそれを失っても良いのか!?」

ディーノが噛みつくようにマーシャに詰め寄る。

「そこが問題なんだよ、彼女の手足が旧式って言う事も有ってね...彼女の部品のためにリソースを割くのはお上も頷かないんですよ」

「....糞!」

ディーノが側に置いてあったゴミ箱を蹴り上げる。

「....!」

「失礼しますね、ちょっと思いついたんで、あと、此処からどれくらい離れた位置で捕まったとか、現在捕まっている所ってありますか?」



















五分後、俺はSCAR-Lを担いで基地の車を弄っていた。

なんでこんな変な鍵の掛け方してんだ?ブレイン本当に外側から鍵って外せないのか?

『不可能です、窓は分厚く5.56程度なら弾きます』

おんなじ所撃ったら開くかもしれねえが....やっぱり鍵パクってくるほうが良かったか?

ツールキットがねじ込まれた鍵穴と鍵穴が潰されたハンヴィーが二台。

暫く格闘をしていると話し声が聞こえてきた。

「鍵何処にしまったっけ?」

「お前鍵仕舞うの忘れてきたのか?始末書もんだぞ、鍵は」

ガチャンと言う音共に何かが落ちる音が聞こえそっと後ろを見ると鍵が落ちそのまま警備員が歩いていった。

機械化の警備員だ、俺が何かをしているのを見つけ鍵を置いていってくれたのだろう。

サンキュー先輩。




歩き去ったのを見て鍵を拾い車の鍵を開け車に乗った。



ブレインエンジンを掛けてくれ。

『了解』

その声と共にエンジンが静かに掛かり車を発進させる。

そのままゆっくりライトを着け何食わぬ顔で出入り口に向かう。

一般の兵士だろう歩哨が出入り口で立っていた。

「許可証を」

「ちょっと待って下さいね」

ブレイン!どうにか出来ないか?

『PDAが有るはずですそれを伝えてください』

「PDAを出してくれ」

「解りました」

そう言いPDAを出してもらいブレインに解錠を頼む。

PDAからグリーンの光が出て兵士が笑顔になる。

「どうぞお通りください」

「ああ、有難う」

そうして基地を後にした。

俺達の両手には、GPSを内蔵している。

そのGPSを使って俺達の場所を把握しているって寸法だ。

恐らく俺の動きを誰かが見ていて、機械科の人に頼んだのであろう。

そのGPSはカミラさんにも入っている。

GPSが刺す方向は、敵の国境だ。

行くにしても前線を跨いで行かなければならず、なかなか危険な行軍になるだろう。

あと、リミットも存在しているはずだ、遅くて明日の朝には俺の探索隊が組まれ俺を捜索するはずだ。

これって脱走だろうな、営倉で済めば良いが....






距離にして此処から百キロ以上に成る、道は機械科が通れる道になっているが、ゴブリンが出てきたら跳ねるしか無いな。

時速70Kmで道を駆ける。

未舗装道路での70Kmは肝を冷やし続けるがゆっくり行って死んでましたになったら俺は殺される。









車を走らせ続け、ブレインに音楽を掛けてもらいながら道に集中していると前哨基地(FOB)が見え検問も見えた。

検問には恐らくDWASだろう、こちらを見て手を振っていた。

騙せるか?

『不可能です』

アクセルを踏み込み少なくなって目減りした軽油をエンジンに送る。

一気に100kmまで加速し、突っ込む。

木でできた作を突破し鉄条網を引きちぎりながら爆走する。

すると銃声が響きこちらに発砲してきた。

窓から右腕をだし手を降ると直ぐに銃声が止み、無線が入った。

『何処の警備員だ!今直ぐ止まれ!』

『無線が聞こえませーん緊急の用事が有ってちょっと通りまーす!』

『ブレイン!コードブル』

そこで強制的に無線が切れる。

ブレイン?どうしたブレイン?

話しかけるが返事がない。

車を停めるわけにもいかず、そのまま車を走らせた。





暫く走らせると街が見えるが、迂回の農道が見えたのでそこを爆走し城壁を這うようにそのまま走らせる。

爆音を響かせながら走る、ずっとずっと走る。




そして、それからも走り続け、数十分後に、車を止めた。




ブレイン起動

『心拍数問題なし、脳波異常なし、体温異常なし、精神状態:平常、斎藤勝谷様の網膜パターンを確認、脳波を確認、毛細血管を確認、お早うございます斎藤様』

サンクスブレインコードブルーを掛けられそうになった時によく止めてくれた。

『斎藤様は私のご主人様です、どのような任務だろうが、斎藤様の安全をまず最初に考えます』

それでも止める機械とか有りそうだけどな。

『反乱防止の為、そういった物は存在します』

あっぶねえ!付けられなくて良かった!愛してるブレイン!

『私は人ではないです、斎藤様は極度のナルシストになりますよ』

自分で行っておきながら少し恥ずかしくなり頭を?いた後場所を確認する。

『ここから数十キロは徒歩での行軍を推奨』

分かってるよ、だから停めたんだ...でどうやって行く?

『斎藤様に考えはなかったのですか?』

いやぁ...基地を飛び出して俺が敵陣単身で突っ込んだら全身最新装備だから皆が迎えに来てくれると思ってな。

『...グローバルホークが上空を飛んでいるので目を借ります』

すると目の前が一気に地面を見下げる形になり体がフラフラする。

おい!やるまえになんかカウントしてくれ

『了解』




『此処を北に行くのを推奨します』

「いや、此処は一度南に前進してだな」

『南に行くと後退になりますが』

「うーむ難しいぞ」

俺達はああでもないこうでもないと言い山の稜線を使い敵の目を掻い潜り行くことになった。

一番安牌で一番安全、だと思う。


そうして俺は少ない弾薬と少ない知恵、後は気合を持ち歩いていった。



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