カミラとの思い出#2
また別の日、
「よーっし!今日は基地の外に出て巡回をやってみようか!」
既に500発ほど撃っており片耳が聞こえづらい時だった。
「アリスは基地でオペレータをやってくれ、勝谷は、アタシと一緒に巡回だ」
「わかりました」
「一応ここも軍事拠点だ、敵の斥候がたまに着ているようだからライフルを持って来い」
そう言ってカミラが走って去っていった。
「斎藤様、ライフルは既に用意しております」
なんでも出来るなアリスは!頭を撫でくりまわしてやろうか?
「ありがとうございますアリスさん」
「私は指揮官性質へと向かいます」
「気をつけて、兵舎に近づいたら危ないからね」
「貴方とは違います」
西側の出入り口へと向かい待っている。
ここは兵舎近くだ、さっきはアリスにああ言ったが、俺が今一番近くにいる。
遠い所から睨まれ罵詈雑言が聞こえる。
「おい!あいつだろ?顔面ぐちゃぐちゃにされた警備のやつって!」
「だっせえよな!気色悪い奴らだしよお!」
わざと聞こえるように言っているのだろうか?
あと、彼らに銃器は一切渡していない。
我々のブレイン錠がない限り銃は持てなくなっている。
「またせたな勝谷!」
さっきまでブルンブルンしていた乳は首元まで覆う厚いベストに覆われ揺れのゆすら出てこなかった。
「いえ、大丈夫ですよ」
ふたりとも持っているのはSCAR-Lだ。
米軍では採用されなかった不憫でかっこいいライフルだった。
「あいつ女連れてるぜ!しかも化物のだよ」
「へなちょこと化物のコンビかよなんだ?女に守ってもらって外に出るのか?」
外野が煩いが無視をする。
「じゃあ行くか」
そう言ってあるき出したので後ろを着いていった。
外は山岳地帯のようで標高の高さも感じられる。
「いい景色だろ?」
直滑降の崖の縁を物怖じせず歩くカミラ。
「足が震えてそんな所歩けませんよ」
「そうかい?あと、こう言った崖はよく敵がぶら下がっていたりするから要注意だ」
「敵も頭おかしいじゃないか?」
「まぁそれで、需要と供給が生まれるわけだから、アタシたちの仕事があるってわけさ」
「手放しでは喜べませんね」
「そうかい?元の糞みたいに出来上がった世界よりましだと思うけどね」
「あれで完成形ならDWASが世界の覇権握ってる方が完成形に近いと思いますけどね」
「国は要らなけど資源は欲しいって言う会社だからね」
そうして会話をしながら寂れた道を歩く。
「さっきのどうだった?」
「崖ですか?」
「じゃなくて、悪態突かれた時だよ」
「腹はたちましたけどね、あいつらを夜寝れなくさせてやろうかとも思いますよ」
「ハハっ、殺すのは駄目だけどボコボコにするのは許されてる」
「あんな豪腕、銃無しで戦ったら十秒で畳まれますよ」
「いい線行くと思うんだけどな、その体最新製だろ?」
「旧式とか有るのですか?」
「アタシの手足長いと思わないかい?」
「前々から思ってましたけど、間違えて着けらてたんですか?」
「失礼過ぎないか?...これが旧式だ、ゴツイが、勝谷と同じ性能だ」
「へー....換装しないんですか?」
「こいつはガブリーの遺品だからな、まぁ気にしないでくれ」
そう言うと黙々と歩き初めた。
それに習い周囲を警戒しながら歩く。
「よっし!何もなかったな!どうだった?初めての巡回は?」
「本当に何もありませんでしたね」
「何か合ったら困るから無い方が良いんだけどね」
「戦争が有るのは有り難いのに問題が有ったら困るのですね」
「SEだったら仕事が有るのは良いけどバグが大量にでたら困るだろ?」
「よく知ってますね」
「誰でも分かるさ、こんなに発展してるからね...飯行こう飯!」
「アリスにも送りますね」
「ああ!今日は、酒も飲もうかな?」
「毎日飲んでるじゃないですか」
「勝谷が来てまだ日は浅いんだ、有る内に飲まなきゃ無くなってしまうぞ!」
そう言ってカミラが食堂へと歩いていった。




