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僕おうち帰る

 教会でステータス鑑定を終えだ僕は家に帰ってきた。

 僕は孤児院に住んでるからお母さんやお父さんがいない。

 でも代わりにお母さん代わりのアンシェさんや子供たちがいっぱいいるから寂しくはない。

 だからみんなアンシェさんの事をお母さんと呼んでいる。

 ちなみにナナ姉も孤児院出身だ。

 だからナナ姉も孤児院のみんなも家族みたいなものだ。

 そしてこの孤児院はアンシェさんが経営しているのでみんなアンシェさんの姓を貰っているのだ。


「ただいま…」


「「「「おかえりー!」」」」


「おかえりなさい、初めてのステータス鑑定はどうだったの?」


 孤児院にいた母さんや僕より年下のジョーやシャリ―が駆け寄ってきた。

 僕は無言でステータスが書かれた紙を渡した。


「…あらあら。」


「わー!レオン兄なんだよこれ!指パッチンとかあるじゃん!」


「ほんと!?みたいみたい!口笛もやって見せて!」


「そんな楽しいもんじゃないよ…今落ち込んでるから一人にさせて…」


「レオン兄落ち込んでるー。まあ元気出せよ、生きてればいいことあるって。」


 一回りも年下の子に励まされてしまったぞ…


「そうよ?もしかしたらスキルに思いがけない使い方があるかもしれないじゃないの。」


「でも僕冒険者になりたいし…」


 そう、僕の夢は冒険者になってお金を稼ぐことなんだ。

 今この孤児院は寄付で成り立っているからとても家計が不安定なんだ。

 ちなみにこの夢はまだ誰にも言っていない。

 だから今日のステータス鑑定で強いスキルを授かって冒険者としてお金を稼いでいく予定だったのに…

 うう…剣士スキル…魔術スキル…


「別に冒険者じゃなくていいじゃない、どうしてそんなに冒険者になりたいの?」 


「うっ…それはまだ秘密…」


「ずっと前から言ってるのに―もう言ってくれてもいいんじゃないかしら?」


「ま、まだだよ!まだその時期じゃないよ!」


「まあ、気長に待ってるわねー」


 ふ、ふう、助かった。こういうのはサプライズでしたほうが僕的にはいいと思うからこうしている。

 …でもスキル貰ってから一度も使ってないな…

 一回でも使ったほうがいいよね。

 実際使ったら実用性ができるかもだし。


「家で何があるかわからないからちょっとスキル試してくるね。」


「別にいいと思うけどねぇ、まあいいわ、いってらっしゃい。」


「はーい、行ってきまーす。」

 

 …実用性が見つかるといいな。








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