8つ、理由をききました。
大変な騒ぎです。
なぜに、登録するのかが解らなかったのです。
理由を聞きたくて仕方が無い。
「ミィ、あなたは身分証明書を持って無いでしょう。」
ちゃん付けがない!!。
確かにあたしには、身分証明書は無い。
だって、迷い込んでココに居たのだから、普通です。
「だからの、ギルド登録よ。」
口頭説明の要約すると、
E~Sまでのランクがあり。
能力ランクはF~Sまであるらしい。
下手するとSSもあるかも、と言うのでらしいが付きます。
1、一定のお金を毎月ギルドに渡すとそれなりの医療費を払うだけになる。
2、貯金システムもあり。
3、魔物と言う生き物、害獣が居る。
4、やっぱりギルドと言うだけに
採取とか討伐や捕獲、物探し、人探しの依頼が中心。
5、精霊は身近に居ると言う事。
5´、攻撃系の精霊使いは少ない。
6、登録する時は見習い魔法使いで登録する事。
「あたしは基本的な魔法を使えません。」
ココ、重要。
あたしは、基本的な魔法を使えない。
「私が教えるから、大丈夫。」
そういって、笑ってくれる。
曖昧な笑いかたって言うのは、日本人の特性だと思いました。
以外に居るんですね。
ギルドに入るとざわめいた。
「豪拳のエルテスだ。」
なんですと、なんて言う幸運。
というか、何処にもある展開です。
それでも嬉しいのですが。
「なんで、来たんだ。」
「あの子、誰だ?。」
凄いざわめきです。
こうなればあたしは、魔法使いになって最強無敵なチートになれるんですね。
夢に見ます。
「御用はなんですか?。」
わくわくします。
静まり返る群集。
注目の的、解ります。
「弟子のギルド登録をしに来たわ。」
言うと、凄い騒ぎになりました!!。
雑音とはこの事。
凄い有名でしたのか。
「お名前と職業をどうぞ。」
「ミィと言います。見習い魔法使いです。」
紙のようなものにあたしの名前が記入される。
書き終わるとあたしの方を向いて。
「では、こちらにどうぞ。」
楽しみです。
ハイ。
案内された先は凄いところでした。
一面真っ白。
椅子が黒いだけで白い机には水晶球?らしき物がある。
測定器のような物でしょうか?。
「椅子に座って、水晶に触ってください。」
なんだろうと、思って触った。
水晶特有の冷たさが手に伝わる。
感じてみる。
緩いというのが感想。
意思が緩い。
中身が無い。
お店の人が持っているカーネリアンのペンジュラムのよう。
長い間、放って置いたら中のヒトが居ないんですって言う感じのやつ。
これには、あえて、追い出している感がある。
「計りました。どうぞ。」
カードにはあたしの名があった。
ミィ 見習い魔法使い
ランクE
筋力 F 耐久 C
精神 E 魔力 C+
体力 F 速さ E
器用 B 幸運 A
スキル 直感 C
石精霊の加護 C
道具作成 B
称号 見知らぬ迷子
何処から突っ込めと?。
称号が迷子って怖い。
「称号やスキルは消えると念じれば消えます。」
!!、消えろ。
称号よ、見えなくなれ!!。
よし!無くなった!。
出てくるとエルさんはカードを出すように促されました。
評価は・・・
「これは、ちょっと、魔力がC+?。」
???。
凄いのかな?。
でも、Cって希望無いのですか?。
「幸運以外が平凡すぎて怖い。」
え、
「直感Cは役には立つけど、他がちょっと。」
・・・。
「希望が無いですか?。」
「まったく、無し。」
すぐに、雑音に塗れてギルドを出る事になりました。
箒の看板の宿屋には名前があった。
魔女の鍋と言う名前。
鍵を見せて、鍵に書いてある番号が書いてある部屋に入る。
「まずは、説明をするわ。」
椅子に座る、あたしとエルさん。
絶望感に暮れるあたしに何を言うのでしょうか?。
「前に言った、オールⅡの意味をね。」
確かに、言い方に気になっていた。
「私はね、オールが付いた隠しスキルは見た事無い。」
まさか、よくあるチートですか!?。
わくわくしてしまう。
期待を持ってしまう。
「オールⅡ、それも全属性、2Lⅴまでの習得可能。」
嫌な予感がしてきた。
「よって、2Lⅴまでの術までしか一般的にはできない。」
ええ、っと。
「さらに言うと、能力ランクにあなたの体の伸び代が無いわ。」
暗に外の体の成長が無い、完成されていると言われる。
体を鍛えてなかったもんね。
いいですよ。
広く浅く、趣味に走っていたし。
絵とか、小説とか、ゲーム全般、エロい絵や文章を見るのとかさ。
あと、手芸ね。
編み物は出来ないけど、あんなアミアミできるか?。
ビーズとか、天然石の収集も好き。
地味にお金がかかる。
「でね、私は言って無いけど、あなたには一種の才能があるわ。」
こうなれば何でも縋りたい。
せめて、道具制作スキルとかが、欲しい。
むしろ無いといやだ。
「物作りね、何よこの器用さ Bって言うのは。」
ギルドでは見かけていなかったさつきがこの部屋に居た。
預けられていたのね。
撫でると可愛い声があたしを癒してくれました。
あるだけマシか。
最弱の主人公。
才能が有るけど底辺なモノです。