34つ、こういうのはドキドキします!!
楽しい調合。
には感じれない。
薬の調合は、楽しそうです。
ただ、ただね。
量ったりするのは面倒です。
料理はアバウトでいいのです。
味が少し足りないですが、あははは。
すり鉢で複数の薬草を粉状にしたり
煮込んだり、
魔女鍋と思うような混沌薬草煮込みなどで、
楽しそうだけど、あれ、おかしい。
マスクとゴーグルの着用での調合。
見るからに毒々しい煙。
やばくない?
「そこまで離れていれば、
大丈夫だから心配なっしんよ」
声だけでもかなり楽しそうだ。
あたしがこの世界に来た時は草原。
草原だったけ?
ノイズがする。
薄暗い、部屋。
周りを囲む、黒い誰か。
感じるな、考えるな。
絵を見ているんだ。
気にするな。
・・・・?
なんだっけ?
まぁ、よくある想像絵図ですな!
幼子は怒る母親を責めず、自身を責める。
と聞いた覚えがある。
あたしなら、自己暗示かな。
以外に頭が冷えるのよねー。
かわりに考えるのが単調になるけど。
うん。
「かんせーーーい!!」
凄い量のポーションだ!
ポーションは、ハーブの塊だ。
色は、蒼から虹色までいろんなのが・・・。
味は大丈夫かな?
「味はどうなの?」
「ん、飲める位の不味さ」
・・・。
どんな!!
「エクリサーを作りたいけどね!
材料とか、施設とか全部足りないのよ。
それとね、エクリサーの色は黄色なの。
出来がよければ、金色のような輝きを放つの!!
あの、輝きといったら!!」
なんと言う語り。
すごく、好きなのね。
あたしもその語りができるけど。
好きなものの語りならって感じだけど。
「アレは神秘、最高の神秘!!
いつか、作りたーーーい!!
欲しいわぁぁぁぁぁあああああああ!!」
テンション高!!
すごく高い!!
あたしも噛み噛み猫さんをゲットした時は
噛み噛み~♪
に鼻歌で歌ってしまいました。
ある意味、黒歴史。
「エクリサー、
一つに情熱を注ぐのも解りますけどね」
どゆ事?
まぁ、アズ君に聞こうか。
「一攫千金な奴なの?
そのエクリサーってのは」
日本で言うと天然マグロの釣り!
何千万と言うトンでも値段のマグロが付けられた。
と言う話は聞く。
似たようなものかも。
よくあるゲームでは、
超貴重品で非売品の最高級品の回復アイテム。
と言う位置づけですから!!
「はい。
生きていれば、致死の傷も直すという薬です。
貴族や王族の間では
エクリサーを作れる調合士や錬金術師は高額で雇います。」
ほぉ。
すざましい。
怖いですね。
それに品質があるんだ。
可笑しくないか。
「ですけど、エクリサーに品質があるなんて
正直引きます。
あれだけ、難易度が高いと言うのに
最高品質はどういった怪物効果があるのか気になります」
怖いね。
利権とかが、所有権が絡みそうだ。
再び、メアリーの方を見る。
ルンルンで楽しそう。
「赤、蒼、白、緑は回復するの♪
黒、燈、紫、無色は毒よ♪
黒は調合毒で、燈は希硫酸、紫は植物毒、無色は消化液!
虹色は何でも治し、凍傷、火傷、何でも来い!!」
歌が恐いよ!!
可笑しいよ!!
変だよ!!
変に戦慄した!?
そういえば、蛙とか蛭も買っていたよね。
それか、それか!
「さて、今日は宿で一泊して、
明日からが本格的になるわよ!」
楽しそうで何よりです。
寝よ。
体を洗ってからで寝る。
9色の薬品の完成とエクリサーの価値を
ちょちょっと。
自覚してから少し、何か思い出した様子の加奈さんでした。