32つ、今日も行く。
さつき騒動、完
失意のさつき。
このショボーン感が可哀相。
「俺って、俺って・・・」
天パー系の髪は柔らかそうでいいよねー。
羨ましいかもです。
でもストレートが良い。
あっ。
「空から探せばよかったんだ」
そして、あの光を上から見物できたはずなのだ。
かなり悔しくなってきた。
今すぐにもう一度、祭りをしてください。
「あー、居た居た。
はろーはろー、メアリーちゃんでーす」
テンション高!!
なんか、うらやましい。
「その子は誰ですか?
猫獣人ですけど・・・・」
アズも居る。
かなり不安げだ。
なぜです?
「この子はさつき。
今さっきのお祭りでなったの」
「そうです。そうですよ。
俺は、僕はさつきです」
俺より僕のほうがかなり似合う。
可愛い。
金色系の眼の色。
茶色い天パー系の髪。
あぁ、夢がリアルだな。
ナデナデして見る。
柔らかい髪の毛。
茶色い猫耳。
うん、猫耳っていいかも。
「ベタベタ触らないで下さい!!」
良くある、シャーーって奴ね。
耳が引いてる。
軽く身構えている。
・・・・あたしは其処までにひどい扱いしました??
「いつもいつも座っている最中に抱っこしだすし、
こっちはハッキリ言って迷惑だ!!」
な、な、なんと!!
そりゃあ、抱っこしだすと心臓バクバクするし、
緊張しているだけか・・・とのんきに思っていたのか、あたし!!
「さつきは一人で生きれるの?」
ほら固まった。
「無理」
「それじゃあ、一緒に居るしかないわねぇ?」
依頼人が追い討ちをかける。
あう、あう、っと唸るさつきに冥福を。
「さつき、これからもヨロシク」
落ち込んださつきが居ました。
「言っておきますけど、
僕は戦闘には役に立ちませんよ!!」
魂の叫びと言えます。
可愛いよね。
「でも、魔物とかその辺はわかるじゃん」
外敵には気付くような弱虫な性格。
非常にいいです。
「うっ、そんなぁ」
「さつきー、猫の姿で抱っこさせて!!」
ああ、柔らかいのう。
温いのう。
現実、染みてるねー。
馬車に乗り込んで、今日もガタゴトガタゴト。
次はどうします?