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30つ、何処も彼処も猫だらけ。

首輪着けてない。

ありきたりな猫。

猫だらけの町。


無理ゲー。

見つからないよ。

さつきの逃げた先はこの町だ。


「ごめんね。

さつきのせいで、本当にごめんなさい」


「いいわよ、いいわよ。

気にしないわ!

私だってあの子達が黙って何処かに行ったら


探すわ!」


なんて、熱い人だ。

凄く目が輝いている。

見てて好感な人だ。


「この町は猫獣人の町なのよ」


猫猫、コスプレ連中と言いたくなる。

これは合法だ。

きっちりと体から生えている。

合法だね。


「さつきは、

なんであんな事したか解る?」


あたしにはさっぱりだ。

さつきは猫獣人になりたいの?

なる方法はあるの?


「んー、この町のお祭りと関わりがあるのかしら?

解らないわね」


解らないですか。

さつき一体何処に行ったのですか。

心配してるよ。


「ですが、

さつきちゃんはかなりの弱虫です。


この町からは、絶対に出ないと思われます」


うん。

あたしも、そう思う。

頷くとアズは嬉しそうだ。


「聞き込みをしましょう!

うん、コレが一番だわ」


メアリーが指揮する。

確かに聞き込みはいいかもしれない。



で、聞き込みをすると、


「そんな猫、何処にも居ますニャ」


「真ん中分けの茶色と白と柄の猫ね~。

何処でもいるじゃニャいの?」


「金色な眼なんて、何処にもいるけど」


ありきたりな答えばかり。

首輪を着けてれば、よかったのか!

でも、したら首の毛がはげる。


『では、我々も探します』


『任せなさい!』


有難う。

さつき、何処だ!!

足元を見れば、

オレンジな色の眼をした猫や三毛猫風に猫もいる。

癒されるなぁ、もう!

次は、お祭りについて調べよう。

何か関連があるかも。


「このお祭りは、猫が獣人になるってお祭りニャの」


一番に聞いてこの答え。

まさか、さつき。


獣人化フラグですかーーーー!!

何それ、可愛いかもしれない。

でも、雄だし、お歳だし。


「どうかしましたニャ?」


「どこでなるとか知っていますか?

うちの猫がふらっとこの町に逃げたんです!!」


さつきーー!

あたしは心配よーーー!!

この恩知らず。


「それは大変だニャ。

こっちですニャ!!」


解ってくれた!

さつき、今から迎えに行くよ!!

いい人たちです。

猫は素直が一番!

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