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11つ、楽しいと思えません。

千の道も一歩から、

辛いちゃあ、辛いかも

お腹が痛いのが和らぎ、また練習。

魔力の感覚が旨く掴めたので0Lvのスペルは全部、使えた。

日常に使える護身術のような物らしい。


トーチは火を灯すだけの火の魔法。

てか、便利魔法じゃないか、と思うけど。


ウォーターは水召喚、蛇口の水のような勢いの水がそれなりに出てくる。

これも同じく、便利。


ショックは風の派遣属性の雷。静電気よりちょっときつい。

言うなら、傷が出来るぐらいの静電気とも言う。

地味に痛い、実践用とも取れる。

なぜに派遣属性が0Lv指定なのかが気になる。

こういうのは上位属性とかじゃないの??。


ストーン、投石のような石当て。

これも地味に痛そうだ。



後は治癒のエイド。

コレを聞いたときはバンドエイド、絆創膏と思えた。

毎日使える手軽な治癒魔法。

軽い傷ならこれで治る。

毎日地道にかけると切り傷だって治るらしい。

さらに攻撃魔法はと言うと、


「実践用は2からよ。」


これは、色々絶望的だ。

うう、進歩無い。

でも魔法ですよ!。

憧れの魔法ですよ。


「さてと、依頼を受けるわよ。」


はい?、いや、攻撃魔法を覚えて無いよ。

それに、実践に使えそうなのはショックとストーンだ。


「Fランクの依頼だから、覚悟を決めなさい。」


「さつきは、どうなります?。」


連れて行くようにと言われました。

お気に入りのカバンとさつきを連れて行くのでした。




王都シュリヒリデの周りは弱い異形や魔物がウジャウジャしているらしい。

強い魔物は優先的に騎士団に狩られているとの事です。

素晴らしい位の弱い魔物の宝庫である。


さつきは怯えている。

尻尾を股に挟んで、その辺にガタガタしている。

エルさんが動くと着いて行く姿がなんともいえない。

ちょっと、臭い。

また漏らしたな。

本当に、エルさんって強いんだと納得した。

さつきはその辺の本能、生存本能が強い。

傍にいれば、安全だと言う事を指す。



「ホーンラビットの討伐よ。」


討伐、殺すという事。

にしても覚悟って何の覚悟だろう?。


「よく見ていなさい。」


目の前には角の付いた兎がこっちに来る。

さつきは一瞬に木に登っていった。

拳を振るうと凄い音がなる。

衝撃波。

ミンチが其処にあった。

血身泥と言うべき光景。

怖い。

あたしも、自分の血は見慣れている。

他人の血は見慣れてない。

少しの血でも怖いとあの時は思った。

ここは、夢だから、平気だと思えば良い。

簡単だ。

自分に自己暗示をかければいい。

強く思えば、暗示ぐらいは出来る。


「生きるすべは、教えてあげるわ。」


後姿が凄い迫力があった。


「覚悟はあるわよね。」


どこかで、逃げれないと思う自分が居た。

何にですか?、わかりたくも無い。

コインのような透明な黒い塊が落ちていた。

エルさんはすぐに拾って説明をしてくれる。


「これは、魔結晶って言って、魔物には必ず存在する物質よ。」


これをギルドに渡せばいい、らしい。

これが共通の討伐証明書のような役割があるらしい。

らしいが付くのは仕方が無いと感じる。



それから、ギルドに戻って普通にお金を貰った。


額は、300Eでした。

なぜか、あたしにはそう聞こえた。

銅貨が100円と言う感じだ。

????。


「このお金は私が貰うからね。」


普通な顔で言う。

当然だと解っているあたし。


「明日、私が同伴であなたが適当に依頼を受けなさい。」


言うと、エルさんと一緒に宿まで向かいました。

それからは何処かに行くといって去りました。

部屋に入ってカバンの中を開けて取り出しのはナイフ、鉛筆とか工作に使うような頑丈なナイフ。

エルさんは体の伸び代が無いと言っていた。

なら、逆を言うと内面の、魔力は鍛えれると思う。

軽く、軽く、切るだけ、軽く怪我をすればエイドで直せば良い。

何度も何度も色んなところに怪我をして、直せば良い。

それだけだ。


「大丈夫、大丈夫。」


大丈夫、だから、生きてないと不安を感じてしまう。

少しでも強くならないと。

もっと、もっと、強く、強く、大丈夫だから。


「エイド。」


傷を作って、直して、傷を作って、直して、繰り返す。

繰り返すしてまた傷つける。

強くならないといけないだと、心に刻む。

魔力が空になるまでしないとなれないと行けないんだ。

これって、脅迫概念のようで、怖い。

少しでも生きるためにはなんだって、

しないと行けない位は解っている。

地味に追い詰められている加奈さんです。

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