スキル危機感知能力のランクがSSSなので周囲に羨ましがられますが、実際の話はー…
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12歳の頃したスキル鑑定。
ごくごく普通の男爵家に生まれた私、レイナのスキル鑑定は、そんなに期待されていなかった。
ハズレスキルさえ当たらなえればなーくらいの雰囲気。
私の緊張感もほぼなかった。
…しかし、スキル鑑定士の叫び声でその雰囲気は一変。
「レイナ様のスキルは…はあぁぁ!!?」
ざわっ
「レイナ様のスキルは…スキルは…危機感知能力。そのスキルランクは…SSSです!!!」
「SSSだと!?スキルランクはSSが上限だと言うのに!?」
「レイナ様!これは快挙ですよ!!」
危機感知能力。
そのスキルの効果は、危機が迫るとピ―――と耳鳴りが鳴る。スキルランクが上がる程、どんな危機でも察知できるようになるらしい。
周りから私を見る目が変わった。
私自身も、ジャンプするくらいには喜んだ。
…それから、家に帰った時。
ピ―――――――――――――――
「なっ、何!?なんの危機が私に!?」
早速スキルの効果が出た。
「ひゃあっ!申し訳ございません、レイナ様!花瓶を割ってしまいましたわ!今すぐ片付けます!」
「なんだ…そんなこと。」
レイナは安直する。
ピ―――――――――――――――
「今度は何!?」
周りをよく見てみると、数歩先の床には、画鋲が落ちていた。
「…まさか、どんな危機でも察知できるって…どんな些細なことでも大きなことでも耳鳴りが…?」
これじゃあどれが本当の危機なのかわからない。
本当に危ない危機がいつ来るのかもわからない。
そう思うと、レイナは急に怖くなってきた。
「いやっ…待って…怖い…。」
寒気もしてくる気がして、レイナは震える。
ピ―――――――――――――――
「うるさい!うるさい!うるさい!」
まるで全身の細胞一つ一つが耳鳴りに反応して、自分に逃げてと言っているようだ。
それが恐ろしくて、レイナは半泣きで走り始める。
ピ―――――――――――――――
だれか 私を たすけて
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