表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/42

第1章 8話『司の魔法豆知識その1』


「で、あれはどう言うことよ、ツカサ。」

「実は話せば長くなるんだが、シイナは、昔魔王と戦った勇者の話知ってるか??」

「ええ確かそのお話では魔王は封印したことになってたわね。そして勇者の名前は・・・!?」

「そう、神堂聖一、俺のじいちゃんだ。」

「!?嘘!?だってもう4000年も昔の事よ、ありえないわ。」

「普通ならね・・・。でも俺は生まれて5年で前の世界に飛ばされた。科学世界に、その時に異変が起きたんだな。たぶん時空干渉現象が起きたんだ。そのせいで未来に飛ばされちまったのさ。だから俺は15歳なんだよ。」

「へぇ~。」

「その時に昔の記憶が全て飛んじまったのさ。」

「そうだったの。だから全属性・・・。」

「そう、じいちゃん譲りなんだ。」

「でも、どうして記憶が戻ったの??」

「それは、こっちの世界に飛んで来た時に母さんの声が聞こえたんだ。それで、さっき魔法を見てる時も声が聞こえて、それがキッカケで記憶が戻ったんだな。まぁ5歳までだからそんなに魔法は使えんけどな。」

「へぇ、でもどうして飛ばされたの??」

「それが、何か知らないけれど俺、命狙われてたんだわ。それで俺を科学世界に隠したわけよ。」

「へぇ~、でもどうして??」

「さっきも言っただろわからないって。」

「ふぅ~ん。じゃあツカサはどのくらいまで詠唱なしで魔法使えるの??」

「一応中級クラスまでは無詠唱で魔法は使える。でもそれ以上の魔法は学ぶ前に科学世界に飛ばされちまったから出来ないがな。」

「すご~い。中級クラスを無詠唱で、しかも5歳の時にはマスターしてるなんて。でもどうやったら複数の魔法を詠唱なしで出せるの??」

「強いて言えば、なれ、かな??うまく使えば初級の魔法でも最上級並みの力が発揮できるよ。」

「嘘!?」

「嘘は着かないよ。まぁ使い方によるけどね。」

「どう言う事??」

「早い話が属性の愛相だよ。例えば火は水に弱いけれど木には強いみたいな感じだよね。でも、風は火を補う力がある。それを上手く使うと初級でも威力は10倍以上にもなる。言わば1+1=5にも10にもなるって事さ。こんな風にね。」

そう言って俺は手の中で小さな竜巻を作り出しそこに先ほどのファイヤーボールを突っ込んだ。

すると火はたちまち燃え上がり炎の竜巻が出来あがった。

「どう??勉強になった??」

「えぇ、とっても、魔法ってこんな使い道も出来るのね。少し驚いちゃった。」

「じゃあ今日はもうこの辺でおしまい。後は町を案内してくれるかな、御嬢様??」

「わかったわ。じゃあ着替えて行きましょう。」

こうして俺達は町に向かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ