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第2章 7話『暴れた理由…』


「ところで司は何でこの森に来たの??」

「あぁ、俺は今年この学園に入学したばかりなんだが学園長に森で暴れているモンスターをどうにかしろって言われてな…。それで来たんだけど、来て早々可愛い女性がモンスターに襲われてたから助けたって訳だ。」

「可愛いだなんて…。って、ツカサはまだ1年生よね、どうしてこんな所に一人で来れるのよ。」

「だって俺ギルドランクA+だし…。」


・・・・・・・・・。


時が止まった。



次の瞬間。


「えぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」


と言うマリーンの驚いた声でこの森は支配されたのだった。



それから数分間俺はあらかたの経緯を説明した。

「ふぅ~ん、大体分ったわ。」

「で、その暴れてるモンスターってのは何処にいるんだ??」

「あぁそいつなら多分森の中央にいる奴ね…。確か、オリエントだったかしら。」

「そうそう、そいつそいつ。」

「だったら、案内してあげるわ。ついてきなさいよ。迷っても知らないんだからね。」

そう言ってマリーンは歩いて行ったので俺はついて行った。



そうこう歩いているうちに、奇妙な破壊音が聞こえて来た。


『ドーン、ドーン!!?』


「何の音だ??」

「多分オリエントよ。奴は普段大人しいハズなんだけれど、どうしたのかしら??」

「話し合いで解決できればなぁ…。」

「私が居るんだから…もっと強気でいなさいよ。」

「ありがとう、マリー。でも無駄な殺生は避けたいかな…。」

「司は優しいね…。」

「そうかな??」

「うん、すっごく優しい。」


そう言った彼女の笑顔はとてもまぶしかった。

流石はホーリーエルフである。

暗かった心が少しだけ明るくなった様な感じがした。


そうこうしているとオリエントが見えて来た…。


「あいつ…デカイな。」

そうデカイのだ。

大体5m位はありそうだ。

「なんだか恐竜みたいだな…。」

「恐竜って何??」

「俺が前に住んでいた所で昔生きていた生物だ。ただし、奴らはしゃべれない。」

「そうなんだ。」

「じゃあチョット行って来るから少し待っててくれ。」


そう言うと俺は魔法で飛んで奴の真ん前に浮かんだ。


「チョットそこのオリエント、どうして暴れている。」

「何だ人間、そこをどけ、邪魔をするな。ワシは今物凄く腹が立っているんだ。」

「何故、怒ってるんだ??」

「ワシの息子が理由もなく連れて行かれたんだよ。」

「誰に??」

「分らんからこうして暴れているんだ。もしや…貴様が息子を…。」

そう言うと、オリエントは俺に襲いかかってきた。

俺は咄嗟に魔法で結界を張るとすぐさま氷魔法で足場を固めて奴の足元を狙って少し大きめ丘を土魔法で作った。

すると案の定こけた。


「む、お主ずるがしこいな…。」

「そんな事はないさ。で、その息子ってどの位の大きさなんだ??」

「あぁ、今で生まれて3ヶ月になるから大体大きさとしては、1m50cm位だ。」

「特徴はないのか??」

「ワシに似ているとしか言いようがないなぁ…。」

「そうか、まぁ少し待ってろ、上から探してきてみよう。」

「むむ、すまない…。」


そう言うと彼は御辞儀をした。


意外と紳士的な恐竜であった。



俺は、マリーに事情を説明するとすぐに仲間達にも聞いてみると言い何処かに行ってしまった。

俺は、もちろん空からこの森の隅々まで探して回った。


しかし、オリエントの赤ちゃんらしき物は見当たらなかった。



帰ってみるとオリエントはまだ、横になっていた。

相当探し回っていたせいか疲れていたのだろう。

「空の方は駄目だった。この森から出て行ったのかもしれんな。」

「そうか…。私の息子よ…。何処に言ったのだ…。」

そんな切なそうな顔をされると、こっちも泣きたくなる…。


とそんな時、何処からか声がした。

多分念話だろう。

『司、司。』

「どうした、マリー何かあったのか??」

『それがオリエントの赤ちゃんを見かけたって言ってる奴がいるの。』

「何、本当か??」

『えぇ、本当よ。何でも、湖の方に向かって行ってたって聞いたわ。』

「湖か…。よし俺はすぐに向かうが、マリーはどうする??」

『私はもちろん行くわよ。使い魔が御主人様をほったらかしになんて出来る訳ないじゃない。』

「そうかじゃあ現地で落ち合おう。」

『チョット待って司。それよりいい方法があるわ。』

「何だ??」

『私を呼び寄せればいいのよ。使い魔契約した使い魔ならば、好きな時に呼び出す事が出来るのよ。』

「なんだ、そんなこと出来るのかよ。」

『だから、司が先に着くと思うから、そしたら私を呼び寄せてね。待ってるわよ、御主人様。』

「分ったよ。じゃあな。」

そう言って俺は念話をやめた。


「どうやら湖に向かって行ったてのを見た奴がいるそうだが何か心当たりはないか??」

「実は、今俺の妻が寝込んでて、それで、湖の近くで咲いている白い花さえあれば…。と言ってしまったんだ…。あの子はそれを取りに行ってしまったのか…。」

「そうか、だったら俺が両方とも持ってきてやる。」

「すまない、人間よワシは少し疲れたのでここで待たしてもらうよ。」

そう言うと彼は、眠ってしまった。


俺は急いで湖の方へと向かった。



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