第1章 2話『そんなこんなで・・・。』
「さて、私の御家を御案内するわ。着いて来て・・・ってその前に服ね・・・。」
すると僕に魔方陣が現れて一瞬で服が変わった。
今まで着ていた服とは全く違う騎士の様な格好に変わっていた。
「なかなかいいわね・・・。」
??
「何だ??この服は??何処かの騎士か??」
「いいえ、貴方は今日から私専属の執事として又、御学友として私と同じ学校に通いましょう。」
「でも、お金ないよ・・・。と言うかここに居座る話前提!!?」
「はい、お金は私が何とかしますわ。それに、ここに居座るのではありません。学校は来週始業式が始まるのですがそれまでに準備物を用意して、それと寮の手配をしなければ・・・。学校は残念ながら全寮制なので・・・。」
「そうなんだ、じゃぁ気兼ねしなくて助かるよ。」
「でも、貴方の肩書はあくまでも私の執事なのですよ。ですから、私と同じ部屋で良いですよね、ツカサ??」
「えっと・・・。それは本気で??」
「本気と書いてマジよ。」
・・・。
御譲様・・・そんな目で見ないでくれ・・・。断れないじゃないか・・・。
「分ったよ、それで手続きはどうするんだ??」
「とりあえず大丈夫よ、お金でものを言わせるから。」
って無邪気に物騒なこと言うよな、この御譲様は・・・。
「で、これから何処に行くの??」
「まずは貴方がどの魔法に属してるか調べに行くのと、魔力の強さを測りに行ってギルド登録しなきゃいけないの。」
「じゃあさっさと行こうぜ、日が暮れちまうよ。」
「そうね。まずは、魔法の属性を調べに行きましょう。ギルドに行ったらギルド証に属性と魔力が記されるようになるから、それによってランク分けされるのよ。」
「へぇ~。ちょっと面白そう。」
などと話しながらギルドに向かった。
次回は『ギルド組織について』です。