第1章 25話『クラス分け』
そんなこんなで始業式は終わり、今度はクラス分けをする事になったのだが、クラスは一学年で10クラスに分けられるらしい。
何でも、レベルにいよるクラス分けなので、クラスごとで強さが異なるらしい。
ちなみに平均のレベルはFだそうだ。
俺みたいに、入学当初で+Aの人間は滅多にいないらしい。
まぁ俺が可笑しいのは自覚があるのでこの際置いておこう。
で次に強いレベルが、Bの人間が5人、これも珍しいらしい。
大体強くてもC位が普通なのだが今年はどうも可笑しいらしい。
まぁ特異体質の人間が一杯居る様な感じなのかもしれない。
そんなこんなでクラス分けがされていく。
もちろん俺はSクラス、そしてこのSクラスにはシイナ、そしてフランク兄妹も入る事になった。
そして何故か、ストーカーも一緒らしい。
まぁストレス発散にもってこいの一発屋だからかもしれないが…www
そんな話は置いといて、問題は担任である。
この担任の先生によってこの1年間が有意義になるか決まって来るのだそうだ。
俺達は2年生に誘導されながら教室に向かった。
その途中で何やら俺の方を見て“キャ~”と黄色い声が飛んでいたが俺は気にせず先輩について行った。
その時後ろから声がした。
「あっ、ツカサ君Sクラスなんだって??流石ツカサ君ね。頑張りなさいよ。」
と、シンディー先輩に激励の一言を頂いた。
「あぁ、シンディー先輩も頑張って下さいね。」
そう言って手を振り返したらシンディー先輩は、じゃあ後でね、と言って去って行った。
その時少し殺気を感じたが、まぁ気にしない方向で行こうと思った。
その後クラスに入り、自分の席を探した。
どうやらシイナと隣で、反対側はフランク兄妹だったので俺は内心ほっとした。
そして、何故かストーカーはシイナの席の前でシイナに猛烈に迫っていた。
その隣には困惑した女の子が立っていた。
「どうしたんだ??」
「あ、ツカサさん、実はそこ私の席なんですが、そこの殿方がどいて下さらないので…。」
「あぁ、迷惑してたのか…。すまん、すぐにどけるから。」
そう言うと、俺はストーカーにサンダーランスをぶつけて、風魔法で浮かせると、教壇の上に供えた。www
「シイナも何時も大変だなぁ…。」
「本当よ。全くあいつってば人の気持ちも知らないで…。ムカつくわ。それより悪かったわね、あいつが貴方に迷惑かけて…。」
「いえ、気にしないでください。」
「まぁ何かあったら俺等に言ってや。」
「はい、ありがとうございます。」
「ところで名前なんて言うの??」
「あっ、すみません、名前はディクシー・F・メイニーです。気軽にメイって読んで下さい。」
「あぁ、よろしくな。俺は神堂司だ。で、こっちが知っての通りマリー・J・シイナだ。シイナは俺の主みたいなもんだ。」
「よろしくねメイちゃん、ツカサはマリー家の執事兼私の友達なの、よろしくね。」
「はい、シイナさんよろしくです。」
「でこっちが、フランク兄妹で、兄のフランク・P・カエイでこっちが妹のジュリアだ。」
「よろしくな、メイちゃん。」
「よろしくね、メイちゃん。」
「はい、よろしくお願いします。カエイさんに、ジュリアさん。」
「まぁフランク兄妹とはこの間知り合ったばかりだから、そんなに気にする事はないからな。」
「はい、分りました。」
と、そんなやり取りをしていると、誰かが、教室に乗り込んできた…。
どうも、シオンです。
今日はここまでにしておきます。
明日は、期待の先生…。
乞うご期待www
意外な人物が出てくるかもよ…。
ではでは、明日また会いましょう。
シオンでした。