第1章 14話『キャラ崩壊!?』
ロビーに行くとまず受付で、制服に関して聞いてみたら、問題なかったのだが、サイズを測り直さなければならないのでと言う事で測ってもらうことになった。
誰にと言われたら普通は、メアリーさんなのだろうが何故かシイナが測りたいと、言って聞かなかったので渋々了承した。
そこで、近くの更衣室に行くことになった。
更衣室は人が4人入れるか入れないか位のカーテンで仕切りをしているタイプのやつだ。
そこに二人で入った。
「じゃあまずはどうすればいいんだ??」
「どうすればって…測るんだから、服…脱ぎなさいよ。」
そう言ったシイナの顔は少し赤かった。
俺は言われるまま服脱ぎ下着姿(ボクパン一枚)になった。
少し恥ずかしいとか思いながらシイナの方に向くと、シイナの顔が湯気が出るんじゃないかと思うほどに赤くなっていた。
「シイナ、脱いだけど…ってシイナどうした??顔が赤いが熱でもあるのか??」
俺はそう言いながらシイナの額に手を当てた。
熱はないようだが…。
「うん、熱はないな、大丈夫か??気持ち悪いとか??」
「そうじゃないくて…ツカサの体見て、少し恥ずかしくなっただけだから、気にしないで。」
「そうか??それならいいけど…、じゃあ測ってくれ。」
「分ったわ。」
シイナはメモリのついてある、紐状のもの(メジャーのようなもの)を俺の腰に回して測っては紙に書き、そして次に首回り、そしてお尻、そして首からの長さと、腰骨からの長さ、そして股間からの長さを測り、紙に書きだした。
最後にと、頭の大きさを測るために背伸びをして一生懸命になって測ろうとしていたので俺は少し屈んで測りやすいようにした。
するとシイナの顔と俺の顔が10cmもないのではと思うほど近くなった。
シイナは頭を測るとこれで終わりと言わんばかりに俺の唇を去り際に奪っていった。
はい??今何が起こったんだ??シイナに頭を測ってもらって、それから…。
俺は混乱した。
「シイナ今のは…??」
「誤解しないでよね、別に好きでも嫌いでもないんだから。ただ、大人しくしてくれてたから…こんなの…ただの…ご褒美なんだからね。」
何このツンデレww
こんなキャラだったか??シイナ…。
まぁ深く考えないでおこう、うん、そうしよう。
俺は深く考えることなく、そのままロビーに向かった。