第1章 12話『車内にて2』
そうこうしていると次の駅に着いた。
そこで変な奴がホームで暴れていたので軽く魔法で抑えこんだ。
どうやってかって??
それは土属性魔法『ドーム』を使ったのさ。
ドームは回りを固い土で囲みこみ本来は敵から身を守るために使う代物なんだが今回は逆に敵に使うことで閉じ込める作戦にした。
しかも、3重にして…。
周りの奴らも少し発想的に出てこなかったのか驚いていた、
まぁ、周りの目何か全く気にならないが、益々シイナがウットリしている様に見える・・・。
そんなこんなで列車に乗って早30分、いきなり扉が開いた。
「あの、相部屋良いですか??」
と、一人の女の子が言ってきた。
「シイナ大丈夫か??」
「私はいいわよ。」
「そうか、ならいいよ。」
「ありがとう、もう一人連れがいるの、ちょっと待ってて。」
そう言って彼女は荷物を置いて何処かに行ってしまった。
「??どこかで見た様な気が・・・??」
「シイナ知り合い??」
「たぶん・・・。」
「お待たせ~。」
「すまない、無理を言って。」
「いや、別に大したことじゃないさ。気にするな。」
「そうよ、遠慮せずに座って座って。」
と、シイナが少し他人行儀モードになっていた。
「じゃあ遠慮なく、俺の名前はフランク・P・カエイ。フランク家の長男だ。」
「私の名前はフランク・P・ジュリアよ。ちなみに私達は双子よ。」
「へぇ~、俺は神堂司、今はわけあって、マリー家のシイナ専属執事兼御学友って事になってる。」
「私はマリー・J・シイナよ、一応マリー家の長女よ、よろしくね。」
「えぇ~。マリー家って、あのマリー家!!?」
「えぇ、あの、マリー家ですわ。」
「どうしたの??マリー家ってそんなに凄いの。」
「貴方、マリー家の執事をしていながらそんな事も知らないの。いい、マリー家はね、この国で一番のお金持ちで、魔法もとっても優れている一族なの。」
「へぇ、凄いじゃないか、シイナ。」
「ありがとう。でも、貴方には負けるわ。」
「そんな事・・・あるか・・・。」
「そうそう、ただでさえ全属性なのに、魔法で敵う訳無いじゃない。」
「全属性!!?本当に全属性なの??」
「うん、俺の家族は代々全属性だよ。まぁ、俺含めて5人しか確認してないけどな。」
「すげー、マリー家に全属性の奴、ってどんな組み合わせだよ。」
「本当よね、私たちじゃ到底敵わないわね。」
「でも、そんなこと言ってフランク家も名門中の名門じゃないの。確か雷属性に特化した一族だったわよね。」
「ええそうよ。そして聖属性もね。」
「へぇ、それぞれ特化してていいなぁ・・・。俺は特化してるとこないし・・・。」
「どこがよ!!全属性中級魔法までなら詠唱破棄出来るくせに。あんたの場合は全属性特化してるのよ。」
『全属性に中級魔法の詠唱破棄!?この年で??化物か!!?』
「ほら、御覧なさい、化物扱いになったじゃない。いい、貴方は特別なのよ、その力を間違った方に使っちゃだめだかね。」
「わかったよ、シイナ。この世界で一番最初に出会って何にも知らない俺に手を差し伸べてくれた君を助けるためだけにこの力を使うよ。」
「やだ、ツカサ、そんな事言われたら恥ずかしいじゃないの。人が見てるわ。第一私と貴方は一家族なのですよ。そんなのダメですわ。」
「どうしてだい??僕は君を守ってはいけないのかい??」
「だって私達まだ子供なのよ、そんなの早すぎるわ。」
「はぁ??シイナもしかして勘違いしてないか??」
「勘違い??そんなのしてないわよ。」
「いや、絶対にしてるね。あの言葉をプロポーズだと勘違いしてるね。」
「えっ、勘違いなの・・・。」
「そう、勘違い、あの言葉は、『学園生活で何があっても』って意味だよ。」
「あぁ、そうだったの・・・。残念・・・。」
「ん??何か言った??」
「いいえ、別に、なんでもないわよ、ツカサのバカ。」
そう言って彼女は膨れて知らん振りをした。
「仲がよろしいのですね。」
「出会ってまだ1週間しかたってないけどね。」
「へぇ・・・それまではどうやって過ごしていたのですか??」
「それまでは、普通に平和にのんびりとその日暮らしで生活してたのさ。」
「へぇ~。じゃあその時に魔法を覚えたの??」
「いや、3歳の時までに、大体は学んだ。そんで最近シイナの家の本を読んだらだいたい覚えた。」
「そんな大雑把な事で覚えられるものなの!?」
「あぁ、もう慣れだな慣れ。基礎さえシッカリしていれば大丈夫だよ。」
「へぇ・・・、凄いんだねぇ・・・。」
「そんな事ないよ、全部本の受け売りだけどね。まぁ今は時空魔法に挑戦中だけどね。」
「時空魔法!!?もう凄過ぎて何にも言えないよ・・・。」
「あはははは・・・・。」
「ツカサの前じゃどんな人間でもちっぽけに見えるよねぇ。」
「そうだなぁ。俺達に勝ち目ないじゃん。」
などと言っていると先ほどのストーカーが現れた。
「シイナ僕のシイナ、どうしてなんだ、そんなにその男がいいのか、分ったよ僕がその男を消してあげるよ。」
などと言いつつストーカーとか言う男は俺に襲いかかって来た。俺はつい、
「きもいんじゃぼけぇ~。」
と言って軽~く、時空魔法を行使してみた。
いわゆる相手の体を自分の思った場所に転移させる転移魔法だ。
その結果、ストーカはどこかに消えていった。
「さて、邪魔者は消えたし、読書でもしよう。」
そんな事を言いながら、
俺は手に持っている教科書をめくり始めた。
しかし前の二人はこう思っていた。
(司には逆らわない方がよさそうだ)と…。
どうもシオンです。
なんだか話の内容がギャグ化してきていてどうにも…。
まぁこれはこれでいいんですがねwww
感想などあれば嬉しいです。




