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空と地の間

作者: 安岡 憙弘

  空と地の間

                              安岡 憙弘よしひろ

 犬をつれて散歩しているととても素敵な場所をみつけました。そこはぼやっとしていると見逃してしまうような場所なのですが窪地のように田んぼの土手と土手の間にはさまれているんです。深さは底から1.5mくらいあるでしょうか。そしてそのV字の一番底をコンクリートできれいに整備された農業用水がサラサラと流れていて犬がよろこんでその水をのみます。わたしはその場に犬をくくりつけてV字くぼみの一方いっぽうの土手の草原くさはらに寝そべりました。

 そこからは青い空と白い雲しかみえませんでした。

 タンポポや春の花がきれいに咲いていてなにともいえない清潔感がしました。しかもそこは地の上からは私達の姿は一切みえませんし私のところからも地の上のものは一つもみえませんでした。

 わたしはそこを空と地の間と名づけました。

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