ボーイッシュな嫁
今回は僕が愛してやまないボーイッシュな娘の話です。
考えてるキャラで一番推してます。
月曜日にもなり、うちは重い体に鞭を打ち学校へ向かう。
うちの学校は制服が無くみんな私服だ……一部はコスプレ的なノリで制服を着てくる人もいるけど。
そのためうちも私服だが、基本妹に服をチョイスされ男らしいラフな服も隠されているのでかわいいゴスロリ服とかパーカーにかわいいスカートとかを着させられる。
正直体も細いし顔も女性的だから男らしい服を着てもボーイッシュな女子にしか見えないけど……
電車に乗ったら痴漢に合うし、夜遅くなったらナンパに合うし、女性モデルのスカウトされるし。
正直この体好きじゃない、さっきも援交させられそうになったし。
うちが毎度のことそうぐちぐち言っていたら後ろから飛びつかれちょっとした重みがかかった。
「美由、おはよう!なんか元気ないな?」
「大体なんで元気ないかわかるでしょ……はぁ」
あと、程よいサイズの胸が当たってますよ渚沙さん。見た目は女子だけど中身は男ですよ。
あ、ちょ、押し付けるな!確信犯だな!やめろやめろ!
うちは理性が飛びかけて耐えきれなくなり、ばっと振り払いながら振り向いた。
すると、彼女は体を下ろしてくれた。そして振り向いたら白坂渚沙のにぃっと八重歯を覗かせた元気ないたずらっ子の顔があった。
髪型はショートカットで地毛だが髪色はそこそこ明るいこげ茶色。さらさらしている。
凛々しくかわいい目にすっとした鼻、顔も小さくとてもかわいい。
服装はTシャツの上にグレーのパーカーを羽織って、下はジーンズ生地のショートパンツからすらっと程よい筋肉質な生足が伸びている。
健全なエロスを感じる……
「にひひっ、美由ってば真っ赤じゃん!かわいいなぁ、うぶだなぁ。」
「うるさい!人の目もあるところでこここここんな破廉恥なマネするなよ!」
「えぇー?でも正直うれしかったんでしょ?――――それに、誰にでもこういうことするわけじゃないし…………」
「ん?なんか言った?」
「いやっ!何でもないからな!からかうのが楽しいって話!」
渚沙は顔を赤らめながら手と首をぶんぶんと降って否定する。
まぁ、全部聞こえてたけど……
こいつは一応うちの幼馴染で、彼女とかいうレベルどころじゃないほど仲がいい。
妹に無理やり付き合わせられるまでずっと渚沙と普通に一緒にご飯も食べてたしデートもしたしお風呂にも入ってたしお互い膝枕したりして耳かきしあったりとか、あとは夜の営m……もといお泊りして一緒のベッドで寝てたりしたし。
あれ、もう実質嫁では……
ちなみに妹と付き合ってるのは仮であって妹のわがままを聞いてるのだが(妹も仮なのは知っている)。うちは渚沙が好きで両想いだったりする。
そして、名目上だが妹と付き合ってるため、付き合ってはいない。
実質付き合ってるけど。告白したし……
まぁ、そんな渚沙とはいつも登校時間が被る為一緒に登校している。
俺は渚沙の手を取ると渚沙は顔を赤らめながらもぎゅっと握り返してきた。
「なぁ美由?課題は全部終わらせた?実は……」
「わかってるわかってる。終わらなかったんでしょ?」
そう、渚沙はあまり勉強ができない。
だから毎回課題などは見せてあげてたりする。ちなみにうちは運動できないけど渚沙はめちゃくちゃ運動ができる。帰宅部だけど。
うちは仕方がないので見せてあげることにする。
「しょうがないなぁ、はいっ。教室ついたらぱぱっと写しちゃいなよ」
「ありがとっ!助かる!」
そうこう話してるうちに学校にたどり着いた。
――――きょうは渚沙の家にお泊まりする日だっ、妹から解放される!――――
いいですね、うん。いいぞぉ。かわいいかうわいい!
てことで次はいい感じにいい感じのキャラがいい感じに出てくるよ!