プロローグ
初めましてかわいい妹、先輩、ボーイッシュ、ツンデレなどなどあらゆる萌えを追い続けて人生百週目な田中響です。
かわいいは正義なので読んでってほしいな。
ちなみに主人公の一人称はうちですが男です。
まるで美人な美男子です。
田中ってかっこいいですよね
初めのプロローグ。
先週起きたら死んでいた。
いつ頃だろう、夢の中に川が現れ橋があった。
後ろを見ると戻る橋がある。
うちは目の前にあった橋の正体を瞬時に察し、戻る橋に向かって全力で走って体にたどり着く前に橋から落ちていったのだ。
結果、成仏もできず中途半端に戻ってしまった。
驚いたり恐怖を感じると勝手に魂抜けるし、幸せ感じると魂が浄化され心がピュアになったり。
物事が中途半端に魂、根本的な部分に関与しやすくなってしまったのだ。
だが一つ利点はもちろんある。
肉体にしっかり縛られてないため自由に抜けられる。
そして、魂の力を使って人の魂に少し関与できる……使えねぇけど!
まぁそんなこんなで1週間過ごしてみたけど、慣れねぇよ。
そんなことを寝起きにあほみたいに頭でナレーションしていたら、下の階から階段をどたどたと駆け上がってくる音が聞こえる。
間違えなくうちの自室に向かってきている。
気にすることはない、今日は日曜だ二度寝しよう。
うちは世界記録的な速さで熟睡に入った。
あぁ、女神が舞い降りてきた……美少女に囲まれてるぞ!幸せd――ぐはっ!
急に腹上に適度な重さのものが落ちてきた。
何かにダイブされたようだ、まぁ犯人はわかってるけどさ……
「おにぃ!おーきろー!」
「うちはまだ寝たいんだ寝かせろ。あと起こすとしても普通に起こしてくれない!?」
「美冬はかまってほしいのぉぉぉぉぉぉ!」
「うるせぇ!あと地味に足を足で挟み込むな!……だからって胸を当てるな」
「むぅ……」
このうるさいのは春宮美冬俺の妹である。
「おにぃ!聞いてるの!?」
「すまん聞いてなかった」
「もぉぉぉぉぉぉ、知らない!」
美冬は頬を膨らませ、少しいじけた様子で抱き着いて目を閉じていた。
「なんだよ美冬」
うちが頭を撫でながら聞いてやると、少しくすぐったそうにもじょもじょと動いた。
「私も一緒に寝る~!」
美冬は引き離せないほどしっかりと抱き着いたまま眠りに落ちてしまった。
「はぁ、もういい寝るか」
うちも美冬に習って睡眠に戻ることにした。
美冬のことをぎゅっと抱いてあげて眠りに落ちた。
ぎゅっとしたとき美冬がぴくっと動いて抱きしめる力が強まった気がしたけど気のせいだろう。
幸せだ、魂が浄化されてく……物理的に
美冬はうちの妹であり――――彼女である。
もちろん続きも不定期に書いていくので、評価ブクマよろしくお願いします。
次は学園での日常です。
欲望詰め込んでいきます。