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プロローグ2

骸骨になった自分の状況に全くもって理解できない俺はフリーズしていた。

「な……何だよ……これ?」

フリーズして戻った開口一番がこれである。

どれくらい固まっていたのか自分では分からないがこのレベルの言葉しかでないくらい驚いていたのだった。

「何って骸骨戦士スケルトンだよ?」

俺の独り言にさも平然と参加してくるひとつの声。

今特に俺が今の状況を説明出来るであろうやつで思い当たると言うか俺をこうしたであろう自称神である。

「どうして骨なんだよ!! 説明しやがれ!!」

俺は若干キレ気味に捲し立てる。

「そんなカッカッしないで。 ちゃんと説明するからさ」

何が面白いのか分からないがくすくす笑いながら神が言った。

「君に少し話しただろ? あの世は人が多いから少し死人を転生させるって。 でもそれを司ると言うか強引に認定させられた僕にはあまり黄泉返し出来ないし仕方ないからその人達にはアンデット系の魔族か魔物とかになってもらうはずだったの。 でも大体反抗されて無理やり意識飛ばせたりして連れていってたんだけどね」

そう言って一度言葉を切る。

いってる意味は分かるだが、何も言わないで連れてくるのは些かやりすぎだと思う。

「でも、君だけだよ? 今まで送った人のなかで何も伝えずにいた人は」

考えを読んだのか…………って、はぁ!? 俺だけ?

「そう。君だけ」

何で、と聞こうするよりも早く神が答えを出す。

「君にもいつもと同じように異世界いくか聞いたんだよ。 それでね君は即決しただろ? いつもの人達なら少し悩んだり助けを求めるような顔になるんだけど君は違ったし僕が軽ーく記憶阻害魔法をかけたけどそれを抵抗レジストして見せたんだ。 こんな面白い人は初めてだからねつい伝え忘れちゃって……ごめんね」

ただの伝達不足らしいが色々とツッコミどころがある。

「俺魔法弾いたのか?」

まずそこだ。

俺は平凡な高校生だったはずである。

一族が陰陽道の家系でもないしましてや手品師の家系でもない。

ただのサラリーマンの息子だ。

「そう防いだんだよ。 僕にも詳しくはわからないけど潜在的なものだと思うよ?」

神はそのあとの問についてもしっかり受け答えした。

「で、こっちの伝達ミスで怖がらせてしまったから君にはいくつかの固有能力ユニークスキルをあげるよ」

質問タイムが終わったあと神はこう告げた。

「べっ、別にっ、こっこっ怖がってなんかねぇし!」

うん怖がってはないんだ。ただ驚いただけなんだ…… ほんどだよ?

心で思ってたのを読まれたのかふふっと神が笑う。

そんな姿は少女のようでとても可愛らしかった。

「そんな風に思ってくれるのかい? 嬉しいなぁ ちょっと照れるけど」

また心を読まれたがもういいのだ。

この神は良い神なのは分かったから。

「コホン、じゃっじゃあスキルを与えるよスキルは前に話したように頭に浮かんでくるからね」

少し顔を紅くしながら説明する神。

その神が俺に手をかざすと俺の頭にスキルが浮かんでくる。


能力スキル起源捕食オリジン イーターを取得しました。』


能力スキル 「光の墓標へ進む道」を取得しました。』


神からは2つの固有能力ユニークスキルをもらった。

これで種族として持ってるスキルと自身が持っていたスキルで7つになった。

頭に思い浮かべるとそのすべてが見える。

これはこの世界──パルガディア──では当たり前の事なのだそうだ。

神から聞いた話だと全種族に一応自身を鑑定する能力があるらしい。

それが頭に思い浮かべるという方法で発動する。

試しにやってみるとこんな感じだ。


スケルトン レベル1

種族能力スキル ・不死者

・恐慌耐性

・剣技 レベル2

・夜目

固有能力ユニークスキル ・念話

起源捕食オリジンイーター ・光の墓標へ進む道


これが今の俺の能力である。

こんなステータス画面が出るのだが自然と邪魔にはならない。

てか、俺念話出来るんだね。

「じゃあ僕は帰るね、楽しかったよまた来るかもしれないしそっちが来るかもしれない でも僕は君を見てるからね。」

そう言うと神は消えた──いや、消えたのだろう。 なんせ一回も姿は見てないからな──

俺は深い霧の森を歩いていく。

強くなるために。 死なないために────


それから百年ほど経ってこんな昔話をしているのだがね。

俺は今も骨だ。だが、今は赤黒いローブを纏い骨自体を一つ一つが太くただの鋼鉄の剣じゃ傷すら付かない。

そう俺は進化を重ねてリッチーにまでなったのだ。





こんにちは七八転です。

とても遅れました。

早く書けるようにしたいのですが、作者も死体になりかけです。

ですが、これからも頑張って書きたいと思います。


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